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3/13【新日本】鷹木が2回戦突破 「強くて凄い」ロアを真っ向粉砕

『NEW JAPAN CUP 2022』兵庫・ベイコム総合体育館(尼崎市/2022年3月13日)
2回戦 ○鷹木信悟vsタンガ・ロア×

 鷹木が『NEW JAPAN CUP』2回戦でロアとの真っ向勝負を制し、チェーズ・オーエンズ相手の3回戦(3・18後楽園)へと駒を進めた。

 昨年のG1 CLIMAXでも熱闘を繰り広げた鷹木とロアが、春のトーナメントでも真っ向からぶつかりあった。

 のっけから逆水平やタックルが飛び交う肉弾戦。鷹木が鉄柱を使ったヘッドロックなどで機先を制したものの、着火したロアも場外ラリアットで反撃。リング上ではトペ・アトミコまで発射して身体能力をいかんなく発揮した。

 ならばと鷹木も読み合いを仕掛けながら力技のブレーンバスターなどでぶん投げ、バックドロップやTボーンスープレックス、そしてパンピングボンバーも叩き込んだ。

 それでもロアは屈さずに正面から応戦。逆にスライディング式ラリアットをドロップキックで撃ち抜くや、ニーリフトやジャンピングハイキックで逆転の大攻勢に出た。コーナー最上段からのダイビングヘッドバットも投下し、鷹木から反撃されてもパンピングボンバーは真っ向から受け止めて倒れない。

 逆にカウンターの強烈スピアーをぶち込むや、シットダウン式パワーボムで一気にチャンスを手繰り寄せると、必殺のエイプシットで仕留めにかかった。

 だが、ドラゴンスリーパーで切り返した鷹木は、なおも頭突きやジャンピングハイキックを見舞ってくるロアめがけて、不意打ち気味にパンピングボンバーをズバリ。そのままねじ伏せるように押さえ込む“パンピングボンバー固め"で3カウントを奪い去った。

 またもや好敵手・ロアとの熱闘を制してNJC2回戦を突破。「タンガ・ロア、『G1』でな、去年当たったが、さすがだよ。強くて凄いな」と改めて力量を悟った鷹木は、「次の3回戦(の相手)は、チェーズ・オーエンズ。まぁ厄介な相手が続くが、そんなの関係ねぇよ。俺の世界に、強引にでも! 引き込んでやるよ」と3・18後楽園大会の3回戦を見据えた。

【鷹木の話】「フー(※大きく息を吐いて)、危なかったな。最後! 誰がどう見ても、(※ゆっくり3回フォールカウントを数えるように手を叩いて)スリーカウントだ。まぁ、勝ちは勝ちだ。はぁ、タンガ・ロア、『G1』でな、去年当たったが、さすがだよ。強くて凄いな。鷹木信悟、あれで逃げたと思ったヤツいるか?(※取り囲む報道陣に確認をとるように)あれで逃げか、俺の? 逃げか? 違ぇよ! 立派な、真っ向勝負だ。俺も今年40(歳)。キャリア18年目。まだまだ進化するぜ。次の3回戦(の相手)は、チェーズ・オーエンズ。まぁ厄介な相手が続くが、そんなの関係ねぇよ。俺の世界に、強引にでも! 引き込んでやるよ」

【ロアの話】「シンゴ、おめでとう。100%の集中力で挑めなかったことを謝らせてくれ。リング以外でのことで頭がいっぱいで、気持ちを切り替えられないままリングに上がった。そのことはお前にもニュージャパンのファンのみんなにも申し訳なく思っている。すまなかった。クソみたいなことがあって平常心を保てないでいる。でも願わくば、すぐにでも気持ちを整理できるといいんだけど……」

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