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10/14【新日本】コブ8連勝で決勝王手 最終公式戦へ予告「武道館でレインメーカーは終わる」

『G1 CLIMAX 31』山形市総合スポーツセンター(2021年10月14日)
Bブロック公式戦 ○ジェフ・コブvsEVIL×

 コブがEVILを脱落に追い込んで8連勝。決勝進出に王手をかけて迎えるオカダとの最終公式戦へ向けて「武道館で雨は降り止み、レインメーカーは終わる!」と予告した。

 終盤戦に突入したBブロックは7連勝中のオカダ、コブ、6勝1敗で追うEVILの3名に絞られた。この日、コブとEVILが直接対決。EVILにとっては負ければ脱落が決まるサバイバルマッチとなった。両者は今年3月のNEW JAPAN CUP2回戦以来の再戦。前回はセコンドのディック東郷を介入させたEVILが勝利し、コブは報復を予告していた。

 開始早々、東郷がエプロンに上がり、気を取られたコブはEVILの奇襲攻撃を受けたが、ドロップキックで返り討ち。EVILも場外戦に持ち込むと、フェンス攻撃、イス攻撃、サミングと反則殺法を連発して主導権を握る。場外戦でも東郷が加勢してのコブラツイストで絞め上げたが、コブは二人まとめて投げ飛ばして脱出した。

 ここからコブの猛反撃が始まる。本部席のテーブルに何度も叩きつけ、そのまま本部席に座らせると、東郷をフェンスに叩きつけて本部席ごとEVILを吹き飛ばす。リングに戻ってもランニングバックドロップ、その場飛びムーンサルトと攻撃の手を緩めない。

 EVILもツアー・オブ・ジ・アイランドをサミングで食い止め、コブをコーナー金具に激突させて逆襲に転じる。ラリアットで巨体をなぎ倒すと、EVILで仕留めにかかる。不発に終わってコブがアバランシュホールドで反撃に出たが、レフェリーを巻き込んでしまう。そのスキに東郷が乱入し、イスで殴打。EVILが息を吹き返すと、マジックキラーを敢行した。

 すかさずEVILがダークネスフォールズを豪快に決めたが、コブもEVILには持ち込ませない。EVILがコーナー金具に激突させても、ものともしないコブはラリアットをさく裂。アスレチックプレックスを敢行したが、またもレフェリーを巻き込んでしまい、東郷のスポイラーズチョーカーに捕まってしまう。それでもEVILを阻止したコブはトラースキックで東郷を蹴散らした。

 だが、次の瞬間、EVILが急所蹴りをお見舞い。イスで殴り掛かったが、トラースキックで返り討ちにしたコブはジャーマンで投げ飛ばし、ツアー・オブ・ジ・アイランドを大爆発。蘇生したレフェリーが3カウントを叩いた。

 コブがEVILを粉砕して無傷の8連勝。メインでオカダがタマに初黒星を喫したため単独首位となった。「NJPW WORLDで見てるお前ら、救世主が現れたぞ。俺がEVILを敗退に追い込んでやったからな」と勝ち誇ったコブは予告していた全勝優勝まであと二つ。決勝進出に王手をかけた状況で10・20武道館大会でオカダとの最終公式戦に臨む。「今のレインメーカーが俺に勝てる確率はあるのか? 俺がファンだったらあいつには一戦も賭けないな」と見下したコブは「武道館で雨は降り止み、レインメーカーは終わる!」と予告してみせた。

 一方、悪行の数々で追い込んだEVILだったが、コブの勢いを止められず。2敗目を喫して勝ち点10止まり。SANADAとの最終公式戦を前に脱落が決まった。

【コブの話】「『NJPW WORLD』で見てるお前ら、救世主が現れたぞ!俺がEVILを敗退に追い込んでやったから、もう退会なんて考えなくてもいいぞ。『NJPW WORLD』はこの俺によって救われた! アンチの言うことなんて真に受けるな。記事にしたいなら勝手にしてろ! さて、次なるターゲットは…オカダ。お前、今の状況をちゃんと把握できてるのか? 今日、メインでお前が勝っても負けても、お前の公式戦最終日の相手はこの俺だ! 今のレインメーカーが俺に勝てる確率はあるのか? 俺がファンだったらあいつには一銭も賭けないな! “ブラウン"のジェフ・コブに賭ければ間違いない! オカダ、ブドーカンで雨は降り止み、レインメーカーは終わる! THE ALOHA MAKER IS HERE! THE UNITED EMPIRE IS HERE! THE HATCHET IS HERE! THE IMPERIAL UNIT IS HERE! THE NEW WAVE OF NEW JAPAN IS HERE!(アロハメーカーはここだ! UNITED EMPIREはここだ! ザ・ハチェットはここだ! THE IMPERIAL UNITはここだ! ニュージャパンに新しい波を巻き起こす!)」

※EVILはノーコメント

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