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8/25【新日本】ついに蘇える“金狼"矢野降臨か オーエンズ公開処刑で半笑い完全消滅

『映画 ゴジラvsコング Presents SUMMER STRUGGLE 2021』東京・後楽園ホール(2021年8月25日)
○矢野通&真壁刀義vs邪道&チェーズ・オーエンズ×

 オーエンズのたび重なる“挑発的暴行"で矢野から半笑いが完全に消えた。9・4メットライフドーム大会のKOPW戦へ、極悪非道の“金狼"矢野復活の香りが本格的に漂い始めた。

 矢野を『KOPW』の座から引きずり下ろしたオーエンズは、MLドームのリターンマッチを前に「俺が戦いたい相手は現在のCHAOSのヤノじゃない、GBH時代のヤノだ」と発言。前哨戦ではあの手この手で、あえて矢野の怒りを煽ってきた。

 前夜(24日)の後楽園大会では、矢野の“長すぎる肩書紹介アナウンス"をパクったうえで両手を手錠で拘束。キレた矢野も手錠姿で邪道の竹刀を奪い取ってメッタ打ちにする“暴走\"を展開していた。

 そして今宵は真壁との“元GBHコンビ"でオーエンズと対決。序盤から荒れ模様でオーエンズとやり合った矢野は、“手錠"の報復としてテーピングでの緊縛刑を狙った。

 だが、レフェリーに止められて未遂に。すかさずオーエンズは公然と矢野の急所を蹴り上げると、レフェリーを場外へと排除だ。反則のゴングにも構わず、矢野持参の赤パイプイス上へのパッケージドライバーを敢行すると、矢野の両手をロープにテーピングで固定して“磔"(はりつけ)状態に。無抵抗の矢野をテキサスストラップで何度も殴りつける公開処刑に出た。

 無残な姿で残された矢野。いつもなら思いっきり泣き言を叫びそうなところだが、この日は声にならない怒声を響かせるのみ。トレードマークの半笑いも完全に消えた。

 今でこそひょうひょうとしたクセ者ファイトが定着した矢野だが、かつては“平成の上田馬之助"の異名をとり、極悪非道の金狼スタイルだった。パイプイスや和装スタイルは、その頃の名残でもある。オーエンズによって、いよいよ封印された“金狼"が解き放たれる……ことになるのかもしれない。

【オーエンズの話】「ヤノ、これでやっと俺の本気度がお前にも伝わったか? お遊びは終わりなんだよ! メットライフドーム、ケンカ上等だ! 俺は覚悟できてるぞ! G.B.H時代のヤノをリングで見せろ! 俺が闘いたいのは当時のお前だ! (※日本語で)コレハボクノKOPWトロフィーデス! (※英語に戻して)俺からこのトロフィーを取り上げられると思ったら大間違いだ! お前にできることは何もない!」

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