3/10【新日本】「本気で勝ちにいきました」 藤田が初NJCで奮戦もYOSHI-HASHI完勝で3回戦へ

『NEW JAPAN CUP 2022』アイメッセ山梨(甲府市)(2022年3月10日)
「NEW JAPAN CUP 2022」2回戦 ○YOSHI-HASHIvs藤田晃生×

　NEW JAPAN CUP初出場となった藤田が「本気で勝ちにいった」ものの、IWGPタッグ王者・YOSHI-HASHIに完敗し、初戦敗退に終わった。

　デビュー6ヵ月にしてNJC初出場となった藤田は1回戦シード。2回戦で初戦を迎え、1回戦で本間を破ったIWGPタッグ王者・YOSHI-HASHIに挑んだ。

　開始と同時にエルボー連打で立ち向かった藤田だが、YOSHI-HASHIの強烈な逆水平を何発も食らって後退を余儀なくされてしまう。それでもドロップキックを放って何とか攻勢の機会を作り、エルボー連打、ドロップキック、ワンツーエルボーと果敢に攻め立てた。臆さず張り手もぶち込むとフロントスープレックスでぶん投げて見せ場を作った。

　藤田の戦いぶりに大きな拍手が起こる中、逆エビ固めで捕らえたが、YOSHI-HASHIは難なく脱出。ショルダースルーで投げ飛ばして動きを止めると、お返しとばかりに逆エビ固めで絞め上げた。藤田もギブアップを拒んでロープにたどり着いたが、バタフライロックに捕まって万事休す。YOSHI-HASHIが完勝を決めた。

　奮闘むなしくYOSHI-HASHIに完敗。藤田の初NJCは初戦敗退に終わった。「ヤングライオンだからって勝てないわけじゃない。どんな手を使っても、(反則の)5カウントギリギリでも、追い詰めて、少しでも勝ちに近づかないといけない。俺は今日、本気で勝ちにいきました」と勝利にこだわって臨んだものの、IWGPタッグ王者の壁は高かった。それでも藤田は「もう一度(対戦が)あった時、必ず自分が勝ちます」と誓ってみせた。

　YOSHI-HASHIは3・15岡山大会の3回戦にコマを進めた。「ここ最近でデビューしたヤングライオンの中では間違いなく、凄く抜きんでてる」と藤田を称えたが、「当然、俺はベルト持ってる。負けるわけにいかない」とタッグ王者の意地と責任感をむき出し。「もし負けて悔しいと思うのであれば、もっともっとあいつ自身も強くなって、いつかこのベルトをかけれるように」と藤田にエールを送った。なお、3・15岡山大会での3回戦の相手はこの日、小島を破ったコブに決まった。

【YOSHI-HASHIの話】「まぁ藤田、俺が思うに、ここ最近でデビューしたヤングライオンの中では間違いなく、今のヤングライオンたちですごく抜きん出てる。ただ、当然、俺はベルト持ってる。負けるわけにはいかない。そして、もし負けて悔しいと思うのであれば、もっともっと、あいつ自身も強くなって、いつかこのベルト懸けれるように……」

【藤田の話】「ヤングライオンだからって勝てないわけじゃない。どんな手を使っても、(反則の)5カウントぎりぎりでも、追い詰めて、少しでも勝ちに近づかないといけない。俺は今日、本気で勝ちにいきました。ヤングライオンとかそんなの関係なく。もう1度、必ず、もう1度(対戦が)あった時、必ず自分が勝ちます。ありがとうございました」