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1/12【DRAGONGATE】吉田がドリーム王者ピンもKAIは挑戦拒否 土井が箕浦に翌日タッグ結成要請も…

『OPEN THE NEW YEAR GATE 2022-Final Burst Out! K-ness. Forever-』東京・後楽園ホール(2022年1月12日)
○吉田隆司&土井成樹vsB×Bハルク&KAI×

 吉田がドリームゲート王者からピンフォール勝ちを収め、挑戦を表明したもののKAIは拒否。土井は箕浦を新ユニットに引き込むべく明日1・13後楽園大会でのタッグ結成を呼びかけたものの、箕浦から「よくわからない」とやんわりと拒まれてしまった。

 12・26福岡国際大会でドリームゲート初戴冠を果たしたKAIは王者としての初戦となった12・28神戸大会で新人・早川匠をKOしたうえで自らの上に覆いかぶせてピンフォール負けを喫する無気力試合を行った。これに斎藤了GMが挑戦者候補の存在をほのめかすと、吉田が自分のことと解釈し、挑戦をアピール。この日、土井との新・土井吉でハルクと組んだ王者・KAIと直接対決した。

 試合前からKAIを意識して挑発した吉田はスカされ続けたが、中盤に向き合うと地獄突きを乱れ打ち。「KAI、潰れろ!」とセントーンを落とすなど攻め立てた。その後、KAIの串刺しラリアット、ハルクのカカト落としの連続攻撃で反撃されると、トラースキックの同時発射を食らったものの、仕上げに入ろうとしたKAIの一瞬のスキを突いた首固めでガッチリ。逆転の3カウントを奪った。

 吉田がドリーム王者・KAIから堂々のピンフォール勝ち。「やった! やりました! ありがとうございます。ドリームゲートチャンピオンから3カウント取りましたよ。皆さん、お待たせしました。俺の時代が来るぞ! だーよしの、だーよしの時代が近いですよ。皆さん、応援よろしくお願いします」と喜びを爆発させつつ宣言してみせた。

 そして吉田は花道を下がろうとしていたKAIを「おい、ドリームゲートチャンピオン、聞いてるか。おい、帰るな。KAI、話があるぞ。来いよ。帰るな」と呼び止めた。「おい、お前からガッツリ3カウント取ったぞ。今までよ、こいつは俺の挑戦から逃げてばかりやったけどな、今日は言い訳できへんよな。おい、お前の口から聞かせてくれ。ドリームゲート戦はいつ、どこでやるんや!?」と挑戦を迫った。

 エプロンまで戻ってきたKAIは「吉田君、丸め込みシャラップでしょ? えっ? お前、丸め込みぐらいで俺の持っているドリームに挑戦できるほど、そんなドリームの敷居低くねえぞ?」と指摘しつつ受けようとしない。「ちょっと待て、ちょっと待て。丸め込みも立派なプロレスですよね?」と主張する吉田だが、KAIは「いや、それはわかってるけどよ、お前、丸め込みで挑戦決めたヤツで今までベルト動いたことねえぞ? いいのか? それで。ダメだろ。たぶんよ、下でモニターを見ている、お前にプロレスを教えたモッチー先輩も納得してねえと思うぞ」と聞く耳を持たず突っぱねた。

 引かない吉田が「納得してますよね!? してますよ」と必死に呼びかけると、観客も拍手で呼応したが、KAIは「いや、拍手少ない。満場一致じゃない」と認めず。「いやぁ、吉田君、残念だったな。ということで、バイバーイ!!」と最後まで受諾せず去っていった。

 ここで不満顔の吉田からマイクを奪った土井が「ちょっと俺も時間もらうぞ」と切り出した。昨年12・15後楽園大会で土井は新ユニット結成をぶち上げ、箕浦を勧誘。箕浦には返答を保留されていた。「お前ら、去年の年末のこと覚えてるか? 俺はもちろん覚えてるぞ。もう1回言おうか。俺は新ユニット作るって言ったよな。その新ユニットのセンターに箕浦康太に立ってもらいたいと言ったよな。去年の年末の後楽園で本人に直接リング上で言った。でも、本人の回答は『よくわかりません』と。確かにそやな。突然やった。唐突やった。俺もわからんわ。でも、年をまたいで、もう腹は決まってるやろ」と判断した土井は「みんなも答え聞きたくないか? 俺も聞きたいな。リング上で聞きたいな。出てきてもらおうか。なあ、箕浦康太。出てきてくれ」と返答を求めて呼び込んだ。

 箕浦がやってくると、土井は「試合前の忙しい時にすいません。ありがとうございます。リングに入ってくれ。改めて言うぞ。俺が新ユニットを作る。そのセンターに立ってもらいたい。最高のポジションや。今日はDRAGONGATE NETWORKもGAORAも生中継が入ってる。最高のシチュエーションや。ここで答えを聞かせてくれ。新ユニット、俺と一緒にやっていこうぜ」と改めて呼びかけた。が、箕浦の返答は「今はちょっと自分のユニットのこともあるんで、よくわからないです…」と変わらなかった。

 色よい返事をもらえず土井は「そっか…。そっか…。いや、わからん言われたらそれまでやけど、結構考える時間もあったと思うし、俺もわかりやすく説明しているはずなんやけど。困ったな、これ。どうしようか…。生中継、これは放送事故になるぞ」と困惑しきり。それでも「確かに口で言い合っても、伝わるもんも伝わらへん。わかった。今日明日、後楽園2連戦やろ。明日の後楽園2日目で俺と組もうやんけ。口で言うてもわからへんやろうから、組んだら話早いやろ。ただ組むだけちゃうぞ。箕浦の良さを引き出して引き出して、盛り立てて盛り立てて、気持ちよくなってもらうから。全部持っていってもらうから。俺が全部アシストするから。気持ちよくなってもらいたい。それを踏まえて、明日俺と組んでくれや」とおぜん立てを約束したうえで明日1・13後楽園大会でのタッグ結成を提案した。

 妙案だったかに思われたが、箕浦は「よくわからないので、今日のところも失礼します」とやはり首を縦に振らず。困り切った様子の土井が場内を見渡すと、手拍子も起こったが、最後は「ええ? うわー…。あとはGMに任せるわ!」との意向を示して去っていった。

 土井は新ユニットの中心人物として何としても箕浦を獲得したいところ。その後、箕浦がシュン・スカイウォーカーと完全に決裂したため、その可能性は高まった。もし斎藤了GMがタッグ結成を決めれば、土井はそれを足がかりとするしかない。

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