2/20【新日本】鷹木がNJCへ絶好調キープ「狙うはテッペン」 SANADAがUS王者初戦で勝利

『LECクリンぱっ!Presents 新春黄金シリーズ』北海道立総合体育センター 北海きたえーる(2022年2月20日)
○鷹木信悟&SANADA&高橋ヒロム&BUSHIvs棚橋弘至&真壁刀義&永田裕志&本間朋晃×

　NEW JAPAN CUPに向けて絶好調をキープしている鷹木が本間を粉砕。「狙うはテッペン」と初制覇を見据えた。また、US王者初戦となったSANADAは白星発進となった。

　前日(19日)の札幌大会でSANADAは棚橋を破り、US王座奪取。新日本参戦から約6年で初のシングル王座戴冠を果たした。今大会では大事な王者初戦として、8人タッグマッチに出場。前王者・棚橋との顔合わせに注目が集まったが、勝負を決めたのはNEW JAPAN CUPに向けて気合いの入る鷹木だった。

　US王座の赤いベルトを肩にかけて入場したSANADAは、のっけから棚橋と対峙するが、ロープに押し込んでクリーンにブレイクした瞬間、控えのBUSHIが介入。ここは棚橋が低空ドロップキックで返り討ちにしたものの、その後はL・I・Jが逸材を攻め込む展開になった。

　自信に満ちたファイトを見せるSANADAはパラダイスロックに棚橋を固めて場内を沸かす。その後もSANADAと棚橋はタイトルマッチの続きをするかのように化かし合いを展開。互いに足を取って離すようにアピールするが、裏切った棚橋はそのままドラゴンスクリューに持ち込んで反撃した。その後、永田の猛攻を受けたSANADAだったが、真壁が相手になると、低空ドロップキックを発射し、自力で挽回する。

　混戦の中で勝負を決めたのは、絶好調をキープしている鷹木。相手4人の総攻撃を受け、本間の低空こけしロケットにも被弾したが、こけし落としを阻止すると、左腕ラリアットで形勢打開を果たす。L・I・Jも怒とうの連続攻撃で巻き返すと、鷹木もスライディングラリアットで追撃。本間もこけしロケットで粘りを発揮したものの、倒れない鷹木はパンピングボンバーを一閃し、最後はラスト・オブ・ザ・ドラゴンで試合を制した。

　今シリーズはタイトル挑戦を控える内藤やSANADAと連日タッグを組んできた鷹木。試合では絶好調ぶりを発揮してきたものの、話題がない状況にフラストレーションを溜め込んできた。それでも最終戦で快勝して存在感を発揮。「俺は俺で、この通りだ、絶好調中の! 絶好調だ。もう仕上がってんだ」とすでに臨戦態勢ができていることをアピールすると、「狙うはNJCのテッペンだぞ、オイ!」と吠えた。

　昨年は悔しい準優勝に終わっただけに、NJCを制するのは鷹木にとって悲願。「新日本プロレス、『旗揚げ記念日』もあるがな、その先にはNEW JAPAN CUPだ。俺はそのことだけを考えて、この2月を過ごしてきたからな。溜まったものを全て! 3月から吐き出していくよ」と気持ちは爆発寸前だった。また、王者初戦となったSANADAも言葉少なだったが「このベルト、ワクワクさせますよ」と今後に向けて意気込んでいた。

【鷹木の話】「おかげさまで、今シリーズは、全勝で終わることができました。いやぁだけど、もちろんSANADAには、いい刺激をもらった。SANADA! シングル王座戴冠おめでとう。今日は今日で、内藤がやってくれると信じてるよ。まぁ俺は俺で、この通りだ、絶好調中の! 絶好調だ。(※軽く自身の肩を叩いて)もう仕上がってんだ。狙うはNJCのテッペンだぞ、オイ! オイ、新日本プロレス、『旗揚げ記念日』もあるがな、その先にはNEW JAPAN CUPだ。俺はそのことだけを考えて、この2月を過ごしてきたからな。溜まったものをすべて!3月から吐き出してくよ」

【SANADAの話】「(※ベルトを軽くポンポンと叩いて)このベルト、ワクワクさせますよ」

【ヒロムの話】「内藤さん、楽しみにしてる…」

【棚橋の話】「俺は、しつこいから。言いたいことはわかるよね? 何回でも。ただ次、NEW JAPAN CUPがあるから。しっかり結果を出したうえで、発言するよ」

【永田の話】「5年ぶり札幌、2日間、ほろ苦い結果だったけど、またこの札幌戻って来て、大勝利して、夜のすすきので特大パーティーしてやるよ。いやぁ、5年ぶり札幌は、ほんとにほろ苦い、究極の冷たさを感じたな。(※控室に歩を進めながら)厳しい世の中だ。でも次はこうはいかないよ、いくぞ!」