プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

11/26【NOAH】拳王“宇宙一の蹴撃戦"予告、中嶋も「元日武道館」へのこだわり口に GHCヘビー&ナショナルW王座戦調印式

 11・28代々木大会のGHCヘビー級&GHCナショナル選手権試合「(GHCヘビー級王者)中嶋勝彦vs拳王(GHCナショナル王者)」に向けた調印式が26日、都内ホテルで開かれた。改めて武道館メインへの渇望を強調した拳王が“宇宙一の蹴撃戦"を見据えれば、中嶋も“元日武道館"へのこだわりと愛着を口にした。

 ノアの“聖地"日本武道館への帰還を叫び続けてきた拳王。その夢は今年2月に実現したが、次なる夢はメイン出場だった。11・13横浜武道館大会で望月成晃を破ってGHCナショナル王座返り咲きを果たすと、即座に「日本武道館のメインで最後に入場するためには、GHCヘビーが必要」と中嶋にW王座戦を提案。代々木でのW王座戦が決まった。

 調印を終えた拳王は「俺の夢は日本武道館のメインで最後に入場することだ。毎晩そのことを考えてるよ。考えただけでも幸せな気持ちになってくるな。俺が元日、日本武道館メインで最後に入場する。正夢にしてやる」と改めて強調。「誕生日でもある1月1日に武道館メインに王者として立つ」ことへの強い思い入れを口にした。


 一方で中嶋も「俺もね、1月1日は思い入れ深い日なんだよ。拳王は誕生日? だけどね、1月1日・元日はノアに入った日なんだよ、俺が。だから、もちろん日にちもそうだし、日本武道館にも愛着がある。そのためにも、次の代々木で2本のベルトを掲げて最後に立っているのはこの俺だ」と応戦した。

 同門・金剛対決でのダブル王座戦。日本プロレス界屈指のキッカー対決が至高の舞台で実現する形となる。拳王は「中嶋勝彦は俺が今まで数々戦ってきたレスラーの中でも、蹴りに関して俺はナンバー1。その中嶋勝彦に負けないという気持ちは、世界一、いや宇宙一あるんだ。これだけやり尽くされたプロレス、行き過ぎた今のプロレス界において、俺と中嶋だったら、また一つの分野、新しいものを作れると思う。俺は今までみたこともないような試合、内容、そしてみたこともないようなハート。それをな、全部わからせるような試合を代々木でしたい」と“宇宙一の蹴撃戦"でプロレス界に一石を投じる構え。そして「金剛が日本一、世界一の軍団、チームになるように、なるような試合を俺がやってやるよ」と世界的な金剛功名の舞台とすることを誓った。

 拳王の言葉に表情を引き締めた中嶋も「金剛が今ノアの中心でしょ。もっといくよ。代々木からもっと進めていくぞ。想像しろ。そして感じろ。そして代々木を見ろ」と最後は不敵な笑みを浮かべた。前哨戦から壮絶な蹴撃戦を繰り広げた末にフルタイムドロー。死闘必至の代々木を経て、2本のベルトとともに元日武道館メインへと駒を進めるのは、中嶋か、それとも拳王か――。

【会見の模様】
▼拳王「俺の夢であった日本武道館大会が今年実現した。夢が叶ったら欲が出てくるよな。それは日本武道館メインで最後に入場することだ。元日、日本武道館大会メインで最後に入場するために中嶋勝彦の持つベルトが必要だ。俺は夢を実現するために中嶋勝彦の持つGHCヘビーのベルトを死に物狂いで奪ってやるからな。あさっての代々木は今までにみたこともないような拳王が現れるか楽しみにしておけ」

▼中嶋「また俺の目の前においしいものがきたな。史上初二冠に俺がなって、時代を速く進めるぞ」

――日本武道館大会のメインがどれだけ意味の深いものなのか?

▼拳王「夢に意味深い? そんなことあるわけねえだろ。俺の夢は日本武道館のメインで最後に入場することだ。毎晩そのことを考えてるよ。考えただけでも幸せな気持ちになってくるな。俺が元日、日本武道館メインで最後に入場する。正夢にしてやるよ」

――中嶋選手も日本武道館メインへのこだわりはどのようなものがある?

▼中嶋「俺もね、1月1日は思い入れ深い日なんだよ。拳王は誕生日? だけどね、1月1日・元日はノアに入った日なんだよ、俺が。だから、もちろん日にちもそうだし、日本武道館にも愛着がある。そのためにも、次の代々木で2本のベルトを掲げて最後に立っているのはこの俺だ」

――金剛入りしてから長い間、拳王選手とともに戦ってきたが、拳王という存在は自分の中でどんな存在になりつつある?

▼中嶋「金剛のリーダーだからね。やっぱり引っ張っていってくれてるし、そのリーダーのラブコールだからね。応えないとね」

――金剛対決でダブルタイトル戦、団体の中心を争う戦いで、金剛の到達点といえる大きな戦いになるが、このシチュエーションにどんな思いがある?

▼拳王「金剛はノアを引っ張ってる。それだけじゃ満足いかないぞ。日本のプロレス界を引っ張る、世界のプロレス界を引っ張る。そのような軍団に俺はしようと思っている。中嶋勝彦は俺が今まで数々戦ってきたレスラーの中でも、蹴りに関して俺はナンバー1だと思う。その中嶋勝彦と俺も負けないぞという気持ちは世界一、いや宇宙一あるんだ。これだけやり尽くされたプロレス、行き過ぎた今のプロレス界において、俺と中嶋だったら、また一つの分野、新しいものを作れると思う。俺は今までみたこともないような試合、内容、そしてみたこともないようなハート。それをな、全部わからせるような試合を代々木で行いたいと思っている。そして! 金剛が日本一、世界一の軍団、チームになるように、なるような試合を俺がやってやるよ。そして俺がベルトを中嶋から奪う。以上だ」

――拳王選手の言葉を聞いて感じることは?

▼中嶋「まあそもそも拳王のラブコールに応えたのも、金剛が今ノアの中心でしょ。もっといくよ。代々木からもっと進めていくぞ。想像しろ。そして感じろ。そして代々木を見ろ」

――中嶋選手には10月のN-1決勝で敗れ、昨年のリーグ戦でも敗れてシングル2連敗中だが、必勝法はある? また前回と違う点はある?

▼拳王「必勝法? そんな小細工をするような戦いにはならない。己の強さ、ぶつけ合ったうえで、どちらが最後に立ってるか。そういう戦いになる。だけどな、俺は日本武道館のメイン最後に歩く、最後に入場する。その思いがあるんだ。この夢を実現させる強い思いで2連敗中の中嶋勝彦に対戦したら、俺の思いをすべてぶつけたら、俺は必ず勝てると思う」

プロ格 情報局