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3/18【新日本】矢野「相撲でやりてぇんだったらやってもいい」 タイチとのKOPW戦浮上

『NEW JAPAN CUP 2022』東京・後楽園ホール(2022年3月18日)
○タイチ&ザック・セイバーJr.vsオカダ・カズチカ&矢野通×

 タイチに連敗を喫した矢野が「相撲でやりてぇんだったらやってやってもいいんだよ」と宣言し、KOPW戦が浮上した。

 KOPW保持者として今年のNEW JAPAN CUPに臨んだ矢野だったが、開幕戦の3・2武道館大会で行われた1回戦でタイチに敗れ、早々に姿を消していた。その後、タイチもオカダに敗れ、3回戦敗退。そんな2人が後楽園大会のタッグマッチで激突した。

 いつものように、コーナーマットを引っぺがした矢野だったが、逆にむき出しになった金具に投げつけられて、序盤から攻め込まれる展開に。タイチの執ようなノド輪に捕まって苦しんだ。

 その後、NEW JAPAN CUP決勝で当たる可能性のあるオカダとザックが激しくやり合うと、再び矢野が登場。先ほどのお返しとばかりに、タイチをインサイドワークで翻ろうし、連続して丸め込んで追い詰める。スピンキックに被弾したものの、タイチのロングタイツを強制的に引っぺがして譲らず。恥ずかしがるタイチにフロントスープレックスを仕掛けた。

 しかし、タイチがこらえて、さながら相撲の差し合いに。矢野はアマレス流の飛行機投げで強引に切り抜けるも、串刺し攻撃は避けられて、コーナーの金具に激突。すかさずタイチは相撲流の上手投げから横綱式カチ上げエルボーにつなげて、3カウントをもぎ取った。

 NEW JAPAN CUP公式戦に続き、タイチに連敗を喫した矢野は、「あの野郎、ふざけやがって、おい! 新日本プロレスのリングで、おい、このリングで相撲! 相撲! 相撲!」と3カウントを奪われた以上に、相撲流のファイトで負けたことに過剰に反応。「相撲でやりてぇんだったら、やってやってもいいんだよ、このタコが!」と怒りをあらわにした。

 一方、タイチは「矢野、お前なんてKOPWのルールがなかったらこんなもんだろう。分かってたよ。あんなモンに守られて、2年もチャンピオンやっててよかったなぁ。そんなクソみてぇなルールでやっててよぉ。そんなんよぉ、俺らには通用しねぇんだよ。1年、2年、10年、500年早いんだ、バカヤロー」と酷評。「俺はザックのサポートに回るよ」とパートナーに告げたが、ザックが「お前はKOPWのトロフィーを、俺は(NEW JAPAN)CUP優勝だ。そうなったらいいよな」と口にすると、「どうかな?」と含みを持たせた。

【試合後のタイチ&ザック】
▼ザック「(※日本語で)ヒサシブリ、オカダ。いや違うな、あいつとは今年だけでもう3回も当たってる。でも、その前にやったのは2年も前のことだ。その間にオカダがまたチャンピオンになって、前のような強さを見せてるな。みんなのお気に入りで、ニュージャパン史上最強のチャンピオンのオカダ。決勝まで上がってくるのか? ダーリン。そうであってほしいよ。NEW JAPAN CUPでチャンピオンを倒し、最強の証を手に入れる。だが、その前にビリー・ノー・ブレインズ(オスプレイ)だ! (※日本語で)ヒサシブリ。あのバカを狩ってやる。あいつはいまノックアウト勝ちにこだわってるようだな? ビリー・ノー・ブレインズ、最後にやったときは鼻を破壊してやった。でも、今度は頭を破壊すれば、奇跡が起きて少しはお前の空っぽの頭もマシになるかもしれないな。このトーナメント、スズキグンで生き残ってるのは俺だけか。(タイチと)決勝で当たるはずだったのに」

▼タイチ「ザックだ、あとは。俺とデスペラードの仇を討ってくれるのは、あとはザックしかいない。ザック、今、すごい強いねホントに。もしかしたら誰も今回はザックの優勝を予想してないかもしれないけど、間違いなくザックだろ、この強さは。そして、必ずオカダにたどり着いて俺とデスペラードの仇を討ってくれよ。誰よりも強いよ。怖い」

▼ザック「(※日本語で)ウルサイ(笑)」

▼タイチ「パートナーでよかった。危ない危ない危ない」

▼ザック「オレがCUPを優勝して、タイトルカッタ(IWGPを獲る)。そしたらIWGP世界ヘビー級王座を懸けてデンジャラス・テッカーズ対決が待ってる。俺とお前がメインイベントでタイトルマッチなんて最高だろう?」

▼タイチ「どうかな? 俺はそのレベルにいるかな?」

▼ザック「バカなこと言うな。俺はちゃんとオカダとの公式戦を見てたぞ」

▼タイチ「もう全部燃え尽きた。もう全部エンプティ」

▼ザック「まだまだ内に秘めたものを隠し持ってるくせに。自分を下げるようなことは言うな。(※日本語で)イイヨ、イイヨ」

▼タイチ「は〜あ。ま、こんなもんだろう。矢野。お前なんてKOPWのルールがなかったらこんなもんだろう。わかってたよ。あんなもんに守られて、2年もチャンピオンやっててよかったなぁ。そんなクソみてぇなルールでやっててよぉ。そんなんよぉ、俺らには通用しねぇんだよ。1年、2年、10年、500年早いんだ、バカヤロー。あとは俺はザックのサポートに回るよ。ザックが優勝するから」

▼ザック「(※控室に向かいながら)お前はKOPWのトロフィーを、俺はCUP優勝だ。そうなったらいいよな?」

▼タイチ「どうかな?」


【オカダの話】「まぁ、次はあさって、ベスト4を懸けてやっていきますし、ザックも残っているみたいだしね。来れるなら決勝に来てくれればいいんじゃないかな。久しぶりにザックと闘って、楽しい思いもさせていただきましたし、まぁ、強くなってるのは認めますよ。でも、俺も同じぐらい強くなってるから。まぁ、とりあえずあさって、ベスト4に行かせていただきます」

【矢野の話】「(※フラつきながらインタビュースペースにたどり着く)効いた、効いた! (※床にヒザをつく)チクショー! あの野郎、ふざけやがって、おい! 新日本プロレスのリングで、おい、このリングで相撲! 相撲! 相撲! 相撲でやりてぇんだったら、やってやってもいいんだよ、このタコが!」

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