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11/30【新日本】テンコジ撃破でタマ「時代は変わった」 GODが連覇へ再加速

『WORLD TAG LEAGUE 2021 & BEST OF THE SUPER Jr. 28』東京・後楽園ホール(2021年11月30日)
「WORLD TAG LEAGUE 2021」公式戦 ○タンガ・ロア&タマ・トンガvs小島聡&天山広吉×

 テンコジを撃破したタマは「時代は変わった」と豪語。GODが連覇へ向けて勢いを再び加速させた。

 前年覇者の“GOD"タマ&ロアは、前戦の11・28東金大会でIWGPタッグ王者のタイチ&ザック・セイバーJr.に敗れて現在3勝2敗。連覇に向けて仕切り直しを余儀なくされた。今宵の相手はGODが更新するまでIWGPタッグ王座の最多戴冠記録を保持していた名タッグチームの天山&小島。一筋縄ではいかない相手だったが、GODは真っ向から対峙した。

 テンコジが珍しくいきなり奇襲。場外戦では押し負けてしまったものの、連係攻撃に持ち込む。ロアをダブルブレーンバスターで排除すると、タマには交互にモンゴリアンチョップをぶち込んだ。しかし、GODはブラインドタッチで天山を翻ろう。すかさず混戦に持ち込むと、天山を孤立させる。ロアが延髄斬り、その場飛びムーンサルトプレスを繰り出すと、タマはセントーンアトミコを投下し、ナックルパンチで滅多打ちにした。

 小島にタッチが渡ると形勢逆転。小島はタマにマシンガン逆水平を叩き込み、DDTでマットに突き刺す。コジコジカッターは決まらず、タマの変型デスバレーボムの餌食になると、ロアの串刺しラリアットを連続してもらってしまうが、腕にラリアットを合わせて振り払い、コジコジカッターを繰り出すと、「天山!」と叫びながら盟友にタッチを渡す。

 パートナーのゲキに応えようと、天山はモンゴリアンチョップを連打。串刺しラリアットからブレーンバスターにつなげる得意の連続攻撃も完璧に決まる。が、タマが横やりを入れて、一気呵成にリバースガンスタンを繰り出すと、GODはバックドロップ&ガンスタンですぐさま追撃して、勝機を掴んだ。

 小島が急行し、エルボーを乱射。タマの後頭部にラリアットを見舞ったが、正調ラリアットは空を切ると、直後にタマのガンスタンが火を吹く。天山は孤軍奮闘。タマをニールキックで排除すると、ロアとはラリアット合戦を展開し、頭突きやモンゴリアンチョップで押し切りにかかる。が、ロアはスピアーで譲らず。フォールを返した直後の天山をOJK(クロスフェイス)に捕獲し、ギブアップを奪取した。

 テンコジ狩りを果たしてGODが4勝目。輝かしい実績を持つ天山&小島に快勝し、タイチ&ザックに敗れたショックを払拭して、連敗に向けて勢いを再加速させた。タマは「テンコジ! 良いファイトだったぜ! それは認める。そりゃそうだ、お前らは長い間この業界で闘ってきた実績がある。でも時代は変わった。お前らの世代ではタッグのトップを張ってたのかもしれないが、それはもう昔の話だ。今現在、タッグを引っ張ってるのは2020年、WORLD TAG LEAGUE優勝チームの俺たちゲリラズ・オブ・デスティニーだ!」と豪語した。次戦の12・2春日部大会ではBULLET CLUBの同門EVIL&裕二郎と激突するが、「もうG1の公式戦でEVILは信用できないと学んだ! 次は360度、お前らを見張ってるからな!」と警戒心をあらわにし、「ゲリラズ・オブ・デスティニーの優勝は誰にも阻止させねえぞ!」と必勝を誓った。


【タマの話】「テンコジ! テンコジ! 良いファイトだったぜ! それは認める。そりゃそうだ。お前らは長い間この業界で闘ってきた実績がある。でも時代は変わった。お前らの世代ではタッグのトップを張ってたのかもしれないが、それはもう昔の話だ。今現在、タッグを引っ張ってるのは2020年『WORLD TAG LEAGUE』優勝チームの俺たちゲリラズ・オブ・デスティニーだ! 俺たちはガン(カール・アンダーソン)&(ドク・)ギャローズよりもテンコジよりも、このニュージャパンリングで闘ったことがある、どのタッグチームよりも強い! ああそうだ、ゲリラズ・オブ・デスティニー、タンガ・ロアとタマ・トンガによってタッグのレベルはグンと上がった。それは俺たちが日々、ハードに努力を重ねてきたからだ。そして常に結果を残してきたからだ! さて、次はEVILとTOKYO PIMP(S)。もうG1の公式戦でEVILは信用できないと学んだ! 次は360°、お前らを見張ってるからな! TOKYO PIMP(S)、お前とは長い付き合いになるが、必要に迫られればぶっ潰すしかない! ゲリラズ・オブ・デスティニーの優勝は誰にも阻止させねえぞ!」

※ロアはノーコメント

【天山の話】「(※首を押さえて『クソーッ!』と声を上げながらインタビュースペースにたどり着くと、そのまま前に倒れ込み、床を殴りつけて)チキショーッ! マジで!(※首を押さえて)あぁ、首が…。首が折れるかと思った。ヤバかった、もうマジで。(※起き上がって)俺の首、狙いに来やがって。首さえ何もなかったらあんなの返せたよ。クソッ! これで何敗? 3敗? 4敗? ふざけるな! こないだ勝ったからって浮かれてるんちゃうぞ! 次も、次も絶対、こんな目に遭わへんって。コジと最後の最後まで、優勝狙ってくからね! 見とけよ、絶対返してやるよ、ここから! よく見とけよ、オイ! アーッ!」

【小島の話】「(※インタビュースペースに着いてからも足取りはフラつき気味で)30年生きてきた。プロレスラーとして、30年、生きてきた。テンコジタッグ組んで22年。ずーっとやってきた。いい時も悪い時も離れてる時もテンコジでやってきた。この思いは俺たちにしか分かんねぇ。俺たち2人にしか分かんねぇよ! だからこそ、可能性がある。諦めない! 諦めないことは俺たちが30年の、プロレスラーとしての時間で教わったことだよ。仲間のレスラーから、先輩のレスラーから、そしてお客さんから諦めなければいいことがあるって、いろんな人から教わってんだ。その30年の歴史をみんなで今、思い知るがいい。絶っっっ対に、このままじゃ終わんねぇから!」

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