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2/11【NOAH】潮崎4番勝負全敗でも復活へ“手応え” 拳王は改めて“武道館メイン"の誓い

『STEP FORWARD 2022』東京・後楽園ホール(2022年2月11日)
○拳王vs潮崎豪×

 潮崎が自ら志願した“いばらの4番勝負"最終戦で拳王に完敗。それでも復活へ“手応え"をつかんだ。一方の拳王は日本武道館メインへの誓いを改めてマイクで立てた。

 ノア後楽園3連戦の最終日。メインに据えられたのは潮崎4番勝負の最終戦だった。これまで杉浦貴、田中将斗、丸藤正道にことごとく敗れて3連敗。しかも難敵相手の“3日連続シングル"となった。

 序盤から拳王に左腕を攻められて苦しい展開。「ボロボロじゃねえか」と見下されて火がついた潮崎は、強烈な逆水平やジャーマン合戦を展開するなどして盛り返す。屈さぬ拳王も強烈な掌打や、エプロンサイドへのPFSなどで猛反撃に出たものの、沈まない潮崎も拳王のPFSを豪腕ラリアットで空中撃墜してみせた。

 さらには、ここ一番のリミットブレイクからのショートレンジ豪腕ラリアットを発射。キックアウトされても握り拳からのムーンサルトプレスを投下した。

 だが、拳王は剣山で撃墜。3日連続ムーンサルト失敗となった潮崎に、カウンターの右ハイキックをまともにぶち込むや、正調のPFSを投下だ。あえてカバーせずに再度PFSでダメ押しし、完璧な3カウントが数えられた。

 自ら志願した4番勝負は、激闘を重ねながらも全敗で終戦。それでも満身創痍の肉体を引きずってバックステージに現れた潮崎は、「プロレスリング・ノアの戦いはこれだよ。俺が望んでた戦い、リング上のノアの戦いはこれだ。欠場して戻ってきた。その休んでいた部分は気持ち、心。それは得られた気がする。戦ってくれた選手に感謝していますよ。取り戻せた」と、勝てずとも“復活"への確かな手応えを口にした。

 一方で拳王はマイクで思いの丈をぶちまけた。「みんな忘れてるかもしれねえけど、俺は忘れてねえぞ。お前(潮崎)が代々木のダブルタイトルマッチ(中嶋vs拳王)のあと、全てをぶっ壊したことを。そして俺の夢でもあった日本武道館メインに立ったこともな」と私怨を口にしたうえで、「お前のこと、憎いよ。憎いけどな、この3連戦シングルマッチで20分近くよく戦ったな。でも、今のお前のレベルはそんなもんだ。おい、俺のところまで早く這い上がってこい」と潮崎にゲキ。「テメーらクソヤローどもに約束してやる。あいつに奪われた日本武道館のメイン、俺が必ず獲ってやるからな。今、潮崎に這い上がって来いって言ったけどな、俺も日本武道館のメインまで這い上がるからな。期待しててくれ!」と改めての誓いを立てて、後楽園3連戦を締めくくってみせた。

【拳王の話】「やっぱりな、3日間シングルマッチで20分間戦ってたら、それは疲れるよ。今日の潮崎、疲れが見えたな。まあな、ハートは一流のもん持ってるよ。誰でもイヤだろ? 20分近くシングルマッチを3日間やるの。まあ、いいよ。俺のところまで早く這い上がってこい。そしたら、もう一度完膚なきまでに潰してやるからな。そして、リング上で言っただろ。あいつに奪われた日本武道館のメインをな、俺が今年中に……1回チャンスあるだろ? 俺が奪ってやる。いいか、テメーらクソヤローども。これからは拳王、俺についてこい」

【潮崎の話】「これだよ。これだよ。プロレスリング・ノアの戦いはこれだよ。俺が望んでた戦い、リング上のノアの戦いはこれだ。欠場して戻ってきた。その休んでいた部分は気持ち、心。それは得られた気がする。戦ってくれた選手に感謝していますよ。取り戻せた。あとは俺自身を上げていく。両国、そして武道館。またベルトを巻いてメインに立つのは俺だ」

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