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3/14【新日本】CIMAがタッグ王者・後藤撃破で8強入り 「ここまで来たら、とことん行こや」

『NEW JAPAN CUP 2022』香川・高松市総合体育館 第1競技場(2022年3月14日)
「NEW JAPAN CUP 2022」3回戦 ○CIMAvs後藤洋央紀×

 CIMAがIWGPタッグ王者・後藤を撃破。準々決勝でオカダとの元闘龍門対決が実現することになった。

 NJC初出場を果たしたCIMAはここまでTAKA、金丸とベテラン対決を制し、この日の3回戦に勝ち進んだ。相手は現IWGPタッグ王者・後藤。体格差をものともせず、互角の勝負を展開した。

 ショルダータックルで先制されてもドロップキックですぐさま反撃。場外戦でもフェンスに飛び乗ってのニードロップを後頭部に投下し、フェンスを利してのスタナーと首攻めを展開した。その後も首に狙いを定めて攻勢を続け、ステップオーバーレッグストレッチで拷問。そのまま丸め込んでニアフォールに追い込んだ。

 劣勢が続いた後藤もカウンターのラリアットで反撃を開始。ミドルキック、村正、ブルドッギングヘッドロックの波状攻撃で流れを変えた。ショルダータックルで場外に吹き飛ばすとプランチャを発射。ダイビングエルボードロップでもん絶させた。CIMAの反撃も牛殺しで止め、お返しとばかりに後藤はコーナーに乗せてのネックブリーカードロップで叩き落とした。

 粘るCIMAも後藤の雪崩式攻撃を阻止してパワーボムを敢行。メテオラが自爆に終わって両ヒザを痛打すると、後頭部にスライディングラリアットを叩き込んだ後藤が牛殺し、GTWでたたみかけたが、CIMAは意地でも3カウントを許さない。GTR狙いを切り返しての逆さ押さえ込み、シュバインで立て続けにニアフォールに追い込んだ。そして前後からメテオラを連射して3カウントを奪った。

 CIMAがIWGPタッグ王者・後藤を破って3・20長岡大会での準々決勝にコマを進めた。「ただ見て研究した結果。対策はないよ。生き様みせて耐えるしかないから」とベテランの妙も見せつけた形。「みんな誰も信じられへんぞ。CIMAが今、NEW JAPAN CUPで生き残ってるってのは」と言うようにインパクト大の番狂わせをやってのけた。

 「ここまで来たら、とことん行こや。日本最高峰まで一緒に登りつめようや」と宣言したCIMA。準々決勝の相手は、この日のメインでタイチを破ったオカダに決まった。闘龍門出身者対決となるが、先輩の意地でIWGP世界王者を破れば、いよいよ優勝の2文字が見えてくる。

【CIMAの話】「(※足を引きずりながら引き揚げてくる。コメントスペースにたどり着くや崩れるようにフロアに座り、ダメージの残る左ヒザを軽く何度も叩きながら)きた、きた、きた、きた、きた、きた、きた、きた……。きたよ、CIMAが。地獄の縁から……世界のニュージャパン! 後藤洋央紀、ほぼほぼNice to Meet Youの試合、いやぁスリルある! いつ切られるかわからん。まぁ、牛殺しにしろ、昇天、昇天・改、この1週間、何回(VTRで)見たことか。ただ見て研究した結果、対策はないよ。生きざま見せて耐えるしかないから。今の世の中もそうや。誰が信じられた? LIDETの、GLEATの鈴木社長は狙ってたかもしれんけど、#STRONGHEARTSも、CIMAも、海外のプロモーターも、みんな誰の信じられへんぞ。CIMAが今、NEW JAPAN CUPで生き残ってるってのは。ここまで来たら、とことん行こや。まぁ次は今から始まる、タイチ選手とオカダ選手(の勝者が相手)。日本最高峰まで一緒に昇り詰めようや。俺、CIMAやから。Let's GLEAT」

※後藤はノーコメント

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