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2/16【新日本】鈴木屈辱…矢野がKOPW戦へ手錠拘束で場外放置刑

『LECクリンぱっ!Presents 新春黄金シリーズ』東京・後楽園ホール(2022年2月16日)
○永田裕志&矢野通vs鈴木みのる&DOUKI×

 矢野がKOPW戦に向けて鈴木を手錠で拘束し、屈辱的な場外放置の刑に処しした。

 2・20札幌大会でKOPWを懸けての「ドッグケージ・デスマッチ」で対戦する保持者・鈴木と挑戦者・矢野。前日のイリミネーションマッチでも、矢野がケージを持ち込めば、鈴木も手錠を取り出して大暴走を見せ、両者反則となっていた。鈴木提案の「手錠・デスマッチ」は却下されたが、その後も鈴木は手錠に執着。だが、この日はそれを矢野が逆手に取った。

 矢野が永田と、鈴木がDOUKIと組んで激突。のっけからケージに互いを叩きつけ合って乱闘する。永田とDOUKIの顔合わせになっても、場外でやり合うと、ゴング用の木槌を巧みに使った鈴木はケージ監禁を狙ったが、未遂に終わった。ならばと鈴木は代わりに怨敵・永田を痛めつける。

 永田がエクスプロイダーで反撃すると、矢野が鈴木とリング上で対峙。インサイドワークで翻ろうにかかり、何度も鈴木の後頭部を「バカ!」と叩いて小馬鹿にした。怒りの鈴木は強烈なエルボーや一本足頭突きなどで一転して猛攻。同じように後頭部を叩いて挑発する。スピードでも圧倒し、スリーパーで絞め上げるも、ゴッチ式パイルドライバー狙いは矢野がなんとかリバース。「調子に乗るな!」と鈴木にマンハッタンドロップを決めた。

 リング上が永田とDOUKIの顔合わせになっても、鈴木と矢野はなおも乱闘。鈴木は手錠で矢野の両腕をサードロープに固定して自由を奪う。ここぞとばかりに鈴木とDOUKIは2人がかりで永田を追い詰めた。そして、鈴木が永田を仕留めるべくゴッチ式パイルドライバーの体勢に。だが、ここで矢野がどこからか鍵を取り出して手錠を解き、脱出に成功。同時金的攻撃で鈴木軍の2人を足止めすると、息を吹き返した永田がバックドロップホールドでDOUKIを葬った。

 矢野は鈴木を場外フェンスに手錠で拘束。笑みを浮かべて永田と勝ち名乗りを上げる。怒りをあらわにする鈴木だが、脱出できず。矢野は手錠の鍵を鈴木の眼前にちらつかせて徹底挑発し、意気揚々とリングをあとにした。鈴木は鉄柵に当たり散らし、セコンドに怒号を上げて鍵を取ってくるように命令。ようやく脱出すると、ヤングライオンを暴行して憂さを晴らした。

 ファン投票の結果、KOPW戦は「ドッグケージ・デスマッチ」となったが、その後も鈴木は手錠を多用しており、タイトル戦でも投入されることが予想される。それを逆手に取って、矢野が鈴木を手錠拘束による場外放置で屈辱を味わわせた形に。高笑いを決めた矢野だったが、鈴木の怒りは増幅した様子で、タイトル戦が日に日に近づく中、さらに遺恨が激化した。

 してやったりの矢野は「ざまあみろ鈴木、オイ!! てめぇはな、鉄柵とな、一生共にしてろ、バーカ!!」とニヤリ。一方、鈴木は矢野が手錠から脱出できたことに納得いかず、レフェリーに詰め寄り、「矢野、身体検査しろ。どうして抜けるんだよ、あれがよ!?」と厳重チェックを要求した。

【矢野の話】「ざまあみろ鈴木、おい!! てめぇはな、鉄柵とな、一生共にしてろ、バーカ!」

【永田の話】「ま、この抗争に俺は特に関係ないけど、ああやって鈴木が手錠で繋がれてる姿見ると笑っちゃったよ(※敬礼)」


【試合後の鈴木】
▼鈴木「おい! おい! おい! (※中林泰人レフェリーに詰め寄り)おい、お前でいいや。お前でいいや、おい!? 矢野、身体検査しろ。(手錠をかけられて)どうして抜けれるんだよ、あれがよ!? おい、なんで(手錠が)外れるんだよ!? お前か!?」

▼中林レフェリー「違います」

▼鈴木「俺の荷物のトコからよ、カギ持ってきたの!?」

▼中林レフェリー「違います」

▼鈴木「(※報道陣たちに対し)誰だよ!? 誰だ、お前か? おい! お前か? この野郎! (※中林レフェリーに対し)おい、矢野、身体検査しろや。お前、レフェリーだろ、この野郎」

▼中林レフェリー「はい」

▼鈴木「レフェリー3人体制な、明日な。もう厳重チェックな。カギとかお前、凶器じゃねぇかよ。凶器なんか持ち込ませんじゃねぇよ、この野郎。ふざけんなよ、この野郎!」

※DOUKIはノーコメント

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