3/9【新日本】後藤「オカダとやるまで負けられない」 EVIL闇討ち乱入も邪羅蛇羅棒で返り討ち

『NEW JAPAN CUP 2022』東京・後楽園ホール(2022年3月9日)
2回戦 ○後藤洋央紀vsディック東郷×

　EVILが闇討ち乱入して大ピンチを迎えた後藤だったが、新兵器・邪羅蛇羅棒(じゃらじゃらぼう)を巧みに使って返り討ち。一気に東郷を仕留めて、NEW JAPAN CUP2回戦突破を果たした荒武者は「このNEW JAPAN CUPで、俺はオカダと戦いたい。それまでは負けられねぇんだよ」と吠えた。

　10年ぶり4度目の優勝を目指す後藤。2回戦の相手はCHAOSといつ果てることなく抗争が続くHOUSE OF TORTUREの東郷となった。シングル初対決となるが、拷問軍はNEW JAPAN CUPでも乱入や凶器投入などを繰り返しており、予想以上に苦しい戦いとなった。

　ゴングが鳴ると、東郷は握手を求めるが、後藤は払いのけて拒否する。ならばと、東郷は場外に誘い出すと、パイプイスをリングに入れてレフェリーの注意を逸らし、後藤の首をスポイラーチョーカーで絞め上げる。その後もラフファイトで主導権を渡さない。

　後藤はショルダータックルで正面衝突して強引に形勢打開を果たすも、東郷のサミングなど食らって一気に押し切れない。それでもバックドロップを決めたものの、東郷にヒザを蹴られて、フェイスロックに捕まってしまう。それでも耐え抜いた後藤は続くペティグリーを意地のリバース。ラリアット、牛殺しとたたみかけてようやくチャンスを掴んだ。

　が、いきなり場内は暗転。後楽園ホールは暗闇に包まれる。照明が再び灯ると、リング上はレフェリー不在で東郷がスポイラーチョーカーで後藤を絞め上げていた。不敵な笑みを浮かべたEVILがリングに入り、後藤が2月シリーズから入場時に手にしている邪羅蛇羅棒を強奪する。

　しかし、荒武者は闇討ち作戦にも動じなかった。邪羅蛇羅棒を奪い返すと、それで殴打してEVILを排除。東郷にも一撃を食らわす。さらに、強烈なミドルキックで吹き飛ばすと、昇龍結界に捕獲。一気に東郷からギブアップを奪った。

　後藤がEVILの闇討ち乱入をものともせずに、邪羅蛇羅棒を駆使して東郷を撃破。3回戦に駒を進めた。「言ってるだろう、俺には戦いの神がついてるんだよ」と後藤は豪語。第6試合の結果、3・14高松大会で行われる3回戦の相手はCIMAに決定したが、荒武者はその先を見ている。「次、3回戦。そいつに勝てば、きっとオカダが上がってくるだろう。俺はオカダと戦いたい。このNEW JAPAN CUPで、俺はオカダと戦いたい。それまでは負けられねぇんだよ」と準々決勝でのオカダ・カズチカ戦を熱望した。

【後藤の話】「言ってるだろう、俺には戦いの神がついてるんだよ。次、3回戦。そいつに勝てば、きっとオカダが上がってくるだろう。俺はオカダと戦いたい。このNEW JAPAN CUPで、俺はオカダと戦いたい。それまでは負けられねぇんだよ」

【東郷の話】「(※床に座り込んで)俺はよぉ、もともと、このNEW JAPAN CUP、優勝する気なんかサラサラねぇんだよ。これでよぉ、堂々とEVILのサポーターができるよ。がっちりサポートしてやるからよぉ、よく覚えとけ!」