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7/11【NOAH】武藤&小川組が仙台魅了 M's優先強調も武藤「ベルトも一発で獲れる」

『CROSS OVER 2021 in SENDAI』宮城・仙台サンプラザ(2021年7月11日)
○武藤敬司&小川良成vs清宮海斗&鈴木鼓太郎×

 “達人コンビ”ともいうべき武藤&小川組が、ノア夏のビッグマッチ第1弾となった仙台大会で実現。あうんの連係で快勝し、武藤も改めて“将来的なGHCタッグ挑戦"に思いを馳せた。

 故・三沢光晴さんを“永遠の恋人"とする武藤。そして三沢さんのパートナーを長年務めた小川。両者は今年5月の後楽園大会でトリオを組み、自然と足4の字固めの競演で快勝した。試合後、武藤が「なぜ三沢さんが小川選手を横に置き続けたか分かった」と語り、いつの日かのタッグ結成を希望していた。

 その日は意外と早く、2ヶ月後にやってきた。天才・武藤と、無限の引き出しを持つ男・小川の“マスター"コンビが杜の都ビッグマッチのセミファイナルで実現。清宮&鼓太郎組と対決し、武藤は小川に合わせて“Gジャン姿"で現れた。

 一方の小川は革ジャン姿で現れて、こちらの“息"は合わなかったものの、試合では達人タッグぶりをいかんなく発揮。言葉を交わさずとも、息のあったヒザ攻めで鼓太郎を追い詰めた。

 中盤には清宮が若さあふれる躍動で巻き返し、鼓太郎も武藤をタイガードライバーで投げてみせたものの、3カウントには至らず。逆に最後はドラゴンスクリューの競演から武藤がシャイニング・ウィザードを叩き込んで鼓太郎を仕留めた。

 試合後もガッチリ握手を交わした武藤と小川。「彼はGジャンで入場するんじゃないかと思って、密かにGジャン家から持ってきたら革ジャンだったよ…」と肩を落とした武藤ではあったが、「俺たちの“呼吸"も始まったばっかりで100%じゃないな。まだ余白があるっていうか、伸びしろがあるってことだ」と改めてチームとしての手応えを得た。

 一方で「M's allianceの仕事もまっとうしていかないといけない中で、小川は“M"ついてないから…。だから今はM'sがもう少し羽ばたくように力を貸したいっていう気持ちのほうが強いね」とも強調。あくまで“M's alliance優先"としつつも、「小川選手とのタッグに関しては来年でも再来年でも、例えばいきなりタイトルマッチに挑戦するって機会が与えられたら、一発でモノにできる自信はありますよ」と、改めて将来的なGHCタッグ挑戦に思いをはせた。

【試合後の武藤】
――自ら希望した小川とのタッグが実現した

▼武藤「最後“お膳立て"もしてもらってね、気配りがいいじゃない?(笑) ただ、俺もちょっと気ぃ使ってさ、彼はGジャンで入場するんじゃないかと思って、密かにGジャン家から持ってきたら革ジャンだったよ…(笑) だから俺たちの“呼吸"も始まったばっかりで100%じゃないな。まだ余白があるっていうか、伸びしろがあるってことだ、俺たちのチームは」

――今後もチームを継続していきたい?

▼武藤「いや、やっぱり俺もノアに本格参戦するきっかけがM's allianceだったからさ。M's allianceの仕事もまっとうしていかないといけない中で、小川は“M"ついてないから…。だから今はM'sがもう少し羽ばたくように力を貸したいっていう気持ちのほうが強いね。小川選手とだったら、いつでも行けるような気がするんだよ。どういう性格してるかも知らないんだけど、ことリングの上の話なら、何も語りかけなくてもいいっていうか、お互い完成してるからさ。いつでも組めるような気がして。まぁまぁ、気長でいますよ」

――M's allianceを一段上に持っていくのが一番の課題?

▼武藤「そうっすね。せっかくM'sで始まったノア。丸藤も今、チャンピオンだし、何か大きなこともやりたいって気持ちもあるし。でもなんか…なんとなく…密かにグレート・ムタもメラメラ青い炎を燃やしてるような気もするしさ、そこは様子をみながら。ただ、小川選手とのタッグに関しては来年でも再来年でも、例えばいきなりタイトルマッチに挑戦するって機会が与えられたら、一発でモノにできる自信はありますよ」

――ムタはM's allianceの一員になりたがっている?

▼武藤「いや、ムタはM'sじゃないからさ。何も表明してないから。ムタは厄介ですよ。逆に拳王のチームに入っちゃうかもしれねーな。ムタは。代理人の俺が勝手に言ってるだけだけど。ま、一寸先はハプニング。分かんない。そのほうが面白いよ!」

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