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8/15【新日本】オスプレイがLA大会に電撃登場 鷹木を「暫定王者」扱い

『RESURGENCE』米ロサンゼルス・The Torch at LA Coliseum(現地時間2021年8月14日)

 新日本の米ロサンゼルス大会にウィル・オスプレイが現れた。自作したと思われるIWGP世界ヘビー級のベルトを掲げ、タイトル保持を主張し、現王者の鷹木信悟を「暫定王者」扱いした。

 オスプレイは第2代IWGP世界ヘビー級王者に君臨し、5・4博多大会では鷹木を破って初防衛を果たしたものの、首を負傷。母国イギリスに帰国して治療に専念するため、5月20日付けでタイトルを返上した。その後、鷹木が新王者となり、現在に至るまでベルトを守り抜いている。

 新日本マットから姿を消していたオスプレイだったが、この日、突如としてLA大会にサプライズ登場を果たした。「復帰する準備はできた」と宣言したものの、「もうすぐ『G1』が始まるよな? なら、ここでハッキリ宣言させてもらおう! ウィル・オスプレイは今年の『G1』に出ない! もっと言うと、日本のリングには戻らない!」とぶち上げた。

 オスプレイの手にはIWGP世界ヘビー級のベルトがあった。正式なベルトは鷹木が保持しており、このベルトは自作したものだと思われるが、オスプレイは「俺は首を負傷していながら、アイツ(鷹木)に勝ったんだ。確かに今、アイツはベルトを巻いているかもしれないが、アイツは“真"のチャンピオンではない。あくまで“暫定"チャンピオンだ! その証拠にベルトは今、俺の手元にある。俺は一度も負けてない」と自分の正当性を主張し、鷹木を「暫定王者」扱いした。

 さらに、オスプレイは「だから、ここから誰が相手でも、ニュージャパン以外の選手でもいい。俺がこのベルトを防衛していく! 禁断の扉だってこじ開けてやる!」と自作ベルトでの防衛戦決行を示唆。「AEWなんかに俺と対等に戦えるヤツはいない! 今日から俺がこの『STRONG』を制覇する! LA道場の雑魚ばっかりだった『STRONG』のマットにもようやく本物のスターが登場だ」と勝ち誇った。

 この挑発を受けて、カール・フレドリックスとクラーク・コナーズ、TJPが姿を現すが、オスプレイは「お前らは所詮雑魚のかき集めだ」と嘲笑し、姿を消した。

 9・5メットライフドーム大会でのEVILとのV2戦に向けて突き進んでいる鷹木にとって、このオスプレイのアピールは寝耳に水のはず。『G1』不参加、日本マット参戦拒否のオスプレイが今後どう動くのか。太平洋を跨いだ王者2人のこれからの言動が気になるところだ。

【オスプレイの話】「俺からIWGP世界ヘビー級のベルトを取り上げといて、タダで済むと思ったか? ベルトは今でも俺のものだ! 俺はニュージャパンを盛り上げるため、誰よりも自らを犠牲にし会社に忠誠を尽くしてきた。ニュージャパンリングの主役はこの俺だ、そして今日からこのSTRONGマットでも俺が主役に君臨する。俺に日本のマットに戻ってきて欲しければ、たった今から、タカギを"暫定"チャンピオンに訂正しろ。ウィル・オスプレイこそが"真"のIWGP世界ヘビー級王者だ。クラーク・コナーズとカール・フレドリックス、用心しろよ。このベルトが欲しければ、俺が相手になってやる」

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