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9/4【DDT】DAMNATIONが負け残り8人タッグT最下位で解散、KO-D6人タッグ王座は返上

 『DRAMATIC SURVIVOR 2021』愛知・名古屋国際会議場イベントホール大会が4日、行われ、4組のユニットが出場した「DRAMATIC SURVIVOR〜負け残り8人タッグトーナメント」でDAMNATIONがよもやの最下位となって解散が決定。ルールにより、遠藤哲哉&高尾蒼馬&火野裕士が保持していたKO-D6人タッグ王座は即返上となった。

 この日の負け残り8人タッグトーナメントは4チームが出場。最下位となったユニットが解散に追い込まれ、そのユニットがチャンピオンベルトを保持していた場合は返上となる過酷なルールで行われた。

 まずは1回戦で佐々木大輔&遠藤&高尾&火野のDAMNATIONと、HARASHIMA&大鷲透&吉村直巳&平田一喜のDISASTERBOXが対戦。平田が奇跡を呼ぶ一発逆転首固めで高尾に勝利する番狂わせをやってのけ、DAMNATIONの負け残りが決まった。

 続いて、秋山準&岡田佑介&渡瀬瑞樹&岡谷秀樹の準烈と、竹下幸之介&勝俣瞬馬&上野勇希&MAOのThe37KAMIINAが激突した。終盤、岡田にみちのくドライバーIIを決めたMAOに、秋山がランニングニーを叩き込むと、体勢を入れ替えた岡田がMAOを押さえ込んで3カウントを奪取。準烈が勝ち抜けを決めた。

 この結果、最下位決定戦は「DAMNATIONvsThe37KAMIINA」の組み合わせとなった。試合は奇襲を仕掛けたDAMNATIONが序盤から優勢に進めたが、The37KAMIINAも反撃して一進一退の攻防が続いた。

 佐々木がピンチに陥るとセコンドのマッド・ポーリーが介入して乱戦模様に。遠藤のハンドスプリング・オーバーヘッドキックが佐々木に誤爆すると、竹下と勝俣が合体技のMADMAXを繰り出した。チャンスと見た上野がBMEを佐々木に見舞うと、これをカットされても必殺のWRを決めて3カウントを奪った。

 この瞬間、DAMNATIONの解散と、遠藤&高尾&火野が持つKO-D6人タッグ王座の返上が決まった。この結果を佐々木は「(高木)三四郎が考えた、こんなクソみたいな試合。解散してやるよ」と受け入れる一方で、「どうせ2025年に解散しようと思ってたんだ。だから2025年まで解散ツアーを組んどけ」と往生際の悪さを発揮。だが、今林久弥GMは9・26後楽園大会でDAMNATION解散試合を組むことを容赦なくアナウンスした。

 2016年にユニットとしてスタートしたDAMNATIONはその後、遠藤らの加入によってパワーアップ。DDTマットを席巻し続けてきたが、意外にもあっけない形で幕を閉じることになった。

【佐々木の話】「どうせ2025年に解散ツアーして解散しようと思ってた。ちょうどいいよ。三四郎が考えたクソみたいな企画、受け入れてやるぞ。(9・26後楽園で解散だが?)早いな。俺たちは男の中の男、DAMNATIONだ。受け入れてやる。9月が終わったら、俺たちはDAMNATIONじゃなくなり、一人一人路頭に迷う。みんなどこに行くんだろう? 俺たちが言えることは9月でキッパリ解散してやる」

【上野の話】「難しいトーナメントで。でも高木さんが決めてマンネリを避けようというなかで、とてもプレッシャーで。僕たち常に進化していきたいし、立ち止まっているわけにもいかないんで。会社がどう決めても、それに実力であらがえるように。勝ち負けはしょうがない。DAMNATION、すごいユニットですよ。それを解散させましたんで、その分、気合を入れて頑張っていきます」

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