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8/15【新日本】ジェイがフィンレーに雪辱でNEVER王座V1 石井が挑戦意思表示も拒否

『RESURGENCE』米ロサンゼルス・The Torch at LA Coliseum(現地時間2021年8月14日)
NEVER無差別級選手権試合 ○ジェイ・ホワイトvs石井智宏×

 15日(現地時間14日)、新日本ロス大会が行われ、ジェイ・ホワイトがデビッド・フィンレーに雪辱を遂げ、NEVER無差別級王座初防衛に成功。試合後、石井智宏が挑戦を表明したものの拒否した。

 この日、2015年に新日本の門を叩いた同期生のジェイとフィンレーがロサンゼルスの地でNEVER王座をかけて対決した。ここまでの戦績は12勝2敗でジェイが圧倒。しかし、今年3月のNEW JAPAN CUP準々決勝ではフィンレーが勝利した。今月12日にIMPACTのリングで行われた前哨戦ではフィンレーが反則勝ち。試合後、ジェイはイスの上にブレードランナーを敢行する暴挙でフィンレーをKOしていた。

 遺恨を深めて迎えた一戦は序盤から激しい打撃戦となったが、主導権を握ったのは王者・ジェイ。徹底した腰攻めでフィンレーを防戦一方に追い込む。フィンレーもプランチャやダイビングエルボースマッシュを放つなど機動力を駆使して巻き返すものの、ジェイがDDTで突き刺して攻勢を止めた。

 すかさずジェイはブレードバスターで叩きつけて腰攻めを再開。バックドロップで場外に投げ落とす荒技も敢行して大ダメージを与えた。フィンレーもトップロープからの雪崩式ブレーンバスターで決死の反撃に出て、自らの腰にダメージを負いながらもエルボー合戦、ラリアット合戦で意地を張り合ったが、ジェイは高速コンプリートショット、ジャーマンの連続攻撃で流れを引き寄せた。

 粘るフィンレーもブレードランナーを食い止め、ローブローを食らっても、すぐさま同じ攻撃でお返し。ラストショットで追い討ちをかける。ジェイがACID DROPとSSSの決め合いを制しても、フィンレーも譲らずPrima Noctaをさく裂。ブレードランナー狙いを丸め込みで切り返し、掟破りの逆SSSを連発したが、ACID DROPはジェイが阻止。次の瞬間、ブレードランナーを爆発させて3カウントを奪った。

 ジェイが一進一退の熱戦を制してフィンレーに雪辱。NEVER王座初防衛に成功した。試合後、さっそく次なる挑戦者が現れた。この日、ムースとの一騎打ちに勝利した石井だ。エプロンに上がってロープ越しにジェイと対峙し、無言で挑戦を意思表示した。

 両者は昨年のG1公式戦最終試合で対決。敗北を喫して決勝進出を阻まれたジェイにとっても戦う理由はあるが、「ここから出ていけ」と拒否。バックステージでも眼中になしと言わんばかりに石井について一切触れず、「まだ俺の時代は続いていくぞ」と宣言していた。

【ジェイの話】「言いたいことは全てリングで言ったから、コメントはない。試合後のマイクアピールを見返しとけ! ここで同じことリピートしても無駄だろ。まだ俺の時代は続いていくぞ」

【フィンレーの話】「何て言ったらいいのやら…トータル15回目のジェイとのシングル対決。その中で俺が勝ったのはたったの2回! 何カ月も前から今日この日に向けてトレーニングを重ねてきたのに! コロナがなければもっと前にこのタイトルマッチが実現してた。ジェイからNEVERのベルトを獲るために自分にできることは全部やって今日に挑んだ。あともう数センチでベルトを手にできるところだった! でも全力で闘っても、あいつに勝てなかった。ジェイ・ホワイトとデビッド・フィンレーには明かな差がある。でも今に立場が逆転し、近い将来俺がベルトを巻いて、ジェイが俺に挑戦する側になる。でも今日はまだそうはならなかった。いつその日が来るのか保証はできないし、今日の結果を変えることはできないけど、俺は明日からまた前だけを見て進んでいく。IWGP USヘビーのベルトだって、STRONG無差別級ベルトだって諦めてない。それにもう1回NEVERのベルトに再挑戦したい。言いたいことは以上だ。また」

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