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11/14【新日本】石井がジェイを熱戦撃破でNEVER王座返り咲き 6度目の戴冠で最多記録更新

 『BATTLE IN THE VALLEY』が現地時間13日、アメリカ・カリフォルニア州サンノゼのSan Jose Civicで開催され、石井智宏がジェイ・ホワイトとの激闘を制し、2年3ヵ月ぶりにNEVER無差別級王座返り咲き。同王座最多記録となる6度目の戴冠を果たした。

 5・3博多大会で棚橋弘至からNEVER王座を強奪したジェイは8・15ロサンゼルス大会でデビッド・フィンレーを下して初防衛。同大会でムースとの一騎打ちに勝利した石井が挑戦を表明し、この日の挑戦が決まった。

 序盤から足攻めを展開するジェイの前に劣勢を強いられた石井だったが、カウンターのパワースラムで反撃を開始。逆水平とエルボーを交互に連打して武骨に攻め立てる。ジェイがDDTやデスバレーボムで応戦しても、石井は逆水平をノド笛に連打した。

 その後、ジェイがコーナーへのハーフハッチ、ブレードバスターと大技を重ねたが、打撃戦は石井に分があり。雪崩式ブレーンバスターを敢行すると、ジェイも譲らず裏投げで対抗。エルボー合戦、バックドロップ合戦で意地を張り合い、ジェイが場外への裏投げの荒技を敢行。石井はエプロンに脇腹を痛打してしまった。

 すかさずジェイはキーウィークラッシャーで追い討ちをかけたが、石井もめまぐるしい読み合いを制してのジャーマンで譲らない。ならばとジェイはSSSで突き刺したが、石井は浴びせ倒すようなラリアットで徹底抗戦。ジェイもラリアット、垂直落下式ブレーンバスターと石井のお株を奪ったものの、石井は1カウントで意地のキックアウト。だが、足をふらつかせると倒れ込んでしまった。

 それでも石井は死力を振り絞ってヘッドバット、延髄斬りで反撃に出た。ジェイは外道ばりのコンプリートショットからSSSで流れを引き寄せ、ブレードランナーで仕上げを狙ったが、石井はノーモーション頭突きで阻止。ショートレンジ左ラリアット、スライディングラリアットでたたみかけた。ブレードランナー、垂直落下式ブレーンバスターがいずれも不発に終わる読み合いから、石井は投げっぱなしドラゴンスープレックスで流れを引き寄せると、ラリアットからの垂直落下式ブレーンバスターで激闘に終止符を打った。

 石井が第34代NEVER王者に君臨。2019年8月に第26代王者から陥落以来、2年3ヵ月ぶりに返り咲き、最多記録を更新する6度目の戴冠を果たした。1対1の真っ向勝負でジェイを粉砕。オカダ・カズチカ、ロッキー・ロメロから祝福された石井は「セコンドを使う、ものを使う、レフェリーを潰す……これがどんなにくだらねえプロレスか。よくわかっただろうジェイ、これがプロレスだ」とジェイにメッセージ。「とりあえず、日本持って帰るぞ!」とNEVER王者としての凱旋を宣言した。

【試合後の石井、オカダ、ロッキー】
▼石井「これで……」

※オカダ、ロッキーが拍手をしながら、入って来る

▼オカダ「おめでとうございます!」

▼ロッキー「コングレッチュレーション! シン・チャンピオン!」

※オカダ、ロッキーと拳を合わせて祝福する

▼石井「よし。もう一回言うぞ? これで2月からモヤモヤしたものが少しは晴れたな。それからジェイ! こっち来て、だいぶ変わったんじゃねえか? わかったんだろうな。セコンドを使う、ものを使う、レフェリーを潰す……これがどんなにくだらねえプロレスか。よくわかっただろうジェイ、これがプロレスだ、お前。てめえの身体一つで勝負すりゃそれでいいんだ。わかったか? よーし。(ベルトを掲げて)とりあえず、日本持って帰るぞ!」

【ジェイの話】「イシイ…(激しく咳き込み始める)イシイ…イシイ…勝ったのはお前だ。イシイの野郎…お前が勝ったんだ」

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