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3/15【新日本】内藤が予告通りの棚橋突破で8強入り 「棚橋先輩の意地感じることができた」

『NEW JAPAN CUP 2022』ジップアリーナ岡山(2022年3月15日)
「NEW JAPAN CUP 2022」3回戦 ○内藤哲也vs棚橋弘至×

 内藤が予告通りに棚橋を突破し、NEW JAPAN CUP準々決勝に進出。「先輩の意地は感じることができたかな」と棚橋に敬意を表した。

 3回戦屈指の好カードがこの日の「棚橋vs内藤」戦。内藤は「俺が順当に準々決勝を決めることでしょう。いや、もう確定だろうね」と予告して臨んだが、「ここで内藤を倒せばグッと優勝に近づく」と誓っていた棚橋に苦戦を強いられた。

 この一戦への期待感を物語るように、大きな手拍子が起こる中、棚橋がセカンドロープからのダイビングボディアタックで先制した。首攻めで応戦する内藤だが、フライングフォーアームで鎮圧されると。低空ドロップキック、ドラゴンスクリューと足攻めにもん絶。延髄斬りを放とうとしてもドラゴンスクリューで切り返され、場外へのハイフライアタックによってリングアウト寸前に追い込まれた。

 その後も棚橋がダルマ式ジャーマン、スリングブレイドで追い討ちをかけたが、ハイフライアタック狙いは内藤がレフェリーをロープに激突させて阻止。雪崩式フランケンシュタイナーで反撃ののろしを上げると、浴びせ蹴り、エスペランサ、ジャーマンと大技を重ねた。

 棚橋も意地で立ち上がったが、内藤はバックエルボー、延髄斬り、ジャンピングエルボーと攻撃の手を緩めず。棚橋もデスティーノ狙いをツイスト&シャウト3連発で切り返し、ショートレンジスリングブレイド、ハイフライアタックでたたみかけた。勝負どころとみてハイフライフローを発射したものの、自爆させた内藤がジャックナイフで丸め込んで3カウントを奪った。

 内藤が中盤のヤマ場といえる棚橋との3回戦に快勝。3・20長岡大会での準々決勝にコマを進めた。予告通りの結果で「棚橋先輩とのプロレスを楽しんできましたよ」と満足げな内藤は、「残念ながら俺に勝つことはできなかったけど、先輩の意地は感じることができたかな」と手応えを噛み締めつつ逸材に敬意を表した。

 準々決勝ではこの日、YOSHI-HASHIを破ったコブと対決する。1・5東京ドーム大会で勝利して以来の再戦で、内藤は「今回、彼が俺に対するリベンジを成功させることができるのか、それともリベンジに失敗してしまうのか。3月20日、長岡大会の結末を楽しみにしていてください」と5日後を見据えて自信をのぞかせた。

 優勝まであと3つ。「このまま勝ち進み、俺がNEW JAPAN CUPのトロフィーを手に入れることでしょう。皆様、楽しみにお待ちください」と岡山のファンに誓った内藤は6年ぶり2度目の優勝へ向けた景気づけとばかりに今NJC初の「デ! ハ! ポン!」の叫びで締めた。

【内藤の話】「棚橋先輩とのプロレスを楽しんできましたよ。残念ながら俺に勝つことはできなかったけど、先輩の意地は感じることができたかな。さぁ、次の相手はジェフ・コブ。1月の東京ドーム大会で俺は彼に勝ってるわけで、今回、彼が俺に対するリベンジを成功させることができるのか、それともリベンジに失敗してしまうのか。3月20日、長岡大会の結末を楽しみにしていてください。では、では、次はあさって、ツインメッセ静岡でまたお会いしましょう。アディオス」

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