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11/16【大日本】イサミが欠場・宮本ばりファイアーサンダーで快勝 デスマッチ王座挑戦希望者「俺が全員迎え撃ってやる」

東京・後楽園ホール(2021年11月16日)
残骸+Gショックタッグデスマッチ ○木高イサミ&伊東竜二vs兵頭彰&星野勘九郎×

 宮本裕向の代打として参戦したイサミが宮本ばりのファイアーサンダーで快勝し、盟友にエール。デスマッチ王座挑戦希望者の前に関門として立ちはだかる意向を示した。

 現在、デスマッチ王者・宮本が「右足首腓骨骨折」によって欠場中。この日、登坂栄児社長がベルト返上とせず、宮本の復帰を待つ意向を示したばかりだ。この日、ヤンキー二丁拳銃のパートナー・イサミが代打として参戦し、伊東と組んで、星野&兵頭のG★SHOCK1010と残骸+Gショックタッグデスマッチで対決した。

 第5試合の凶器の破片をそのままに試合開始となり、伊東がグラウンドヘッドロックで星野を引きずって悲鳴を上げさせる。負けじとG★SHOCK1010はイサミにエルボードロップを連発し、兵頭はイサミの両足を取って引きずり回す。さらに星野がコンクリートブロック、兵頭がイスで背中を殴打した。

 だが、伊東が兵頭をイスでめった打ちにして倍返し。カカト落とし、ノーザンライトスープレックスと得意技を連発して巻き返す。引かない兵頭もブロックへのコンプリートショットで逆襲。星野がジャンピングネックブリーカードロップで続いたが、伊東はブロックで殴りつけて黙らせた。伊東とイサミは連続串刺し攻撃からダブル低空ドロップキックのヤンキー二丁拳銃連係を披露した。

 負けじとG★SHOCK1010は兵頭のアトミックドロップ、星野の勘九郎カッターの連続攻撃から、セントーンを連発していくが、イサミは宮本ばりの打撃ラッシュからのニールキックで星野を鎮圧。ブロックを乗せてのダイビングダブルニードロップを連発していく。コンクリートブロックを利した4発目でブロックを叩き割り、宮本ばりのケツバットを狙った。

 これは星野が必死の抵抗を見せて不発に。バットを奪った星野がイサミを殴打し、イスへのアトミックドロップでもん絶させたが、ケツバットは伊東が竹刀によるケツバットで阻止した。すかさずイサミが宮本に届けとばかりにファイアーサンダーで突き刺して星野から3カウントを奪った。

 イサミが盟友・宮本にエールを送るような快勝劇をみせた。この日、イサミはリングアナのコール時「ヤンキー二丁拳銃」と称されたことに触れ、「今日は宮本さんの分というのがあるんで、それもあってヤンキー二丁拳銃というコールはうれしかったです」と感謝。二丁拳銃連係や宮本の技を繰り出したのも、宮本への思いからだったのは言うまでもない。

 デスマッチ王座が返上扱いとならなかったことで、伊東は「逆に挑戦者名乗りを上げるチャンス、全選手にあると思ってる」と判断。するとイサミは「誰でも名乗り上げろ。俺が全員迎え撃ってやるよ。宮本さんの代わりだ。俺に勝ったら挑戦権認めてやるよ」と自ら関門となって立ちはだかる構えをみせていた。

【試合後の伊東&イサミ】
▼イサミ「やりすぎた。やりすぎたっす。でも俺のヒザ砕けてねぇぞ。痛ぇけどよ。でもありがたいね。俺は言ってないんですよ、今日リングアナウンサーに。ヤンキー二丁拳銃とコールしてくれとは一言も言ってない。でもプロレスリングBASARAではなくヤンキー二丁拳銃としてコールされたのが今日はうれしかったです。俺ら小さな団体BASARAかもしれないけど、大日本プロレスやっぱりライバルとしてみたいし、ライバルとして見てるし、もっともっと高みに上がっていきたいけど、今日は宮本さんの分というのがあるんで、それもあってヤンキー二丁拳銃というコールはうれしかったです。すいません伊東さん。急なカード変更になってしまって」

▼伊東「チャンピオン宮本が今、欠場中でベルトの返上なしということなので、逆に挑戦者名乗りを上げるチャンス、全選手にあると思ってるんで」

▼イサミ「誰でも名乗り上げろ。俺が全員迎え撃ってやるよ。宮本さんの代わりだ。俺に勝ったら挑戦権認めてやるよ。ヤンキー二丁拳銃はな、止まんねぇぞ。あと宮本裕向も止まんねぇからな。医者から全治2ヵ月から3ヵ月って言われて宮本さんって1ヵ月で帰ってくる可能性あるからな。本当に往々にしてあるからな」

▼伊東「驚異的な回復力だからね」

▼イサミ「人間じゃないんじゃないかってぐらい回復力持ってるんで」

▼伊東「もしかしたら年内間に合うかもしれない」

▼イサミ「間に合わないかもしれない。でも、その時は木高イサミいつでも出ますんでよろしくお願いします」

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