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2/12【NOAH】藤田戦へ中嶋が非情メイン締め 野獣食らって「新たな扉」の予感

『STEP FORWARD 2022』静岡・島田市総合スポーツセンター(2022年2月12日)
○中嶋勝彦&拳王&征矢学vs潮崎豪&稲葉大樹&齋藤彰俊×

 2・23名古屋大会で藤田和之の挑戦を受けるGHCヘビー級王者・中嶋が、顔面蹴りからのヴァーティカル・スパイクで齋藤を完全粉砕。非情フィニッシュで島田大会を締めくくり、さらなる“アブない自分”との出会いの予感に胸を高鳴らせた。

 唯一の前哨戦となった2・9後楽園大会では、藤田非情の顔面蹴りでKOされた中嶋。名古屋前最後の試合となったこの日はメインの6人タッグマッチに登場し、のっけからライバル・潮崎と左ミドルと逆水平を交錯させるバチバチの打撃戦を繰り広げた。

 終盤には“銀髪のシブオジ"に変身したベテラン齋藤と激しい蹴撃戦を展開。カウンターのスイクルデスを浴びて押し込まれたものの、負けじとカウンターの右ハイキックを発射。崩れ落ちた齋藤のどてっ腹を、迷いなく助走つきのランニングローキックで蹴り上げるや、猛烈なランニングローキックでさらに追い打ち。なおも粘る齋藤の顔面に的確なトラースキックを叩き込んだうえで、四つん這いとなった相手の顔面を再び助走つきで蹴り上げると、必殺ヴァーティカルスパイクで突き刺して完璧な3カウントを奪った。

 藤田と遜色ない“非情フィニッシュ"で大会を締めくくった中嶋は、「もうすぐだ! 2月23日、名古屋。ベルトを懸けて藤田和之を倒して、俺が“野獣超え"をするまで。お前ら俺から目を離すなよ」とマイクで予告。

 名古屋決戦は“非情vs非情"の危険ムードが一層強まったが、中嶋は「(試合の決定打は)“一発"でしょう。どんだけデカかろうが、強かろうが“勝ち方"はあるよ」と笑いつつ「中嶋勝彦としても今までとは違う“扉"が開きそうだよ。野獣を食ってね」とさらなる“アブない自分”との出会いへ、胸を高鳴らせた。


【試合後の中嶋】

▼中嶋「リング上で言ったとおりだ。2月23日・名古屋は何の日か分かるか? 2月23日の名古屋は、このGHCヘビーのベルトを懸けて、俺が“野獣超え"をする日だ。目を離すな」

――どんな勝ち方が理想?

▼中嶋「“一発"でしょう。前哨戦の時もそうだけど、俺の攻撃が効いてないってことはないだろうからね。どんだけデカかろうが、強かろうが“勝ち方"はあるよ」

――意識を断ち切ってしまえばいい?

▼中嶋「そうだねえ。どうやるかは……想像に任せるよ」

――蹴りでKOするか、絞め落とすか、いずれにしても一瞬で決まると?

▼中嶋「そうね。そうでしょ、きっとそうなるでしょ。中嶋勝彦としても今までとは違う“扉"が開きそうだよ。野獣を食ってね」

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