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3/9【新日本】CIMAがNJC3回戦進出、ヒザ攻め地獄突破で金丸撃破 「最高傑作のメテオラ」で優勝宣言

『NEW JAPAN CUP 2022』東京・後楽園ホール(2022年3月9日)
2回戦 ○CIMAvs金丸義信×

 CIMAがヒザ攻め地獄を耐え抜いて金丸を撃破。NEW JAPAN CUP3回戦進出を決めたCIMAは「最高傑作のメテオラ」での優勝宣言をぶち上げた。

 GLEAT、そして#STRONGHEARTSを背負って初出場となるNEW JAPAN CUPに乗り込んで来たCIMA。1回戦では若手時代から縁の深いTAKAみちのくを撃破。2回戦ではTAKAと同じく鈴木軍所属の金丸と対戦した。年齢は40代中盤でキャリアは25年前後と共通点の多い2人。金丸は一騎打ちを前に、TAKA戦で痛めたCIMAの左腕狙いを予告していたが、それも作戦だった。

 セコンドを連れずに1人で入場したCIMAに対し、金丸は音もなく忍び寄ると、背後から左ヒザ裏に低空ドロップキックを発射。腕狙い予告とは裏腹に、左足に集中砲火を浴びせる。場外では鉄柵やパイプイスを使ってラフに攻めると、リング上では一転してテクニック全開で一点集中攻撃を続けた。CIMAの反撃をことごとく潰し、ジワリジワリと追い詰めていく。再び場外戦になると、金丸はニークラッシャーで追い討ち。ウイスキーを一飲みする余裕を見せた。

 金丸はヒザ攻めのみならず、「来いよ」と胸板を蹴り飛ばして挑発。顔面かきむしりも見せたが、CIMAはスキを突くバッククラッカーでようやく反撃を果たす。自分のヒザにさらなるダメージを負ったものの、必死に立ち上がったCIMAは河津落とし、串刺しダブルニー、DDTと猛攻。コーナー2段目からメテオラを一気に落とすと、トップロープからも投下した。

 しかし、読んだ金丸が避けると、CIMAはマットにヒザを痛打して悲鳴。息を吹き返した金丸は低空ドロップキックから足4の字固めに捕獲する。CIMAはレフェリーのシャツまで掴んで苦もん。マットを叩いてギブアップしようとするが、ギリギリで踏みとどまり、なんとかロープに手を伸ばした。

 一気に決めたい金丸はムーンサルトプレス、垂直落下式ブレーンバスターと大技ラッシュ。CIMAが肩を上げると、ディープインパクトの構えに。粘るCIMAはこれをドロップキックで撃墜すると、パーフェクトドライバーで反攻するが、ヒザのダメージを引きずり、即座に攻勢に出れない。金丸はレフェリーの体を投げつけて追撃を防ぐと、再びヒザを攻め、倒れるCIMAにウイスキーをぶっかけた。そして自らの口にも含む。だが、立ち上がったCIMAはトラースキックで逆転。たまらずウイスキーを吹き出した金丸にシュバインを繰り出すと、今度こそメテオラを投下して、3カウントをもぎ取った。

 ヒザ攻めに土俵際まで追い込まれながらも、最後の最後で逆転勝利を上げたCIMAが3回戦に進出。3・14高松大会で後藤洋央紀と対戦することが決定した。

 足を引きずってコメントスペースに現れたCIMAは「完封負け寸前。なにもできへん。あんなモン、GLEATの“G"どころか、CIMAの頭文字“C"も残らないまま、金丸義信に全部イカれるところやった」と疲労困ぱい。それでも「#STRONGHEARTS、GLEAT、コロナ真っただ中に旗揚げしたとんでもないアホな団体や。CIMAもアホや! でもな、新日本プロレス、50年、体すべて、人生すべて、生き様すべて、ぶつけて、この新日本プロレスで、GLEAT、#STRONGHEARTS、CIMA、勝負させてくれや」と前を向いた。

 左ヒジに続き、左ヒザも攻撃されて、今後のトーナメント戦に尾を引きそうだが、CIMAは「俺はメテオラを諦めへんからな。新日本プロレスの全選手、外国人選手も含めて全選手に、俺の人生、プロレス人生、最高の傑作のメテオラをさく裂するまで、俺はこのヒザが潰れようが、どうなろうが、あきらめへんからな」と強気に断言。「#STRONGHEARTSは、前進しか、ないんや。みんな、一緒に生き抜くぞ!」と気合いを入れた。

【CIMAの話】「(※左足をかばって階段を降り、コメントスペースへ座り込む)オッケー…。危ない…! (金丸と)キャリアは同じぐらい。ホンマ、完封宇…完封負け寸前。なにもできへん。あんなモン、GLEATの“G"どころか、CIMAの頭文字“C"も残らないまま、金丸義信に全部イカれるところやった。いやぁ〜、忘れてたよ。ここは、日本が世界に誇るNEW JAPANやな。当たり前やな、そんなん。1発負けたら終わりやから、48人いようが、これで2回勝って、(ベスト)16!? まだまだ先が長いけど、とにかく今、全世界がこのコロナ禍で精いっぱい生きてるんや。俺もそうや。#STRONGHEARTS、GLEAT、コロナ真っただ中に旗揚げしたとんでもないアホな団体や。CIMAもアホや! でもな、新日本プロレス、50年、体すべて、人生すべて、生き様すべて、ぶつけて、この新日本プロレスで、GLEAT、#STRONGHEARTS、CIMA、勝負させてくれや。TAKAみちのく戦(3・2日本武道館大会)では、どこでやったかわからんけど、左ヒジを痛めて、今日は金丸に徹底的に左足(攻撃)や。でもな、俺はメテオラを諦めへんからな。新日本プロレスの全選手、外国人選手も含めて全選手に、俺の人生、プロレス人生、最高の傑作のメテオラをさく裂するまで、俺はこの膝が潰れようが、どうなろうが、あきらめへんからな。(※立ち上がり)#STRONGHEARTSは、前進しか、ないんや。みんな、一緒に生き抜くぞ!」

※金丸はノーコメント

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