プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

3/20【新日本】内藤が4戦連続丸め込みでコブを技あり料理 ベスト4一番乗り

『NEW JAPAN CUP 2022』新潟・アオーレ長岡(2022年3月20日)
「NEW JAPAN CUP 2022」準々決勝 ○内藤哲也vsジェフ・コブ×

 内藤がNEW JAPAN CUP準々決勝でコブを技あり料理。1回戦から4戦連続の丸め込みで勝利を上げて、ベスト4一番乗りを果たした。

 6年ぶり2度目の優勝を狙う内藤が準々決勝でコブと2ヶ月ぶりの一騎打ちに臨んだ。1・5東京ドーム大会での一戦は内藤がデスティーノで勝利。左ヒザを破壊されて欠場を余儀なくされたコブはリベンジを狙って試合に臨んだが、制御不能男は沈まなかった。

 コブが脅威のパワーで先制する。フォールアウェイスラムで豪快に投げ捨てると、場外戦で追い討ち。スクワットからの投げ捨てブレーンバスターや内藤のお株を奪うコーナーミサイルも披露して躍動した。しかし、内藤は左ヒザを狙い撃ち。お返しとばかりにコーナーミサイルを挟むと、一点集中攻撃でようやく自分のペースに持ち込む。

 コブも再びパワーにものを言わせて、エプロンの内藤を雪崩式ブレーンバスターでぶっこ抜いて反攻。その場飛びムーンサルトプレスを投下する。内藤がスイング式DDTやエスペランサ(ダイブ式飛びつき前転リバースDDT)で巻き返しても、コリエンド式デスティーノはコブが空中で体をキャッチし、豪快なアスレチックプレックスをズバリ。前哨戦でも見せたデスティーノ封じを再び披露した。

 内藤はジャンピングエルボーから低空ドロップキックを放って足止めを狙うが、コブはなりふり構わずショルダータックルで浴びせ倒して譲らず。ドクターボムで引っこ抜くと、ツアー・オブ・ジ・アイランドの構えに。内藤はこれをデスティーノで切り返して逆転。正調デスティーノは、逆にコブがツアー・オブ・ジ・アイランドでの切り返しを狙ったものの、そのさらに裏をかいた内藤は左足を抱えて押さえ込み、技ありの3カウントを奪い取った。

 内藤が高橋裕二郎戦、外道戦、棚橋弘至戦に続き、4戦連続の丸め込みで勝利。コブの雪辱を許さず、ベスト4一番乗りを果たした。「『ジェフ・コブ、内藤哲也への1月5日、東京ドーム大会のリベンジならず』。これが、今日の試合結果速報の見出しかな?」と内藤。それでも「ギリギリのギリギリで勝てたものの、あの丸め込みを返されていたら、いったいどうなったか? 相変わらず、すごい選手だ。同じ1982年生まれ。敵ではあるけど、同い年として、いい刺激をいつももらってますよ」と薄氷の勝利だったことを強調し、コブを素直に称えた。

 準決勝は3・26大阪城大会。「初めて対戦するCIMA選手なのか、それとも先月タイトルマッチをやったばかりのオカダなのか? どっちもおいしいなぁ…。どっちも対戦したいなぁ…。でも、俺の予想は、オカダかな、カブロン!」と語っていたが、メインの結果、2・20札幌大会でIWGP世界ヘビー級王座を懸けて対戦したばかりのオカダ・カズチカと激突することに。わずか1ヵ月ほどで手にした雪辱のチャンス。内藤はレインメーカーにリベンジして、6年ぶりの優勝に王手をかけるつもりだ。

【内藤の話】「(※言葉を発する前に一瞬だけ笑みを浮かべて)『ジェフ・コブ、内藤哲也への1月5日、東京ドーム大会のリベンジならず』。これが、今日の試合結果速報の見出しかな? ギリギリのギリギリで勝てたものの、あの丸め込みを返されていたら、いったいどうなったか? 相変わらず、すごい選手だ。同じ1982年生まれ。敵ではあるけど、同い年として、いい刺激をいつももらってますよ。さあ、次は、3月26日、大阪城ホール大会にて行われる準決勝。初めて対戦するCIMA選手なのか、それとも先月タイトルマッチをやったばかりのオカダなのか? どっちもおいしいなぁ…。どっちも対戦したいなぁ…。でも、俺の予想は、オカダかな、カブロン!」

【コブの話】「(※イラ立ちを隠せない様子。何度か話し始めようとするも、そのたびに言葉が出てこない。ようやく言葉が出てきて)これで俺の優勝の可能性は消えたが、まだEMPIREにはオスプレイが残ってる。明日、あいつが勝ってくれる。明日のカードの発表はいつされるんだ? 俺の相手は?誰が俺の憂さ晴らしの犠牲者になるんだ?やっとケガから回復して戻ってこれたと思ったら、また内藤に敗れたのか!? 誰か殴らせろ!」

プロ格 情報局