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2/7【新日本】ヒロムが“ジュニアオールスター戦"提唱 「プロレスファン全員が求めてる」

『LECクリンぱっ!Presents 新春黄金シリーズ』東京・後楽園ホール(2022年2月7日)
○高橋ヒロム&BUSHIvs大岩陵平&藤田晃生×

 ヒロムが“ジュニアオールスター戦"を提唱。「新日本プロレスファンだけじゃない。プロレスファン全員が求めてる。今こそプロレスファン全員を、新日本プロレスに持ってこさせるチャンスでもあるんじゃないの!?」と猛アピールした。

 現在、タイトル戦線では一歩後退中のヒロムだが、新日本50周年イヤーを迎え、様々な仕掛けを思案中。US王者の棚橋弘至がヒロムとの防衛戦に興味を示し、新たな動きが生まれつつあった中で、コロナ禍の影響のため、新日本は2週間の興行中止が余儀なくされた。しかし、ヒロムはその期間中にTwitterを使ってファンに意見を求め、「ジュニア革命計画」と題し、団体を問わず、ジュニアオールスター戦の対戦カードや出場選手のアイディアを募集。たくさんの案が集まった。

 この日、ヒロムはBUSHIと組んで、ヤングライオンの大岩&藤田と対戦。1・20後楽園大会に続き、カマイタチのマスクを被って登場すると、マスクを脱がしたら1万円のお年玉を贈呈する「お年玉マッチ」を若い2人に提案。受けて立ったヤングライオン相手に、優勢に試合を展開した。「スーパービッグチャンス!」と叫んで、自らマスクの紐を緩めて、簡単に剥がせる状況にしたために墓穴を掘り、マスク剥ぎを許してしまったものの、最後は逆エビ固めで藤田を葬った。

 試合後、笑みを浮かべつつ、若い2人にお年玉を手渡したヒロムは、バックステージで「今、あまりにもヒマすぎてさ、Twitterでさ、なんか“夢のオールスター戦"とか盛り上げてることがあるんだけどさ」と自ら言及。「あれ、すごいよ!? 800件ぐらいコメントきてるんだからね。みんな、それだけジュニアのオールスター戦というのを求めてるの」とファンの熱量に手応えを示し、「これを、大張(高己)社長、菅林(直樹)会長、どう判断しますか!? どういう目線でいますか!?」と問いかけた。

 「求めてますよ。俺だけじゃなく、プロレスファン全員が。新日本プロレスファンだけじゃない。プロレスファン全員が求めてる。今こそプロレスファン全員を、新日本プロレスに持ってこさせるチャンスでもあるんじゃないの!?」とヒロムは本気。具体的に動き始めたわけではなく、現時点では夢物語だが、「もちろん他団体にもチャンスがいっちゃうけどね。そういうの含めて、楽しいじゃん! 楽しけりゃいいじゃん! だって50周年なんだもん!」と50周年記念イヤーでの実現を目標に掲げた。

【ヒロムの話】「(※右手にBEST OF THE SUPER Jr.の優勝トロフィーを持ち)いや〜、やられた。油断してたわけじゃない。でも、絶対(マスクを)獲られないと思ってたんだけどな。あれは、無意識なのか!? それとも獲る気があったのか!? そこがすごく重要だなぁ〜。いや、獲る気があっていいと思う。獲る気があるほうが正しい。うん。俺はなんかそういうの、すごく好きだよ。俺がこうやって投げかけたことに、一生懸命向き合って、一生懸命ぶつかってくる。それはすごく大事なことだ。楽しかったよ。ただただね…。(※しゃがみながら)さあ! さてさてさてさて、ヒロムちゃんホントに、今すっ…ごくいろんなものを求めてる。ねえ? 棚橋さんがああいうふうに言ったことも、俺の中ではダイレクトに響いてるんだよ。でも、もちろん(IWGP USヘビー戦で)SANADAさんにも勝ってほしい。もちろん『棚橋さんが勝てば俺にチャンスがくるのかな!?』とか、そういうゲスいことも思うけれども、これは逆に言えば、SANADAさんが獲っても、俺がSANADAさんに挑戦するというチャンスをもしかしたらもらえる可能性がなくもないと考えた場合、これどっちを応援したらいいのかわからない。でも、ただただ自分のそういうエゴな部分を出しまくっていいのであれば、『これは棚橋さんが勝ったほうが俺的にはおいしいのかな!?』とか思っちゃったり…。う〜ん…。どっちが勝ってもいいけどさ…万が一…。いや、そういう話はよくないな。うん、うん。2人とも一生懸命頑張って下さい。それで、もし可能であれば、(次期挑戦者に)ヒロムちゃんを指名したっていいんだよ!? そういうことを伝えておきたいと思います。ただただホントにヒロムちゃん今、“ヒマ虫ポロポロ"だからさ〜。すごくいろんなもの求めちゃってるわけ。もちろんベストバウトだって、そりゃさ、悔しいよ。俺があそこに立ってたかったんだもん、ホントは。でも、こうやってさ、お年玉マッチ!? いいじゃん。なんかこういうのがさ、若い力でさ、どんどんどんどん、なに? そういう俺が用意したものに、こう向かってくる姿勢!? そういうのっていいよね、うん。今あまりにもヒマすぎてさ、Twitterでさ、なんか“夢のオールスター戦"とか盛り上げてることがあるんだけどさ。あれ、すごいよ!? 800件ぐらいコメントきてるんだからね。みんな、それだけジュニアのオールスター戦というのを求めてるの。これを、大張(高己)社長、菅林(直樹)会長、どう判断しますか!? どういう目線でいますか!? (※立ち上がり)求めてますよ。俺だけじゃなく、プロレスファン全員が。新日本プロレスファンだけじゃない。プロレスファン全員が求めてる。今こそプロレスファン全員を、新日本プロレスに持ってこさせるチャンスでもあるんじゃないの!? もちろん他団体にもチャンスがいっちゃうけどね。そういうの含めて、楽しいじゃん! 楽しけりゃいいじゃん! だって50周年なんだもん! (※去り際に繰り返し)50周年なんだもん!」

【BUSHIの話】「(※オーバーマスクを右手に持ち)いや〜、驚いたね。お年玉、ビックリさせられたよ。ホントに入ってるんだからさ。でも、ヤングライオンはホントにお年玉なんか欲しかったのか!? ホントに欲しかったのは大金星だったんじゃないのか!? なぁ!? しかし、昨日の俺自身のコメントにも驚いたよ。まあ、言い間違いなのか、聞き間違いなのか、よくわからないけど、『俺もまだ若いし』なんて言っちゃってさ。自分でも驚いたよ。俺はもう若くないよ。そう。ヤングライオンほど若くないんだからさ。若さだけでは勝てないよ、ヤングライオンに。若さだけではね」

【大岩の話】「(※お年玉と書かれた封筒に入った1万円札を手に持ち)あぁ、クソ! 1万円…! 1万円もらったけど、マスク剥いだけど、3カウントとか、ギブアップとか、やっぱ自分はそっちで勝ちを獲りたかったです。やっぱ勝たないと、このリングに上がってる意味ないんで。次は、こういうのじゃなくて、ちゃんと勝って、勝って、勝ってこれ、獲ってみせます。ありがとうございました」

【藤田の話】「『ヤングライオンだから勝てない』とか、そんなこと思われたくないです。いくら上の人とやっても、自分だって、野毛道場で、死ぬ気で! 死ぬ気でトレーニングして、ここまで、ここまで来て、もっともっと成長して、もっともっとデカくなります。ありがとうございました!」

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