11/27【全日本】土肥羆が決勝T進出一番乗り 岩本&本田粉砕でDブロック突破
『2021世界最強タッグ決定リーグ戦〜やっぱりステーキpresents〜』愛知・名古屋国際会議場(2021年11月27日)
Dブロック公式戦 ○土肥こうじ&羆嵐vs岩本煌史&本田竜輝×
土肥&羆嵐が岩本&本田を破ってDブロックを首位通過。一番乗りで決勝トーナメント進出を決めた。
5年ぶりの出場となった土肥羆は初戦でゼウス&入江を破ったものの、続く大森&イサミ戦に敗北。1勝1敗・勝ち点2で最終公式戦を迎えた。相手は勝ち点3で首位の岩本&本田。土肥羆が生き残るには勝利するしかなかった。
二人は最終公式戦でタッグチーム力をいかんなく発揮した。序盤からキャリアの浅い本田に的を絞って羆嵐がセントーンを投下したり、二人がかりの踏みつけ攻撃に出たりと蹂躙。岩本がジャーマンで次々に投げるなどなで斬りにしても、土肥羆はアルゼンチンで岩本と本田を同時に捕まえ、同時にバックフリップで叩きつけて主導権を渡さない。
その後もダブルタックル、ギロチンドロップ&セントーンの同時投下と土肥羆連係が冴え渡った。さらに土肥が南京錠固めで本田を追い込むと、粘る本田もスピアー、ジャーマンで食らいついたが、土肥がショートレンジラリアット、羆嵐がダイビングセントーンの連続攻撃で鎮圧。最後は土肥がこん身の人殺しラリアットでトドメを刺した。
土肥羆が首位だった岩本&本田を粉砕し、勝ち点4で公式戦全日程を終了。Dブロック首位通過を決めた。一番乗りでベスト4進出を果たした二人は試合後、大会冠スポンサーとなった「やっぱりステーキ」からステーキ100キロ分を贈呈されてご満悦。土肥は「フリーの俺らに明日はないし、全日本の所属の人間よりも俺らはこの世界最強タッグにかけてきてんだよ。俺らは必ず優勝しなきゃいけないんだよ」と優勝にかける覚悟を示した。
バックステージではきわどい話を連発したが、ともあれ、あとは残る3ブロックから勝ち上がってくるチームを待つのみ。「タッグとしての完成度が違ぇんだ。シングルプレイヤー同士で組んでるわけじゃねぇんだよ」と自負する土肥は「まだまだここは通過点だから。他のリーグはまだ決まってないからね。楽しみだわ、純粋に」と腕まくり。羆嵐も「このシリーズは俺たちが盛り上げてるよ」と豪語してみせた。最強タッグの栄冠を射程距離に収めた土肥羆は全日本参戦以来初となるタッグの勲章獲りを何としても成し遂げる。
【試合後の土肥&羆嵐】
▼羆嵐「一番乗りだよ」
▼土肥「フタ開けてみりゃ俺ら土肥羆が決勝トーナメント一番乗りじゃねぇか、おい」
▼羆嵐「一番注目されてなかったんだよ、俺たちは」
▼土肥「何がダークホースだ」
▼羆嵐「滑り込みだ」
▼土肥「大本命なんだよ、こっちはよ!」
▼羆嵐「Dブロック最後に呼ばれてよ、最初に俺たちがよ…」
▼土肥「最後に呼ばれた?」
▼羆嵐「最後に呼ばれただろ。A、B、C、Dってあってな、Dブロック最後に…」
▼土肥「SNSで一番下に」
▼羆嵐「これはもしかしたら、もう今年出れないかもしれないって」
▼土肥「あそこ切ればな、俺ら出なくてもわかんなかったかもな。それが一番乗りってことで」
▼羆嵐「ホントだよ。先輩が言った通りフタ開けたらよ、おい、俺たちが一番盛り上げてんじゃねぇか。どうなんだ? 全日本プロレス」
▼土肥「ホントに?」
▼羆嵐「うん、俺たちが盛り上げてる。このシリーズは俺たちが盛り上げてるよ」
▼土肥「タッグとしての完成度が違ぇんだ。シングルプレイヤー同士で組んでるわけじゃねぇんだよ」
▼羆嵐「こっちはな、今の時代で言うパワハラに耐えてきてんだ、何年も何年も。7年ぐらい耐えてんだよ。ねぇ先輩?」
▼土肥「慰謝料5億取れるって言われてるからな」
▼羆嵐「タバコの火つけられたりよ…あ、口が滑っちゃった」
▼土肥「カットしろ、ここは全部。マイクでぶん殴って、おしぼり3個分、血が出たとか」
▼羆嵐「うん、うん。それはカット」
▼土肥「そんなことより今日の対戦相手…」
▼羆嵐「本田?」
▼土肥「どうでした?」
▼羆嵐「思ったよりよかったじゃないですか」
▼土肥「気持ちは入ってたね。俺はあいつが変わったところはお腹がポッコリ出たとこだけだと思ってたけど」
▼羆嵐「それは俺が言ったやつだな」
▼土肥「あ、そう。十分ヒタチになってたな、あいつな。あいつは昔のこととか言ってたけど、あいつの方が昔のこと忘れらんないんじゃないの?」
▼羆嵐「毎回、掘り返してきてさ。俺らにさ、噛みついてきてさ。まぁ、そんなとこ見たら、こんなこと言うの何だけどよ、まぁ、ちょっとかわいいよな」
▼土肥「そうだな。他に全日本に出てるヤツよりかは昔から知ってるわけだし」
▼羆嵐「かわいいやっちゃ」
▼土肥「羆嵐にソー○ラ○ド…」
▼羆嵐「おい!」
▼土肥「何十回おごってもらってるか」
▼羆嵐「それはちょっと…」
▼土肥「何百万使ってきたと思ってんだ?」
▼羆嵐「そういう人間だと思われるだろ。俺がそういう人間だと思われる」
▼土肥「まぁまぁ、かわいいヤツだけどね。また俺らの目の前に立つんだったら叩き潰すし」
――5年前の最強タッグ、お二人のチャンピオン・カーニバルと全日本でのリーグ戦はいずれも勝ち点2で終わってきたが、今回は決勝トーナメント進出を果たした。
▼羆嵐「今、勝ち点何ですか? 4? 倍になってる。成長してるじゃねぇか」
▼土肥「まぁまぁ、そうだな。まだまだここは通過点だから。他のリーグはまだ決まってないからね。楽しみだわ、純粋に」
▼羆嵐「本田もよかったんじゃないですか。意外と」
▼土肥「隣にいるヤツがホントの敵かもしれないな」
▼羆嵐「隣にいるヤツ、今日仕事してないぞ」
▼土肥「イス持ち出して、あいつ何なんだ?」
▼羆嵐「プロレスのルールわかってねぇぞ、おい。ふざけんじゃねぇよ」
▼土肥「これ以上、長くやるとグダグダになるんで…」
▼羆嵐「悪態ばっかつきやがって」
▼土肥「やっぱりステーキ1年分もらっちったよ」
▼羆嵐「ミスジだってよ」
▼土肥「社長、喜んでたよ。恥ずかし固めされて。ちゃんし」
▼羆嵐「ミスジだってよ」
【岩本の話】「あぁ、リーグ戦終わりだ。リーグ戦の中で今日が一番ダメだよ。俺はもう何もない。あとは本田に聞いて。ダメだ、今日」
【本多の話】「クソ、何も結果を残せなかった。本当に悔しい。あぁ、クソ!」