プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

3/13【NOAH】丸藤1回戦負けでM's alliance活動休止を表明 「僕らは5人で嵐」

『GREAT VOYAGE 2022 in YOKOHAMA』神奈川・横浜武道館(2022年3月13日)
GHCタッグ王座決定トーナメント1回戦 ○稲葉大樹&清宮海斗vs望月成晃&丸藤正道×

 丸藤正道と武藤敬司が中心となって“イニシャルM"のレスラーを集めて結成されたユニット『M's alliance』が活動を休止することになった。丸藤がGHCタッグ王者決定トーナメント1回戦で稲葉に敗れたことで決断し、その稲葉は丸藤に一騎打ちを要求した。

 2020年に武藤とともに『M's alliance』を結成。望月成晃、田中将斗、宮本裕向、船木誠勝が所属し、前田日明氏や松井珠理奈さんもユニット入りしていたが、ここに来て船木が離脱して『金剛』に移籍し、股関節損傷で武藤も長期離脱を余儀なくされ、丸藤と保持していたGHCタッグ王座も返上していた。

 この日は返上に伴う新王者決定トーナメントが行われ、丸藤は望月との元王者コンビで出場。戦前から徹底的に軽視していた稲葉を序盤から圧倒し、終盤にも丸藤がフックキックや虎王をまとめて追い込むと、不知火で仕留めにかかった。

 だが、踏ん張った稲葉は逆さ押さえ込みで切り返すや、ガッチリと押さえ込んでギリギリで3カウントを奪取。その“首"を狙い続けた丸藤から執念で直接勝利を奪ってみせた。

 まさかの一回戦負けとなった丸藤は、珍しく沈んだ表情で引き上げると「望月さんごめん。ずっと考えていたことがあって。このユニット、ひとまず活動休止にしましょう」とバックステージで打ち明けた。

 「初耳ですよ」と驚く望月に「武藤さんも欠場して、船木さんもいなくなって、宮本君もどこで何しているかわからなくなって。やっぱりね、望月さん。今日は俺が負けてしまったという結果もあるんですけど、勝手かもしれないけど、やっぱり僕は、5人で嵐だと思っているんで」と丸藤は妙な例えを交えながら説明した…。

 さらには「今はユニットの抗争が非常に多いので、ちょっと自由にやってみませんか? もしかしたら、戦うこともあるかもしれない」と発展的離散を強調し、望月も「まあ、考えてみれば、僕はノアのリングに上がったのは、丸藤正道とシングルというね。いろんな人とシングルやったけど、まだ総帥(丸藤)とだけやってないから、そう言えば」と承諾。最後は引退アイドルのマイクさながらにM's allianceリストバンドをコメントスペースに置いて、その場を離れた。

 一方でその“首"を狙い続けてきた丸藤をついに破った稲葉は「僕のもう1つやりたいことは…丸藤さん、今日はタッグでしたけど、次は僕とシングルで試合してください」と一騎打ちを要求。M'sから離れた丸藤だが、まずは稲葉へのお礼参りといくか。

【試合後の清宮&稲葉】
▼稲葉「よし、勝った。僕のもう1つやりたいことは…丸藤さん、今日はタッグでしたけど、次は僕とシングルで試合してください。お願いします。シングルでお願いします」

▼清宮「あと1つ、お願いします」

▼稲葉「お願いします」

【試合後の丸藤&望月】
▼丸藤「すいません、望月さん」

▼望月「いやいやいや」

▼丸藤「(3カウントが)入ったか?」

▼望月「僕も不知火の体勢に入った時に、こっちが勝ったと思ったんですけど。まあまあ、油断というのも…。ちょっと稲葉選手に運があったのかな? またやり返しましょう。長続きしないですよ、どうせあの2人は」

▼丸藤「望月さんごめん。ずっと考えていたことがあって。このユニット、ひとまず活動休止にしましょう」

▼望月「えっ? 初耳ですよ」

▼丸藤「活動休止にしましょう。武藤さんも欠場して、船木さんもいなくなって、宮本君もどこで何しているかわからなくなって。やっぱりね、望月さん。今日は俺が負けてしまったという結果もあるんですけど、勝手かもしれないけど、やっぱり僕は、5人で嵐だと思っているんで」

▼望月「えっ? もう1回いいですか?」

▼丸藤「やっぱり5人で嵐だと思っているんで。1人でも2人でも欠けてしまったら、嵐としてグループの活動はできないなと」

▼望月「(自分を指差して)ニノ? ニノ?」

▼丸藤「だから、本当に絆っていうのはどんどん強くなっていったし、楽しい思い出ばっかりだけども。解散じゃなくて活動休止。やっぱり俺たちは5人揃って嵐だから」

▼望月「いやいや。Mのエの字も出てきてないですけど」

▼丸藤「応援してくれたファンにはね。まあ、何人いるかわからないですけど、また必ずみんなそれぞれの意志というか、コンディションと気持ちが整った時に、この嵐を再結成しましょう」

▼望月「嵐じゃなくて。『あ』じゃなく『え』…。まあでも、今、総帥から初めて聞きましたけど、僕もこのコロナ禍の中、なかなか試合が少ない中で、M's allianceに…嵐に入ったからこそ、僕はプロレスラーとしてこのコロナ禍で矜持を保てたというか。でも、総帥が決めたんでね」

▼丸藤「でも、これからも僕はもちろん諸星さん…いや、光GENJIになっちゃった。望月さん、そして田中さんとも組んでいきたいと思うし。今はユニットの抗争が非常に多いので、ちょっと自由にやってみませんか? そのほうがいろんなマッチメイクというか。言葉が悪いかもしれないけど、マンネリ化みたいのが防げると思うんで。もしかしたら、戦うこともあるかもしれないし」

▼望月「まあ、考えてみれば、僕はノアのリングに上がったのは、丸藤正道とシングルというね。いろんな人とシングルやったけど、まだ総帥とだけやってないから、そう言えば。もしかしたらそんなこともあるかもしれないんで。あとは、M'sがなくなったことで、いや、嵐がなくなったことで、お払い箱にならないかなっていうのは…」

▼丸藤「本当にニノありがとうございました」

▼望月「総帥ありがとうございました」

▼丸藤「では、リング上で組むのか、戦うのかわからないですけど」

▼望月「またよろしくお願いします」

▼丸藤「今日は本当に申し訳なかった」

※2人でM'sのリストバンドを床に置いて去っていく

プロ格 情報局