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7/2【新日本】飯伏“ドーム連戦コス"でYL連破 辻&上村に「いつかドームのメインで…」

『映画 ゴジラvsコング Presents KIZUNA ROAD 2021』東京・後楽園ホール(2021年7月2日)
○飯伏幸太vs辻陽太×

 飯伏が新春の東京ドーム2連戦仕様のコスチュームで、上村に続き、辻を連破。「将来2人が東京ドームのメインでやれるように」と願いを込めた。

 7・25東京ドーム大会でIWGP世界ヘビー級王者・鷹木に挑む飯伏が第1試合に登場。今シリーズの後楽園大会で上位陣とのシングルマッチを重ねてきた辻に胸を貸した。飯伏は6・23後楽園大会での上村戦に続いての、ヤングライオンとの対決となった。

 シリーズ中とは違うイメージカラーの青に金色が入ったタイツで入場した飯伏は、序盤から気迫全開。何度も「来いよ!」と辻を鼓舞し、正面から攻撃を受け止める。辻もパワーを活かしたショルダータックルでゴールデン☆スターを吹き飛ばす場面も見られたが、飯伏は一歩も引かずに豪快なミドルキックで蹴り倒すと、エグいキャメルクラッチで絞め上げた。さらに、またも「来い来い」と吠えて、辻の頬を叩く。辻は絶叫しながらチョップを乱れ打つが、ここでも飯伏がミドルキック一撃で返り討ちにし、厳しい姿勢を後輩に示した。

 しかし、辻は意地のドロップキックで反撃。サマーソルトドロップ→ジャンピングボディプレスの連続攻撃など躍動感溢れる動きを披露する。続く逆エビ固めは飯伏に楽々と切り返され、フットスタンプの餌食になるが、不敵な表情で先輩にビンタを連発。飯伏も打ち返して激しい張り合いに。飯伏は連打で棒立ちにさせたものの、負けじと辻もスピアーを突き刺し、ジャイアントスイングでぶん回すと、そのまま手を離さずに逆エビ固めに持ち込んだ。

 さらに、辻はルチャ流の丸め込みで揺さぶりをかける。が、余力を残す飯伏はカウンターのラリアットを一閃。一撃で流れを変えると、逆片エビ固めに捕獲する。ロープを目指す辻をエグさ全開の拷問式逆片エビ固めで絞めに絞めてギブアップをもぎ取った。

 試合後、うずくまる辻に声をかけ、拍手を送って激励した飯伏は、勝ち名乗りを受けずにリングをあとにした。

 あえて普段とは違うタイツで試合に臨んだ飯伏。それは辻と上村へのメッセージだった。「この間、上村とやった時のコスチュームを覚えてますか? 僕は1・4ではいたコスチューム、これを上村戦ではいて、今日のゴールド。わかりますか? 1・5東京ドーム、その時に着たコスチューム」と語り、「これは将来2人が東京ドームのメインでやれるように…」と願いを込めたことを明かした。

 そんな飯伏も今月末にはドームのメインが控えている。ちょうど昨日でデビュー17周年を迎えてばかりだったが、「勝ち負けじゃないですよ。気持ちがやっぱり入っているし、目の輝きが違いますよね。本当にギラギラしてた。自分もそうだったから。気持ち良かったな。凄い気持ち良かった」と18年目の初戦は有意義な戦いになったようだ。初心を取り戻して、気持ちを新たにした飯伏は、このまま鷹木戦へと突っ走る。

【飯伏の話】「素晴らしいですね。若者とやると凄くエネルギーをもらえるというか。あんなね、(ジャイアントスイングで)回す人もなかなかいないっすよ、今。素晴らしい発想だったりを持ってるなと今日は辻から思いましたね。いやあ、本当に凄いですね。……で、ひとつだけ言いたいことがある。この間、上村とやった時のコスチュームを覚えてますか? 僕は1・4ではいたコスチューム、これを上村戦ではいて、今日のゴールド。わかりますか? 1・5東京ドーム、その時に着たコスチューム。これは将来2人が東京ドームのメインでやれるように。勝ち負けじゃないですよ。気持ちがやっぱり入ってるし、目の輝きが違いますよね。本当にギラギラしてた。自分もそうだったから。気持ち良かったな。凄い気持ち良かった。もっともっとやりたいですね」

【辻の話】「俺はこれで10試合シングルを戦った。戦う前は海外に行けないくすぶっている今の自分をどうにかしたいと思っていた。だがな、この10戦を終えてみて、棚橋さんや飯伏さん、オカダさんと戦ってみて、今の自分が歩んできたこの道のりは間違いじゃなかったって気づいたんだ。このまま自分を信じて俺は突き進むだけだ。海外に行こうと、日本でこのままやっていこうと俺は俺の道を進む。それだけだ」

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