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11/14【新日本】オカダが元WWEマシューズをレインメーカー葬 オスプレイが1・4IWGP世界戦勝者との対決を要求

 『BATTLE IN THE VALLEY』が現地時間13日、アメリカ・カリフォルニア州サンノゼのSan Jose Civicで開催され、オカダ・カズチカが元WWEのバディ・マシューズに快勝。リアル王者を自称するウィル・オスプレイが1・4東京ドーム大会でオカダが王者・鷹木信悟に挑むIWGP世界ヘビー級王座戦の勝者との対決を要求し、舞台を1・5ドームに指定した。

 IWGP世界王座挑戦権利証として4代目IWGPベルトを保持するオカダは来年1・4東京ドーム大会で王者・鷹木への挑戦を控える。今回、シリーズ中の渡米へ向けて「僕は僕で東京ドームに向けていろいろと盛り上げていきたい」と意気込んでいた。

 相手となったのがマシューズ。オーストラリア出身の33歳で、2013年にバディ・マーフィーの名でWWE入りを果たすと、WWEクルーザー級王座、ロウタッグ王座(パートナーはセス・ロリンズ)を戴冠している。今年6月にフリーとなり、この日、新日本参戦を果たした。

 大歓声で迎えられたオカダは4代目IWGPベルト持参でサンノゼの地に降臨。日本と同じテンポのオカダコールに包まれる中、開始のゴングを聞いた。心理戦も交えた先手争いを展開し、まずはオカダがショルダータックルでなぎ倒して先制。レインメーカーはさすがに時期尚早で決まらなかったが、マシューズをコーナーに乗せてドロップキックで場外に蹴落とした。

 場外戦になるとマシューズがエプロンへのバックドロップで反撃し、オカダの動きが止まった。サッカーボールキック連打などで腰を狙い撃ちされたが、オカダはフラップジャック、DDTと得意技を重ねて挽回。オカダコールの大合唱が発生する中、マネークリップで絡みついた。逃れたマシューズがトペコンヒーロを放っても、オカダはリバースネックブリーカーで主導権を渡さず。ダイビングエルボードロップを投下してからレインメーカーポーズを決めた。

 レインメーカーはマシューズがかいくぐり、ダイビング回転エビ固めで飛びついてからコーナーへのパワーボムを敢行した。カーブストンプは不発に終わっても、左腕を固めてのエルボースタンプを乱打。オカダは防戦一方でグッタリ。すかさずマシューズがセス・ロリンズばりのカーブストンプで踏みつけたが、オカダは3カウント寸前に返した。

 ならばとマシューズは掟破りの逆レインメーカーを仕掛けたが、かいくぐったオカダは起死回生のローリングラリアットを叩き込んだ。雄たけびを上げたオカダはドロップキックをカウンターでさく裂。すかさず旋回式ツームストンパイルドライバーで突き刺す。レインメーカーを回避したマシューズはフロントハイキックを乱れ打ち、飛びヒザ蹴りをぶち込んだが、開脚式ツームストンで黙らせたオカダは満を持してのレインメーカーを叩き込み、大歓声の中、3カウントを奪った。

 オカダが元WWEのマシューズに快勝した。試合後、拍手でマシューズを称えると、握手を交わしてノーサイド。オカダは4代目IWGPベルトを掲げて歓声に応えた。

 そこへ現れたのがオスプレイ。IWGP世界ヘビーと同デザインの自作ベルトを携えてオカダと対峙すると、G1制覇を祝福。そして「俺は無敗のリアル王者だ。お前が挑戦してこい」と通告した。

 するとオカダは「ウィル、俺はお前に挑戦しない。G1チャンピオンの俺にお前が挑戦してこい」と応戦した。引かないオスプレイは「お前のベルトは過去のもので意味はない。これこそが本物のIWGP世界ヘビー級チャンピオンベルトだ」と主張。「お前は暫定王者の鷹木信悟に挑戦するんだろ。その勝った方と俺が1月5日レッスルキングダムで対決してやる」とぶち上げた。オカダコールに応えるようにレインメーカーは「OK、俺が東京ドームで雨を降らせる」と呼応。ともにベルトを掲げてにらみ合った。

【オカダの話】「オスプレイ、どの口が言ってんの? G1出てないから、俺が優勝したって? どっちも世界ヘビー級チャンピオンっていうのは、『たられば』が好きだね。『俺が出てたら』『俺が決勝上がっていたら』とか。いいんだよ、そんな『たられば』とか言わなくて。まあ、新日本プロレスも決定でいいでしょう。まあ、鷹木信悟にしたって、俺にしたって、オスプレイとは因縁はありますから。(IWGP4代目ベルトを叩きながら)俺もこの『G1 CLIMAX』の証を持って、必ず1・4勝って、次行きたいなと思うので。まあ、オスプレイ。久しぶりにやろうか? 一回(タイトルマッチが)流れちゃったからねえ。俺に勝ちたいんでしょ? オカダ・カズチカ、ナメんじゃねえぞ、このヤロー。そして! サンノゼ。Thank you very much! 凄い、やっぱりこうやって歓声の中で試合ができるって言うのは、凄いレスラーとしてありがたいことだし、パワーをもらいました。このパワーはね、今のIWGP世界ヘビー級チャンピオンは受け取っていないですから。僕がしっかりと受け取って、また次に繋げていきたいと思います。まあ、こうやって新日本プロレス・アメリカ大会、参戦させてもらいましたけども、ホントに他団体に上がっているくらい、しっかりしてるなと思いますし。凄いいい選手もたくさんいて、ホントにね、日本の新日本プロレスもしっかりとね、いい闘いを見せていかないと。こっちの新日本プロレスUSAの方がいいという風になってしまうんで、しっかりと気合を入れてやっていきたいなと思います。そしてバディ(・マシューズ)! You are great! Thank you very much。サンキュー・サンノゼ。See you next time!!」

【マシューズの話】「お前ら、このリングに上がる俺の姿が見たかったんだろ? バディ・マシューズはニュージャパンにピッタリハマる選手だって散々言ってたよな。そう言われるのは光栄だけど、同時に屈辱的だ。俺は自分のことを世界最高のレスラーと1人だと信じてる。だからWWE、NJPW、ECW、AEW、MLW、MCW……どこのリングに上がろうと関係ない。俺の目をしっかり見ればそのことが分かってもらえるだろう。俺はこのリングで強烈なインパクトを残していくぞ。たった今、NJPWのビッグドッグ、オカダと1対1でぶつかった。オカダは日本に帰る飛行機のファーストクラスのシートで試合の痛みにもがき苦しむだろう。これでバディ・マシューズの名前を一生忘れられなくなっただろ。今日を境にようやくバディ・マシューズの名が全世界に知れ渡った」

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