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7/18【NOAH】タッグ王者決定戦へ最後の火花 中嶋&征矢が余裕の“緊急金剛サイン会締め”で弾み

『UP TO EMOTION 2021』静岡・ふじさんめっせ(2021年7月18日)
○拳王&中嶋勝彦&征矢学vsマサ北宮&清宮海斗&岡田欣也×

 7・22後楽園大会のGHCタッグ王者決定戦「北宮&清宮vs中嶋&征矢」に向けて、両軍が富士の麓で最後の火花。中嶋&征矢が余裕の“金剛緊急サイン会締め"で奪取へ弾みをつけた。

 GHCタッグベルトを保持したまま仲間割れした中嶋と北宮。血染めの金網戦を経ても遺恨決着とはならず、ともに王座返上を拒絶して「俺が王者」を主張する異常事態が続いていた。

 ようやく北宮が清宮、中嶋が征矢をそれぞれ新相棒に指名しての新王者決定戦が決定。この日の富士大会メインで最後の前哨戦に臨み、中盤には中嶋と北宮が感情的な火花を散らした。

 北宮が清宮と息のあった連係をみせれば、征矢も中嶋の窮地をラリアットでカットインして救出。中嶋と北宮は投げ捨てジャーマン合戦も繰り広げ、北宮がラリアットをぶち込めば、中嶋も鋭いトラースキックを頭部に叩き込んで譲らない。

 終盤には岡田が奮戦したものの、最後は拳王が強烈な蹴暴からのPFSで完勝。最終前哨戦は金剛サイドに軍配が上がった。

 試合が終わっても中嶋と北宮は場外で喧嘩腰のエルボー合戦を繰り広げたものの、鉄柱に叩きつけて競り勝ったのは中嶋。不敵な笑みとともにベルトを持ってマイクを握ると「おい、そこの若いの二人。後楽園、もう待ったなしだぞ」と北宮&清宮に通告した。

 ひるがえって観衆に向き直すや「いやー今日は気持ちがいいよ。気持ちがいいからさ、拳王、征矢、これからサイン会……サイン会に行く!」と宣言。レアな“金剛サイン会"を気まぐれで突じょ開催し、長蛇の列ができるなかで富士大会の幕が下ろされた。

 一連の抗争では北宮に2度に渡って直接敗れている中嶋だが、決定戦直前で一本取った形。関東地方の梅雨明けと同時に行われるタッグ王者決定戦。長雨のような抗争の果てに青天を衝くのは中嶋か、それとも北宮か――。

【試合後の中嶋&征矢】

▼中嶋「もう待ったなしだよ、リング上でも言った通り。もう一本のベルトは俺たちがいただく」

▼征矢「以上だ!」

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