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12/15【新日本】KENTA提示の「ノーDQ戦」を承諾 棚橋がUS王座再挑戦へ

『WORLD TAG LEAGUE 2021 & BEST OF THE SUPER Jr.28』東京・両国国技館(2021年12月15日)
○棚橋弘至&天山広吉&小島聡&永田裕志vsタマ・トンガ&タンガ・ロア&バッドラック・ファレ&チェーズ・オーエンズ×

 US王者・KENTAがリマッチの条件に掲げた「反則裁定なしのノーDQルール」要求を棚橋が受諾し、再戦が決定的となった。

 US王座奪回を狙う棚橋はG1で敗れたオーエンズに12・12広島大会のタッグリーグ公式戦で雪辱。王者・KENTAとのリマッチに向けて条件提示を求めた。一方、KENTAはSNSですでに来日していることを明かしつつ、棚橋との再戦については明言を避けていた。

 この日、棚橋は天山&小島&永田と組んで、KENTAの同門であるBULLET CLUBのタマ&ロア&ファレ&オーエンズと対戦。のっけからUS王座挑戦を諦めないオーエンズに奇襲を受けると、小島が捕まってしまい、フラストレーションが溜まる展開に。それでも第三世代が粘りを見せると、好機に棚橋が登場。フライングフォアアームやドラゴンスクリューなど得意技でオーエンズを圧倒した。

 相手チームの総攻撃を受けてピンチに陥るが、第三世代が大暴れを見せてオーエンズを孤立させる。すかさず棚橋はショートレンジのスリングブレイドを繰り出すと、ハイフライフローへ。オーエンズはこれを自爆させると、飛びヒザ蹴り連発で巻き返したものの、棚橋はスキを突いてのサムソンクラッチで3カウントを奪い取った。

 オーエンズを連破してUS王座挑戦へ弾みをつけた棚橋だったが、試合後、突然、場内が暗転し、KENTAのメッセージVTRが流された。「棚橋、いや、タナ。いや、ハシ。ハシの広島大会のあとのコメント見させてもらったよ。1箇所かんでたな。ちゃんと喋りなさい。それで条件を何でも受けるからこのベルトに挑戦させろって? いや、俺はお前なんかとやるつもりないんだよね」と一旦リマッチを否定したKENTAだったが、「…と言いたいところだけど、前回お前とやった時に机が突き刺さってできた背中の傷がいまだに治らないんだよ。お前にも同じ思いをしてもらわないとな。どうだ、反則裁定なし、何でもありのノーDQマッチだったらやってやるよ。返事待ってるよ」と一転して条件を提示した。

 KENTAが出した「反則裁定なしのノーDQマッチ」要求を受けて、マイクを持った棚橋は「とことん…とことん1つのことをやってみようと思います。なので中途半端に終わったUSヘビーもう1回挑戦します」と受諾。ノーDQマッチでの再戦が決定的となった。

【棚橋の話】「とことんやってみたいんだよね。NEVER(王者だった時)も、何も試合をやらなかった。USヘビーもアメリカで取って、アメリカに戻る前に取られてしまった。そんなねぇ、ベルトに気持ちを込められないような選手じゃ、IWGP世界ヘビー級だって、届くわけないよ。だからね、今の俺はとことんしつこくいきます。なので、USヘビーに、こだわらせて、(※力を込めて)ください!」

【永田の話】「2017年8月13日以来の両国国技館での試合。ようやく国技館での試合が俺を求めてくれた。4年4ヵ月かかったけど、戻ってこれて最高です」

【天山の話】「オーケイ! 久しぶりの両国、やっぱりここの会場は大好きですよ。まぁ今日は4対4で、クソ連中のBULLET CLUB、棚ちゃんがやってくれたから、しっかりといい思いできたけども、年内もあと4つかな? 今年2021年、何かしらあとひとつ、残していきたいなと思ってますよ。まだまだこんなんで終われないよ」

【小島の話】「改めてWORLD TAG LEAGUEありがとうございました。今日、またこの両国の舞台に立てて、とても感慨深いものがありました。幸せだなと思う、本当に。棚橋弘至を守る第三世代の3人、それでいいじゃないか。確かに今の俺はもう、新日本プロレスの中心にはいないよ。だけど、俺には俺の役割がある。俺にしかできない役割がいっぱいあるから。だからまだ、今日みたいな舞台に立てると思ってるんだよ。これからも明るく元気に、試合していこうと思います。ありがとうございました!」

【タマの話】「クソ…こうなったらもう(アメリカに)帰るしかねえな」

【オーエンズの話】「タナハシ…お前が憎い!」

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