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7/23【大日本】史上3人目の外国人王者誕生 一騎当千覇者・パーカーがデスマッチ王座初戴冠

東京・後楽園ホール(2021年7月23日)
BJW認定デスマッチヘビー級選手権試合 ○ドリュー・パーカーvs塚本拓海×

 デスマッチ王座史上3人目の外国人王者誕生。パーカーが塚本を破ってデスマッチ王座初戴冠を果たし、一騎当千に続く栄冠獲りでデスマッチBJの頂点に立った。

 6・28後楽園大会で一騎当千史上初の外国人覇者となったパーカーがこの日のデスマッチ王座挑戦を決めた。第42代王者・塚本の2度目の防衛戦で、王者vs覇者のデスマッチBJ頂上対決がBarbed wire Coffin&蛍光灯デスマッチで争われた。

 先手を取ったのはパーカー。塚本を蛍光灯に激突させ、トペコンヒーロで宙を舞う。リングに戻っても塚本をコーナーにへたり込ませ、イスで殴打する急所攻撃で追撃したが、塚本もすぐさま反撃に転じる。蛍光灯めがけて水車落としで叩きつけ、エプロンからのボディスラムで場外に設置されたBarbed wire Coffinめがけてパーカーを投げつけた。

 これでパーカーは左頭部から流血。一騎当千の優勝戦を想起させるおびただしい血が流れ落ちた。チャンスをつかんだ塚本はパーカーを蛍光灯に投げつけたり、割れた蛍光灯を額に突き刺したりと追い討ちをかけたが、パーカーも譲らない。トラースキックで反撃を開始し、イスを押し当てておいてのフロム・コーナー・トゥ・コーナーを発射。エプロンの塚本にフライングボディアタックで突っ込み、もう一つのBarbed wire Coffinに叩きつけた。

 決死の攻撃で流れをつかんだパーカーは頭突きで鈍い音を響かせ、蛍光灯十字架をセットしたが、塚本のブルーサンダーでそこへ叩きつけられて裏目に出てしまう。それでも塚本の雪崩式攻撃を食い止めたパーカーはダイビングダブルニー、カーブストンプで一気呵成。スワントーンボムを発射して3カウントを奪った。

 パーカーがデスマッチ王座初戴冠。アブドーラ・ザ・ブッチャー、ザンディグに次ぐ史上3人目の外国人王者が誕生した。拍手で祝福される中、マイクを持ったパーカーは「一騎当千勝って、今日タイトルも勝って2021年はそんなよくないですね。そう、今日からオリンピック始まって、新しいドリュー・パーカーも始まります」と宣言。「デスマッチ選手の人生は大変だけど、デスマッチ選手の人生は一番楽しい」と言い切ると、「そして次、挑戦選手わからないけど、誰でも絶対勝ちます」とこれから始まる防衛ロードを見据えて誓ってみせた。

【試合後のパーカー】
▼パーカー「いつもね、後楽園ホール大会、怪我する。今日も怪我がある。でもあと12時間ぐらいアメリカいきます。これは僕の人生、大好き。まだまだデスマッチやりたい。だから僕は世界一ではないけど、いつか僕は世界一なります」

――デスマッチ王座を獲った今の気持ちは?

▼パーカー「僕は一番まずイギリス人がこのタイトル勝ちました。ガイジン、アブドーラ・ザ・ブッチャー、ジョン・ザンディグ、ドリュー・パーカー、3人だけこのタイトル勝った。だからあと10年、20年、30年、みんなお客さんがドリュー・パーカー覚えてます。絶対」

――宮本がメインの勝者に挑戦すると発言していたが?

▼パーカー「知らなかった、それ。僕と宮本さん、さっき試合やったね。僕が勝った。宮本さんはまだまだ凄いデスマッチファイター。だけど、今のドリュー・パーカーは違うドリュー・パーカー。だからもし宮本さん挑戦しても、僕はまだまだ勝ちます」

――ベルトを巻いていないが理由はある?

▼パーカー「あれはだって、今日もやばいし、次デスマッチの挑戦、勝って、強くなる。今日はまだまだ弱い。決勝と一緒。あれも弱かった。だから強い試合やって巻きます」

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