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11/13【新日本】SHOが王者デスペを無法撃破 「狂った新日ジュニアを俺が変えてやる」

『WORLD TAG LEAGUE 2021 & BEST OF THE SUPER Jr.28』東京・後楽園ホール(2021年11月13日)
「BEST OF THE SUPER Jr.28」公式戦 ○SHOvsエル・デスペラード×

 SHOが悪の限りを尽くしてIWGPジュニア王者・デスペラードを初戦撃破。「この狂ったジュニアのパワーバランスを俺が変えてやる」とぶち上げた。

 11・6大阪大会でIWGPジュニア王者に返り咲いたばかりのデスペラードがスーパージュニアを迎えた。狙うはもちろん初優勝。対するはSHO。11・6大阪大会でEVIL&高橋裕二郎とNEVER6人タッグ王座を奪取したばかりだ。

 序盤からスカしまくったSHOだが、ミドルキックで蹴りつけるなど左腕攻めを展開。読み合いを制したデスペラードはSHOの左ヒザを蹴りつけ、場外マットや鉄柱に叩きつけるなど足攻めで応戦する。SHOもエプロンからのランニングローキックで蹴り飛ばして再び左腕攻めを再開。鉄柱やフェンスに引っかけ、絞め上げたり蹴りつけたりと徹底攻撃した。

 その後もSHOの攻勢が続き、チキンウイングアームロックで絞め上げたかと思えば、イスで左腕や背中をめった打ちするなど正攻法とラフを織り交ぜて攻め込む。ならばとデスペラードはロープを蹴り上げる急所攻撃で逆襲。トペコンヒーロで突っ込み、イスで左足を殴りつけてキッチリ報復した。リングに戻っても低空ドロップキックなどで左ヒザを狙い撃ちし、マフラーホールドで捕獲した。

 耐えたSHOは起死回生のジャンピングニーをカウンターでさく裂。デスペラードの動きが止まったのを見逃さずチキンウイングアームロックでひねり上げる。スピアーで追い討ちをかけると、デスペラードはスパインバスターで叩きつけて譲らず。ギターラ・デ・アンヘルも敢行したが、SHOは再びチキンウイングアームロックで捕獲。スネークバイトに移行してギブアップ寸前に追い込んだ。

 勝負どころと見たSHOはショックアローを仕掛けたが、阻止したデスペラードは捨て身のノーモーション頭突きで逆襲。ギターラ・デ・ムエルタでニアフォールに追い込んだが、譲らないSHOがクロスアーム式パイルドライバーで応戦すると、ディック東郷がエプロンに上がってきた。レフェリーが注意するスキに、SHOはスパナでデスペラードに殴りかかった。

 読んだデスペラードは東郷に同士討ちさせ、ロコ・モノでSHOを殴りつけた。SHOがレフェリーと正面衝突させてもデスペラードは急所蹴りを読んでヌメロ・ドスで捕らえたが、今度は裕二郎がレフェリーを場外に叩き落として無法地帯を作る。すかさず東郷がスポイラーズチョーカーで絞め上げると、SHOがスパナでデスペラードを殴打。死に体となったデスペラードにショックアローで容赦なくダメ押しして3カウントを奪った。

 SHOが手段を選ばずIWGPジュニア王者狩りを遂げた。試合後はEVILもやってきて、HOUSE OF TORTUREがリング上を占拠。マイクを持ったSHOは「うまい、うまい。デスペラード、お前の味付けは最高だ。ここの空気がめちゃくちゃうまい。あ、そういえば、1年前こんなこと言われたんですよ。強ぇヤツが勝つんじゃねぇ。勝ったヤツが強いんだってね。まさにその通りだ」とご満悦で、「でも、あいつ、何かジュニア最強の証みたいの持ってたよね。狂ってんだよ、今の新日ジュニア全員。パワーバランスからすべてが狂ってんだ」と持論を展開。最後に「この狂ったジュニアのパワーバランスを俺が変えてやる。ついでに、スーパージュニア出てるヤツら全員、ただの俺の死体コレクションだ」と言い放ってスーパージュニア開幕戦の幕が下りた。

【SHOの話】「ホールだけじゃない、バックステージまで今日は最高の空気だ。次は誰? あいつか。じゃあ現実、教えてあげないとね。もう今のこの世の中には、夢や希望、目標なんか叶わねぇんだ。あるのは欲望だけだ。あさって、いや、これからもずっとだ。俺がお前ら全員にそれを教えてやるよ」

※デスペラードはノーコメント

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