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12/16【新日本】スーパーJr.覇者ヒロムが一夜明け会見で“ウザ絡み"大暴走も 1・4デスペ戦へ宣言「ジュニアの中心に戻る」

 「BEST OF THE SUPER Jr.28」覇者・高橋ヒロムが連覇達成から一夜明けた16日、オンライン会見に登場。司会者に逆質問を連発する“ウザ絡み"で大暴走したが、1・4東京ドーム大会でIWGPジュニアヘビー級王者エル・デスペラードへの挑戦が決まり、「ジュニアの中心に戻る。それだけ」と豪語してみせた。

 前夜の12・15両国大会でヒロムは38分30秒に及んだYOHとの激闘を制し、スーパージュニア制覇。史上二人目の連覇を成し遂げた。一夜明けたこの日、1・4ドームでIWGPジュニア王者・デスペラードとの“約束の対決"が正式決定。ハイテンションのヒロムは会見の場で大暴走した。

 のっけから「ふざけやがって…何が一夜明け会見だ、疲れてんだよ! 帰るぞ、俺は。悪いけど何も言うことなんてねえ、帰る。ふざけやがって」と会見ボイコットを示唆。それもつかの間、一転して「なんちゃってドッキリでした〜! テッテレー、ハッピーです、ヒロムちゃんはハッピーで〜す!」とハイテンションに叫んだ。

 スーパージュニア連覇から一夜明け、ヒロムは「うれしい」を連呼。「うれしいって言葉以上にうれしいを表現する言葉ってご存じですか? 難しいですよね。いやあ、そう思いますよ」と逆質問。その後も「俺は15連覇までいこうとしてる」との野望をぶち上げると、「どう思います?」と問いかけるなど逆質問を繰り返して司会者を困らせた。

 マイペースを貫くヒロムだが、デスペラードとのジュニア頂上対決が決まり、「ジュニアの中心に戻る。それだけ」と言い切ってみせた。試合順はセミファイナル。悲願のドームメインならず「日本武道館でメインイベント、両国国技館でメインイベント、次は東京ドームでメインイベント……やっぱりその夢はいつか叶えたいと思いますけど、まあそんな簡単には叶えてくれないな」と無念そうに話したヒロムだが、「このタイミングの俺とデスペラードの闘いでさえ、セミファイナルなってしまう。これは新日本プロレスの厚さだと思いますし、ここを越えて行かなきゃいけない」と現実を受け入れたうえで誓うばかり。そのためにも「ここを越えてメインイベントに辿り着いて、初めてうれしい、最高だ、楽しみだ、そういう感情が生まれると思います。だから、このセミファイナル最高に盛り上げたうえでヒロムちゃんが勝ちますよ」とドームで新日ジュニアをさらに高める戦いを描いた。


【会見の模様】

▼ヒロム「ふざけやがって…何が一夜明け会見だ、疲れてんだよ! 帰るぞ、俺は。悪いけど何も言うことなんてねえ、帰る。ふざけやがって………なんちゃってドッキリでした〜! テッテレー、ハッピーです、ヒロムちゃんはハッピーで〜す!ヤッターヤッター、みんなビビッてやんの!ハイ、オッケーでーす」

――ではコメントを

▼ヒロム「コメントですか? 優勝しての? ……ホントに素直な気持ちっていうのは昨日試合後にガツンと言ってしまったんでね、まあハッピーなのかな。いや、ハッピーなことに変わりはないんですよ。もううれしい。こんなうれしいことはない。2連覇ですよ。そりゃうれしいなと。もうホントに素直な気持ちですよ。これはホントにうれしい。もううれしいって言葉以上にうれしいを表現する言葉ってご存じですか? 難しいですよね。いやあ、そう思いますよ。これをホントは伝えたい。どれだけうれしいの? ヒロムちゃん、うれしいだけじゃ伝わらないよ。ちゃんと言葉で伝えてよ。ってなった時に、さっきの“入り"かな…ってちょっと思いついちゃったんですよ。もうホント直前でドッキリって書こうかなって。これはシリアスな感じで入ってきて、『あれっ、怒ってる? やっぱり一夜明け会見はマズかった?』みたいな雰囲気を作っといて『ドッキリでした〜』みたいなのをやろうと思って、そこで考えたんですよ」

――昨日の試合後から今日までのどんな過ごし方をした?

