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3/17【ストロングスタイル】実力者対決はドロー シュレックの要求を船木受諾でシングル対決浮上

『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.15-“怒涛の怪力"ストロング小林追悼興行-』東京・後楽園ホール(2022年3月17日)
△S・タイガー&船木誠勝vs佐藤光留&関根“シュレック”秀樹△

 実力者4人によるタッグ対決は時間切れドロー。シュレックの要求を船木が受諾し、両者の一騎打ちが浮上した。

 2022年最初の後楽園大会のメインはS・タイガー&船木とシュレック&光留が激突する実力者同士のタッグ対決。シュレックは昨年大みそかにRIZIN初勝利を挙げたのが記憶に新しいところで、船木との対戦が注目された。

 試合はその船木とシュレックの顔合わせで幕開け。グラウンドに引き込もうとするシュレックだが、船木も飛び込ませず。猪木-アリ状態でローキックを連発し、シュレックが足関節を仕掛ければ、阻止した船木は三角絞めで絡みつく。シュレックもパワーボムで叩きつけて脱出。両者の意地の攻防が開始5分以上も続いた。

 その後、シュレックがエプロンでのスリーパーでS・タイガーを失神寸前に追い込んだ。止まらないシュレックはブレーンクローでS・タイガー、船木を次々に絞め上げた。光留もミドルキックを連打し、シュレックはキャメルクラッチで拷問、光留も水車落とし、ミドルキックと攻めまくった。

 劣勢が続いたS・タイガーが光留相手にニールキックで突破口を開くと、船木がミドルキック、ローリングソバット、ランニングローキックと蹴りの雨を降らせて挽回。ツームストンパイルドライバー、バックドロップと大技を重ねた。S・タイガーもミドルキック連打、串刺しジャンピングニー、フロントネックチャンスリーと攻めまくり、光留がジャンピングハイキックで応戦しても、左ハイキックをさく裂させた。

 なおもS・タイガーがチキンウイングフェースロックで光留に絡みついたが、シュレックがジャーマンでぶん投げて救出。フロントスープレックス、ハンマーパンチ連打で押し込んだが、S・タイガーも譲らずジャンピングハイキックでやり返し、ランニングニーをグサリ。シュレックもジャーマンで投げ、フロントネックで絞め上げ、S・タイガーが逆片エビ固めで捕らえても脚力で脱出。アルゼンチンバックブリーカーでS・タイガーを担ぎ上げて咆哮を上げたものの、ここでタイムアップを告げるゴングが鳴らされた。

 実力者4人によるタッグ対決は時間切れドロー。試合後、シュレックがマイクを持って「船木さん、俺とやってくれませんか? 若い頃、あんたに憧れてハイブリッドボディも目指して、凄ぇ体鍛えたんだよ。48歳になって、ここまでたどり着いた。RIZINでも勝ったよ。次、俺とシングルでやってくれ」と一騎打ちを要求。船木も「やりましょう」と呼応し、シュレックと握手で誓い合った。

 両者のシングル対決が浮上。シュレックから重圧を感じたという船木は「かなり手強いなと思いました。体の力が。あとは柔術を凄くやってますので、手の内が読まれてというか、いけないんですよ」と評した。「打撃も効いてるのか効いてないのかわからない」と言うものの、「足応えあるんで、ある程度効いてると思って、もし次やるとすれば狙っていきます」と一騎打ちを見据えてポイントを定め、「面白いなと思います。やります」と言い切っていた。

【試合後のS・タイガー&船木】
▼船木「見ての通りですね。リング上で最初からすごくプレッシャー感じてましたんで、くっついていけないです。スタミナもあるなと思いましたね。こっちの方が先にスタミナ切れてタイガーにタッチしちゃいましたんで。かなり手強いなと思いました」

――どのあたりに感じた?

▼船木「体の力が。あとは柔術を凄くやってますので、手の内が読まれてというか、いけないんですよ。知ってるんで。打撃も効いてるのか効いてないのかわからない。でも、足応えあるんで、ある程度効いてると思って、もし次やるとすれば狙っていきますけどね。面白いなと思います。やります」

▼S・タイガー「メインのカード直前で変わって、今、佐藤選手も乗りに乗って2冠チャンピオンで凱旋されて。あとシュレックさん、今日ちょっとびっくりしました。今日は俺の一番得意なところで、正直悔しかったですけど、またこの4人で自分たちの作るストロングスタイル、もっと高みに持っていきたいと思います。最後の最後、悔しかったですけど、仕留めるつもりだったんですけど。どっちもそうなんですけど、タッグの難しさと、いろいろお互いいいとこ、悪いとこ出たと思うんで、まだまだ。これが令和のストロングスタイルの始まりだと僕は思ってます。ありがとうございました」

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