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3/23【NOAH】復活・潮崎が“I am NOAH"解禁でGHCヘビー挑戦へ 真っ向撃破で中嶋に雪辱

『JUST FINE ! 2022』東京・後楽園ホール(2022年3月23日)
○潮崎豪vs中嶋勝彦×

 潮崎が約2ヶ月半ぶりの一騎打ちで宿敵・中嶋への雪辱に成功。“復活"を遂げて「I am NOAH」も解禁し、4・30両国大会でのGHCヘビー級王座挑戦が決定的となった。

 長期欠場明けとなった元日武道館大会のGHC戦で中嶋に敗れてから約2ヶ月半。その後も完全復活を目指して難敵相手のシングル連戦ロードを歩み、ようやく3月に入って征矢学、望月成晃を破って上昇のメドをつけた。

 そして勢いそのまま中嶋とのシングル再戦へ。一方で藤田和之に敗れてGHCを失った中嶋は、鼓膜損傷からの復帰戦でいきなり潮崎を粉砕し「お前は眼中にない、俺はGHCしか見てない」と最短での返り咲きを見据えていた。

 開始と同時に潮崎が逆水平一発で中嶋をなぎ倒して気迫が際立った。逆水平と左ミドルの猛烈な打ち合いも左ラリアットで真っ向から制し、10分経過の段階で早々にゴーフラッシャーも繰り出した。

 中嶋も猛烈な巻き返しを開始。豪腕ラリアットを腕への右ハイキックで切り返すや、走り込んでのランニングローキックでどてっ腹を蹴り上げ、地獄のサッカーボールキック乱打で攻め立てる。潮崎がラリアットで反撃に出ても、ムーンサルトは剣山で撃墜し、さらに腹部にサッカーボールキックをめり込ませた。

 だが、潮崎も中嶋のヴァーティカル・スパイクを真っ向からキックアウト。ならばと中嶋は右ハイキックを放ったが、今度は逆に潮崎が豪腕ラリアットで蹴り足を吹き飛ばすと、不意を突かれて棒立ちになった中嶋に正面から豪腕ラリアットをズバリ。中嶋も意地のカウント1で返してみせたものの、続けざまに「中嶋ぁ!」の絶叫とともにこん身の豪腕ラリアットを叩き込み、完璧な3カウントを奪ってみせた。

 激闘の末に中嶋への雪辱を果たし“復活"にふさわしい結果を手に入れた潮崎は、熱闘を称える手拍子のなかでマイクを握る。そして、しばしの熟慮の末に「I am NOAH!」と叫んだ。

 元日武道館で中嶋に敗れて「I am NOAH」を封印していたが決意の解禁。場内も大きな手拍子で「I am NOAH」の帰還を受け入れた。

 観衆の支持を得た潮崎は「次、俺にはどうしてもやらなくちゃいけないことがある。両国、GHCヘビー、野獣・藤田和之! 藤田和之出てこい!!」とGHCヘビー級王者の藤田を召喚。ベルト片手にノアジャージ姿で現れた藤田としばし無言でにらみ合うや、「4月30日、両国。お前に挑戦させろ。I am NOAH!」と表明した。

 藤田も不敵な表情でマイクを持つや「I'm NOAH」と返して深々と一礼。礼儀正しく“受諾"の姿勢を示した。

 最後は「4月29、30、ノア両国大会2連戦、必ず藤田和之から俺がGHCを取り戻す。そして両国でみんなで大合唱、心の声を聞かせてください!」と締めくくった潮崎。復活した“I am NOAH"が、ノア色に染まった(?)野獣王者に両国で襲いかかる。

【試合後の潮崎】
――中嶋選手に雪辱を果たしたが、試合を振り返ると?

▼潮崎「まあまあまあ、強烈だしね。思った以上の強さ、思った以上のしぶとさ。自分自身をより上げるために、こうやってシングルを重ねて。その相手に中嶋勝彦は間違いないし。中嶋勝彦…中嶋勝彦…。こう言うのは変か。戦えてよかったよ」

――藤田選手を呼び込み、GHCヘビー級王座挑戦をアピールしたが、GHCに対する思いは?

▼潮崎「俺になくてはならないベルトだし。今日改めて『I am NOAH』と発言した時、GHCがないとまだ始まらないって思いが強くなりましたね」

――藤田選手からは「I'm NOAH」という言葉があったが、それを聞いてどうだった?

▼潮崎「まあ、GHCを巻いてるからね。『I'm NOAH』大いに結構。まさか藤田和之の口から『I'm NOAH』という言葉が聞けると思わなかったんで意外でしたけど、それだけその気持ちを持ってベルトを巻いているんだと思うし。その気持ちを持ってGHCを巻いている藤田和之からベルトを獲ることを楽しみにしてますよ」

――最近の礼儀正しい藤田選手をどう見ている?

▼潮崎「いいんじゃないですか? でも、試合に関しては変わってないですしね。より強烈になっていると思うんで。試合以外で抑えて、試合で爆発させている。そんな藤田和之を超えたいと思いました」

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