▼ヒロム「もう寝起きです。もう寝て起きて気付いたらもう出発時間でしたね。だって休みたかったからね。やっぱ昨日はスーパージュニアズハイな状態だったわけですよ。テンションが高ぶってしまって、夜も寝れない寝れない。もう帰ってすぐに寝ようとしたんですけど寝れない。まったく寝れなくて、気付いたらもう朝だったんですね。この時間だったんですよ。不思議なもんですよね。まあ、よっぽど嬉しかったんだろうなと思います。どう思います?だって想像してください。清野さん、自分が2連覇したと思ってください。どう思います?」

――それは眠れませんよね。

▼ヒロム「そうですよね。うれしいですよね。同じ気持ちですよ。いまの清野さんと同じ気持ちです、俺は。分かります?そうやったら伝わりますよね。だから、これを観てる方も同じですよ。自分が2連覇したと思ってください。『俺は2連覇した』『私は2連覇した』『あっ、こんなうれしいんだ』『あっ、これがいまのヒロムちゃんの気持ちなんだ』と。分かりやすいと思います。いま俺、凄い分かりやすいことを言いました」

――1月4日東京ドームでのIWGPジュニアヘビー級選手権試合も決まった

▼ヒロム「メインイベント?」

――セミファイナルです。

▼ヒロム「セミファイナルか。まあ、仕方ないですね。まあいいですよ。日本武道館でメインイベント、両国国技館でメインイベント、次は東京ドームでメインイベント……やっぱりその夢はいつか叶えたいと思いますけど、まあそんな簡単には叶えてくれないなと。このタイミングの俺とデスペラードの闘いでさえ、セミファイナルなってしまう。これは新日本プロレスの厚さだと思いますし、ここを越えて行かなきゃいけないと思いますし、ここを越えてメインイベントに辿り着いて、初めてうれしい、最高だ、楽しみだ、そういう感情が生まれると思います。だから、このセミファイナル最高に盛り上げたうえでヒロムちゃんが勝ちますよ。そして、ジュニアの中心に戻る。それだけですね。だって、逆の立場になって考えてください。どうですか? 清野さんがデスペラードに挑戦すると思ってください。で、いま2連覇してるんですよ。2連覇してます、挑戦したいって言ってます、挑戦が決まりました。どういう心境ですか?」

――この勢いのまま勝ちたいですね。

▼ヒロム「そうなりますよね。それと同じですよ。観てる人も同じことを考えてください。自分が2連覇で挑戦する立場、『ジュニアを盛り上げよう』そう思ってる。どう思いますか?その通りです」

――メインでは鷹木信悟、セミでは自身、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンが東京ドームのセミ・メインを戦うことになる

▼ヒロム「そこは別に特に思うことはないですね。昨日リング上で言いましたけど、鷹木さんっていうのはいま間違いなく新日本プロレスを引っ張っている存在だと思いますよ。特にこの1年間を通して、東スポのMVPにも選ばれましたしね。凄いと思いますよ。あの人以外、正直いないなと思いました、自分も。だからこそ、昨日リング上でも言いましたけど、越え甲斐があるなと。何をしてどうやったら「越えれた」っていうのはわからないですけどね。たとえば、試合で闘って勝ちました、越えましたじゃないんですよね。プロレスってそこが難しいところで、まあ雰囲気ですよね。越えたって簡単に言っても難しいですよ。どう思います? 逆に自分がその立場になった時だと思って考えてください。そう思いません?俺と同じ気持ちじゃないんですか?もし違う気持ちがあるのであれば俺はいま言うべきだと思いますよ。ホラ、来い」

――越えたいけど、簡単に勝った負けたじゃ越えられないかなと

▼ヒロム「アタナにとって越えるとはどういうことですか?」

――存在感を大きくしたいというか

▼ヒロム「その通り。いろいろ考えたでしょ? 今観てる皆さんも色んな考えを持ってると思うんですよ。俺がここで一つ越えた越えない、人によってはそんなことべつに気にする必要はない。ジュニアはジュニア、ヘビーはヘビー、そういう風に言う方もたくさんいると思います。人は人、これは俺の考え、これは清野さんの考え、そうだと思います」

――デスペラードとはスーパージュニア公式戦では引き分けているが、対策は?

▼ヒロム「今のところ対策はない!昨日、優勝したばっかですよ。昨日、優勝して俺だって挑戦表明はしましたけど、カードが決まったっていま知りましたからね、正式に決まったことは。それでは対策も何もまだ練れないでしょ。まだ俺、頭の中がおかしいですからね。まだハイな状態ですからね。何言ってるかわからない。今この場にいて、俺はいまどういうことをしゃべってるんだろう、はたしてしゃべってるのをあとで自分で観て後悔しないだろうか、後悔するだろうか、いろいろ感情があるんでしょうね。たぶん俺はこのあと配信される映像は観ないと思います。いま言っておきます。観ません。それでも俺は悔いのない人生を送りたい。どう思いますか、逆に? 逆にいま聞きますよ。この立場だったらどう思います? 頭の中がハイになって回らないんですよ。いまは回ってるかもしれません。でも、2連覇して、IWGPジュニアヘビー級に挑戦が決まって、1.4東京ドームセミファイナル、どういう心境ですか? 逆に俺は聞きたいですよ、俺以外の反応を」

