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2/7【新日本】札幌へ内藤がオカダのヒザに集中砲火 「ヒザ痛いか? すげー楽しいや」

『LECクリンぱっ!Presents 新春黄金シリーズ』東京・後楽園ホール(2022年2月7日)
○鷹木信悟&内藤哲也&SANADAvsオカダ・カズチカ&棚橋弘至&真壁刀義×

 内藤が札幌でのオカダ戦に向けて左ヒザに集中砲火。「ヒザ、痛いか!? でも、俺はお前との戦い、スゲェ楽しいや」と不敵に言い放った。

 2・19札幌大会のUS王座戦「(王者)棚橋vsSANADA(挑戦者)」、2・20札幌大会のIWGP世界ヘビー級戦「(王者)オカダvs内藤(挑戦者)」のダブル前哨戦として、オカダ&棚橋が真壁と、L・I・Jの内藤&SANADAが鷹木とそれぞれ組んで対戦した。

 新型コロナウイルスの影響を受けて、2週間の休止期間を挟んだ新日本は、前日の幕張大会から興行を再開。2つのタイトル戦に向けての前哨戦ロードも短縮され、札幌2連戦まで2週間を切り、いやが上にも決戦ムードが高まってきているが、今宵は内藤がアクセルを踏んだ。

 内藤はオカダとのっけから対峙。ロックアップをスカスことが多い内藤だが、いきなり正面から組み合うと、足関節を狙われても、拳を顔面に擦りつけてなりふり構わず脱出し、ヘッドロックで絞め上げた。オカダも意地になって同じくヘッドロックで応戦する。

 US王座戦を前に、棚橋とSANADAは技巧戦で火花。同時に片足を掴み合うと、互いに手を離すようアピールするが、裏切った棚橋はドラゴンスクリューで押し勝った。ここから相手チームに捕まったSANADAだったが、再び棚橋と向かい合うと、お株を奪うビンタ、ドラゴンスクリューでやり返す。

 ここでタッチをもらった内藤が仕掛けた。控えのオカダを襲撃し、低空ドロップキックで左ヒザを射抜く。怒ったオカダはタッチをもらってリングインすると、フラップジャック、リバースネックブリーカー、マネークリップと得意技で逆襲。しかし、内藤はヒザを蹴りつけ動きを止めると、ニークラッシャー、低空ドロップキックとしつこく一点集中攻撃を展開して、オカダを苦しめる。

 試合はパンピングボンバーからラスト・オブ・ザ・ドラゴンで鷹木が真壁を沈めて、L・I・Jの勝利となったが、その直後、内藤は場外でオカダに低空ドロップキックを放つと、変型足4の字固めで絞めに絞める。棚橋が救出したものの、オカダは左ヒザを押さえて倒れ込んだ。

 試合後、今大会を最後に新日本を退職する尾崎リングアナに3度も「内藤哲也、SANADA、鷹木信悟組の勝利です」とコールさせて満足げだった内藤は、「オカダはチャンピオンであり、今、この新日本プロレスで一番強い男。俺はチャレンジャーだから、挑戦者だから、ガンガン仕掛けていかないとね」と積極姿勢を強調。「50周年イヤーの先頭が、LOS INGOBERNABLES de JAPON、そして内藤哲也にならないよう、オカダ、せいぜい頑張れよ」と挑発すると、「ヒザ、痛いか!? でも、俺はお前との戦い、スゲェ楽しいや。なあ、オカダ?」と不敵な笑みを浮かべた。

【内藤の話】「いや〜、気持ちいいな。何回やっても1番しっくりくるよ。オカダとのロックアップがね。そんなオカダは(IWGP世界ヘビー級)チャンピオンであり、今この新日本プロレスで一番強い男。俺はチャレンジャーだから、挑戦者だから、ガンガン仕掛けていかないとね。てか、新日本プロレス的には、オカダに勝ってほしいんでしょ!? 50周年イヤーの先頭は、オカダであってほしいんでしょ!? そんな雰囲気をヒシヒシと感じるよ。燃えるね。だからこそ、燃えてくるよ。50周年イヤーの先頭が、LOS INGOBERNABLES de JAPON、そして内藤哲也にならないよう、オカダ、せいぜい頑張れよ。ヒザ、痛いか!? でも、俺はお前との戦い、スゲェ楽しいや。なあ、オカダ?」

【鷹木の話】「さすがは真壁刀義。(※カメラに右腕を見せ)最後は久々に渾身のパンピングボンバーをやったからよ、腕が真っ赤だよ。まあ、そうこなきゃ面白くねぇよな。それはそうと、ここ後楽園ホール、前回来たのは、なんとヒロムちゃんのYouTube。缶蹴りやりにきたんだよな。なぜだか俺は、缶蹴りの初代チャンピオンになってしまったが、バカ野郎、缶蹴りじゃねぇよ。やっぱりよ、プロレスのチャンピオンにならなきゃ、面白くねぇだろ」

【棚橋の話】「(※IWGP USベルトを肩にかけ)ベルトを、レスラーの現役生活中に、ベルトを巻ける選手っていうのは、ホントに一握りかもしれない。(※ベルトを腰にあて)けど、僕から見て、ベルトは巻いてないけど、ベルトを巻いた姿が似合う選手は、まだいます。いっぱいね。ま、SANADAもその1人かな? (※指折り数え)ただね、ホントにベルトが似合う人間と、ベルトを巻く人間、これは別物だから。ただ唯一言えるのは、ベルトを巻いて、ベルトが似合う。この2つの条件を満たしているのが…(※カメラへ顔を近づけ)私です」

【オカダの話】「(※IWGP世界ヘビーベルトを肩にかけ)内藤さんは、来年の1・4を目指してるみたいですけど、なんか内藤さんらしくないね。じゃあ、それまでの会場のお客さんはどうでもいいの!? それまでメインイベント、立たなくて満足するんですか!? って言おうと思ってたらね、ぜんぜんやる気じゃん。そんなこと目指してます。忘れてたよ。だからといって別に、チャンピオンになるなんてことは言ってないだけで、ただメインイベントを目指している。やっぱそういう相手と戦わないと面白くないですからね。まあ、いろいろありましたけども、前哨戦もこうやって中盤戦にきて、またタイトルマッチに向けて盛り上がっていくと思いますんで。まあホントに、この時期っていうのはお別れが多いですけれども、このベルトとはお別れすることなく、しっかりと一緒にいたいなと思います」

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