8/10【新日本】矢野とのKOPW戦へオーエンズが2度目のテキサス・ストラップ・マッチ要求

『映画「ゴジラvsコング」Presents SUMMER STRUGGLE 2021』神奈川・横浜武道館(2021年8月10日)
○チェーズ・オーエンズ&石森太二&エル・ファンタズモvs矢野通&ロビー・イーグルス&タイガーマスク×

　矢野とのKOPW争奪戦に向けて、オーエンズが2度目のテキサス・ストラップ・マッチを要求した。

　KOPW保持者・オーエンズは9・4メットライフドーム大会で矢野との争奪戦が控えている。KOPWはともに試合形式を提示し、ファン投票によって決定するのが習わし。矢野はすでに「ノーDQアイ・クイット・マッチ」を提示していたものの、オーエンズは応じない構えを示し、前夜の後楽園大会では「お前が嫌がるルールを提案する」と予告していた。

　この日、2人は6人タッグマッチで対戦。8・16後楽園大会でのジュニアタッグリーグ公式戦を控える石森&ファンタズモとイーグルス&タイガーがチームワークを駆使して火花を散らす中、場外戦でやり合った。

　試合権のある形で対峙すると、化かし合いに発展。互いにコーナーマットを引っぺがしてにらみ合うと、レフェリーの反則カウントに合わせて、同時に投げ捨てようとするが、オーエンズが裏切り、そのままコーナーマットを保持する。反則負けは避けようと、2人で投げつけ合った。それがレフェリーに渡った瞬間、オーエンズがむき出しになったコーナー金具に叩きつけ、矢野のマンハッタンドロップも食い止めたが、矢野も後ろ髪を鷲づかみにして、強引に浴びせ倒してみせた。

　その後、オーエンズは好調のタイガーに攻め込まれたものの、石森の援護を受けると、猛攻に転じ、最後はパッケージドライバーで勝利した。

　試合が決した直後、矢野を金的攻撃で叩きのめしたオーエンズは、リング上にテキサス・ストラップを持ち込んだ。ムチのようにして矢野を殴りつけ、首を絞め上げると、石森がレフェリーに代わって3カウントを数え上げる。オーエンズはヤングライオンまでストラップでいたぶり、満足げにリングを去っていった。

　テキサス・ストラップマッチとは両選手の手首をストラップでつなぎ、4つのコーナーマットを連続して触った選手が勝利となる形式。今年の2・27大阪城ホール大会では、コーナーマットを触るのではなく、外せば勝利となる「YTR式テキサス・ストラップマッチ」でオーエンズと矢野が対戦。オーエンズは終始優勢に試合を進めたものの、矢野の鬼殺しを食らって逆転負けを喫していた。

　その屈辱を忘れていないオーエンズは「ヤノ、オレのルールが知りたかったんだろ? これで分かったか! もう1回だ! 前回は運よく切り抜けやがったが、今度のテキサス・ストラップ・マッチは同じようにはいかないぞ!」と2度目のテキサス・ストラップ・マッチを要求した。

【オーエンズの話】「ヤノ、オレのルールが知りたかったんだろ? これで分かったか! もう1回だ! 前回は運よく切り抜けやがったが、今度のテキサス・ストラップ・マッチは同じようにはいかないぞ! 9・4西武ドームでもう一度やってやろうじゃねぇか、バカヤロー! 2度目のテキサス・ストラップ・マッチだ!」

【ファンタズモの話】「楽しかったな。“アイ・クイット・マッチ"か“テキサス・ストラップ・マッチ"どっちに決まるのか知らねぇが、ヤノ、お前はチェーズに完璧にやられる! それからイーグル&タイガー組とデスピー&カネマル組のお前らがIWGPジュニアタッグ王者のオレたちに負けるのは、もうやる前から決まったようなもんだ。オレたちが全勝優勝するって言ってるだろ。なんてったってオレたちにはさらに大きな挑戦が待ち構えてる。IWGPヘビー級タッグ王者組と一騎打ちだ。どうだ? ジュニアタッグ王者組vsヘビー級タッグ王者組の闘い、絶対に面白くなる!」

※石森はノーコメント


【イーグルスの話】「良い流れを掴んでたけど、今日はちょっと油断した。フライング・タイガー、ちょっと躓いてしまった。でも今日は相手がせこいBULLET CLUBだから仕方ない。オレのニュージャパンの最大のライバルであるエル・ファンタズモ、アイツには一度も勝ったことがない。片時もそれを忘れたことはない。でもオレはいつか絶対にアイツを超える。タイガーの借りはオレが返す。次の『Jr.TAG LEAGUE』公式戦、ファンタズモ&イシモリにジュニア(のシングル)王者の強さってものを教えてやる。ドームのエル・デスペラードの時のように、アイツらもオレの実力を認めないわけにはいかなくなる。ファンタズモ、オレのキックの威力知らないのか? お前の首が落ちるくらいの強烈なキックをお見舞いしてやろう!」

※矢野、タイガーマスクはノーコメント