――今日一日は余韻に浸りたいですね

▼ヒロム「その通り! 頭を休めること、重要ですよ。そう思いますよ。ん?ん?ん?」

――ということで……

▼ヒロム「エッ、おしまいですか?ちょっと〜、俺をここまで呼んどいてもう終わっちゃうんですか。まだ何分くらいですか?」

――始まって5分ちょっとにですかね

▼ヒロム「ほら、そんなの誰も観ないですよ。5分の動画なんて観ません。やっぱり1時間は越えないと。越えていきましょう。いけるところまでいっちゃおう。いまこの頭で何を喋ってるかわからない。俺はこの映像を観ない。俺は観ないですけど、観たがってる人はいっぱいいますからね。チャンスですよ。なんでも答えます。チャンスです。大チャンス。チャンスタ〜イム、フゥーーー。あっ、俺言いたいことあるんですよ」

――どうぞ

▼ヒロム「思い出した、今。昨日のコメントで田口さんがいいこと言ってましたよ。見ました?」

――挑戦表明をされていましたね

▼ヒロム「いや、そこじゃないでしょ。見てないんですか? いいんですか、いま自分でチェックします?大丈夫ですか? 言っちゃっていいんですか?」

――お願いします

▼ヒロム「田口さんが『新日本プロレスジュニア生え抜きの下からの突き上げが欲しい』と。『だから、ジュニアの入門テストをやろうぜ』みたいなことを言ってたんですよ。見てないんですか?エッ、ちょっと寂しいな」
――メガコーチズで挑戦したいということはおっしゃってました

▼ヒロム「まあ、それも言ってましたけど、俺はそっちよりか『ジュニアの入門テストやろうぜ、ヒロムも言ってたけど』みたいな。俺の言ってることちゃんとチェックしてるんだなと。あのおしりさんも同じ気持ちなんだなと。おしりさんがそれを立候補というか、おしりさんが“やろう"って言ってるんですよ。これでもしおしりさんがコーチになるなんて話になったら、これは面白いことになりますよ。面白いジュニアの先が見えてきますよね。楽しみですよね。俺はそう思いました。どう思います?」

――楽しみですね

▼ヒロム「どう楽しみなんですか?」

――田口選手がコーチとして本腰を入れるのであれば、才能を伸ばしてくれそうな、そんなコーチになる気がします。

▼ヒロム「例えばどういう?」

――プロレスの解釈が広い方ですので……

▼ヒロム「俺はこれなんかイヤな感じで言ってるんじゃないんですよ。俺はこの世界の人間なんですよ。新日本プロレスの人間なんです。そこから外に出た人の意見を俺は聞きたいんです。で、この意見が凄い大事なんです。だから、マジメに言ってください!どう思います?」

――人材の育成というのはどんなスポーツにおいても急務だと思いますし、やはり若い力が出てくることは将来につながりますので、力を入れてやるべきだと思います
▼ヒロム「そう、若い力が育つから伸びるんですよ。だから面白くなるんですよ、この先。だから、『高橋ヒロムを倒したい』そういった人材がこの先入ってきたら面白いですよね。『アイツの連覇を止めるのは俺だ』ぐらいな、それぐらい力強い言葉を俺は聞きたいですね。俺はここから目指せ15連覇ですからね。『高橋ヒロム15連覇するまで引退できません』みたいな企画が今日から開始ですよ、たった今。これについてはどうですか?」

――前人未踏ですね

▼ヒロム「ヒロムならやれると思いますか? ヒロムならやるんじゃないかと。15連覇するまで俺引退できないんですよ。なかなか凄い記録だと思いますよ。どう思います?」

――46歳ですよね?

▼ヒロム「最短でね。これ1回でも逃したらまたゼロカウントになっちゃいますからね。かなり厳しい闘いになると思いますけど、俺は狙いますよ。俺はやれると思ってます。来年の『SUPER Jr.』がいつ開催されるかみたいなのも注目なんじゃないですか。もしかしたら、5月6月に戻るかもしれないですし、まだそれはちょっとできなくてまた今回と同じ時期になるかもしれないですね。だから、そのへんの楽しみもありますよね。で、5月6月になった場合、もう半年後ですよ。これはえらいこっちゃですよね。もうだから狙いますよね、3連覇…4連覇、次俺優勝したら何連覇か知ってます?」

――次回優勝したら3連覇ですよね。

▼ヒロム「正解!その次優勝したら?」

――4連覇

▼ヒロム「その次!」

――5連覇

▼ヒロム「正解! できますね。そういうことですよ。それで俺は15連覇までいこうとしてる。どう思います?」

――いいと思います

▼ヒロム「ヨシッ!」

――大いなる野望が聞けたところで、最近の動画は短めの方が好まれるらしいのでこのへんで締めさせてもらいます。

▼ヒロム「エッ!?そうだ、思い出しました。昨日、優勝した後、そのままのテンションでヒロムちゃんのYouTube撮りに行って、たぶんこの会見のあとぐらいにアップされると思うので、ぜひ皆さん観てください!これが言いたかったんです」

――満足しました?

▼ヒロム「満足しました、俺は」

――満足したところで締めさせていただきたいと思います

▼ヒロム「(※清野アナの締めの挨拶をさえぎりながら)締めれるかな? 締めれるのかな? 締めれるんですか? この俺がいて締めれるのかな?」

――それでは皆さんご視聴ありがとうございました!

▼ヒロム「締めれたね〜!ありがと!!!」

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