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9/20【NOAH】杉浦脱落…変身・清宮が無傷連勝で復活へ進撃 いざ“三度目正直"かけ武藤戦へ

『N-1 VICTORY 2021 on WRESTLE UNIVERSE』TVマッチ※無観客(2021年9月20日配信)
Aブロック公式戦 ○清宮海斗vs杉浦貴×

 ノア年間最大のリーグ戦『N-1 VICTORY 2021』4日目の模様が20日、『WRESTLE UNIVERSE』で配信され、清宮が一瞬の丸め込みで杉浦との接戦をモノに。GHCナショナル&ZERO1世界ヘビー二冠王でもある杉浦を脱落へと追いやり、残る9・26後楽園大会の武藤敬司戦に向けて“3度目の正直"達成とブロック突破を誓った。

 スランプに悩む日々を経て、今N-1からコスチュームと髪色を心機一転“黒"に変えた清宮。初戦の征矢学戦で会心スタートを切って復活への確かな手応えをつかんで臨んだ2戦目は、兄貴分であり長年の“壁"でもある杉浦が相手だった。

 初戦の武藤戦で引き分け“負ければ脱落"となる杉浦と、序盤から一進一退の正面衝突を展開。中盤には猛烈なエルボー合戦を繰り広げ、杉浦が暴走状態の鬼エルボーで制しにかかったものの、清宮もエゲつない顔面へのその場飛びドロップキックを叩き込んで一歩も引かない。

 ならばと杉浦も終盤にかけて猛ラッシュ。清宮のストレッチプラム式フェイスロックを切り抜けると、顔面へのヒザ蹴りをぶっ放し、フロントネックロックで絞め落としにかかる。さらにはハイクラッチジャーマンや非情の後頭部エルボーを叩き込み、それでも目が死なない清宮の意識を、生拳のナックルパートで断ち切りにかかった。

 まともに食らった清宮だったが、続く予選スラムを回転エビ固めで切り返す。慌てて肩を上げた杉浦も、追撃を問答無用の左ラリアットで振り切って今度こその予選スラムを狙ったものの、またしても着地した清宮は、今度は後方回転エビ固めで丸め込み、泥臭く押さえ込んでギリギリで3カウントが数えられた。

 二冠王者でもある杉浦を脱落へと追い込む値千金の無傷連勝。勝利の瞬間、全身で喜びを爆発させた清宮はマイクをつかむと、「よーし!! Aブロック! 残すはあと一つだ! 武藤敬司を倒して、もう一度! (天を指差しながら)ここに立つ!!」と絶叫しながら配信大会3連戦を締めくくった。

 9・26最終公式戦で当たる武藤にはシングルで2連敗中。長らく続くスランプの“主因"の一つとも言える相手だ。引き分けでもブロック突破が決まるものの、バックステージでは「武藤敬司を必ず倒す!」と断言。三度目の正直を成し遂げて、完全復活に向けた道筋を一気に切り拓いてみせるか。

【清宮の話】「はぁはぁ…ここ…ここを乗り越えたってことは、俺にとって、凄く大きなことなんだ…! 精神的にも辛かった…。でもここを越えたら、あとは一つだ! 武藤敬司を必ず倒す!!」

プロ格 情報局