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3/26【新日本】NJC決勝は「内藤vsザック」に 内藤奥の手でオカダに熱闘雪辱

『NEW JAPAN CUP 2022』大阪城ホール(2022年3月26日)
準決勝 ○内藤哲也vsオカダ・カズチカ×

 内藤がIWGP世界ヘビー級王者・オカダを奥の手“ポルボ・デ・エストレージャ"で破ってNEW JAPAN CUP決勝に進出。あす(27日)行われる今年のNJC決勝戦は「内藤哲也vsザック・セイバーJr.」の顔合わせとなった。

 2月札幌のIWGP戦以来、約1ヶ月ぶりの再戦がNJC準決勝を舞台に実現。序盤から手の内を知り尽くした探り合いが続いたが、先手を奪ったのはオカダだった。

 コーナー上の内藤をドロップキックで場外へと吹き飛ばしたオカダは、場外でのDDTも発射。そのままフェイスロックやネックブリーカーといった首攻めで流れをつかんだ。

 内藤もヒザ攻めで反撃したものの、オカダはリバースネックブリーカードロップからのマネークリップで再び首を絞め上げる。逃れられてもカウンターのドロップキックを当て、再びマネークリップで絞めに絞め上げた。

 何とか逃れた内藤も続くレインメーカーは回避。逆にスイング式DDTや雪崩式フランケンシュタイナー、首筋へのエルボー乱打やエスペランサ…と猛反撃に出る。さらにはコリエンド式デスティーノを発射し、浴びせ蹴りからのグロリアもさく裂。そしてスターダストプレスを投下して勝負あったかと思われた。

 ところがオカダも間一髪で避けて自爆させるや、ジョン・ウーで内藤を吹っ飛ばして逆転。さらには逆さ押さえ込みの要領で内藤を転がしてからラリアットをぶっ放し、ジャーマンからのレインメーカーを狙った。

 だが、内藤も打たせない。ならばとオカダは再びドロップキックを当てたものの、内藤もレインメーカーだけは打たせず。激しい読み合いに発展してもオカダもデスティーノは食らわない。さらに読み合いが丸め込み合戦に昇華したところで、オカダのレインメーカーを奥の手“ポルボ・デ・エストレージャ"(ハンマーロック式の丸め込み)で切り返した内藤が、ついに3カウントまでつなげてみせた。

 NJC1回戦から5戦連続の丸め込みでの勝利、かつ1ヶ月前のリベンジ達成で内藤が決勝に進出。これにより、史上最多46選手が参加して争われたあす(27日)のNJC決勝戦は「内藤vsザック」に決まった。

 内藤は早速マイクを握ってザックを呼び出したものの、花道奥から姿をみせたザックはリングには上がらず「オツカレ! アシタ! ヨロシクオネガイシマース!」とさっさと退散。言葉を続けた内藤は「というわけで、明日行なわれる決勝戦、内藤が勝つのか? それともザック・セイバーJrが勝つのか? ちなみに最近一騎打ちをしたのは(去年の)9月の『G1 CLIMAX』開幕戦、大阪大会。その時はザック・セイバーJrが勝利。その時の借りを返し、そして明日俺が『NEW JAPAN CUP』を優勝するその姿を、皆様、楽しみにお待ちください」と過去の流れをキッチリ“プレゼン"しながら優勝を宣言してみせた。

 最後は「つまり、明日の大阪城ホール大会まで、トランキーロ! あっせんなよ!」からの「デ!ハ!ポン!」締めで大阪城ホール2連戦初日を締めくくった内藤。“史上最多"の山の上に成り立つNJC頂上決戦を制すのは、6年ぶりの内藤か、それとも4年ぶりのザックか――。

【試合後の内藤】

▼内藤「いやいやいや、大阪城ホールが広すぎて、コメントスペースがどこかわからなくて、迷っちゃったよ。さすが、内藤への嫌がらせ、ちゃんと準備してますね、テレビ朝日さん。長かった『NEW JAPAN CUP』も、いよいよ明日が最終日。決勝戦の相手は、ザック・セイバーJr.。リング上でも言ったけど、前回の対戦は去年の9月、『G1 CLIMAX』開幕戦、大阪大会。そこで俺は敗れて、そして、『G! CLIMAX』欠場になってしまったんでね。あのときの借りを返し、そして『NEW JAPAN CUP』2度目の優勝を明日、成し遂げてみせますよ。優勝したら、どうしよっかなぁ〜?何を言おうかなぁ?何をお願いしてみようかなぁ〜?なんだと思います?大西(洋平)アナ、なんだと思います!?」

▼大西「やはり、2023年ドームの......」

▼内藤「違うなぁ。最近、取材甘いんじゃないの!?」

▼大西「すみません」

▼内藤「その答え、もちろん、『トランキーロ、あっせんなよ』に決まってるでしょ。視聴者の皆様、全員わかってるよ。どうせ『トランキーロ』だろって。みんな思ってたよ。なんでそこ、答えられないかな!? そういうところ、もうちょっと勉強したらいいと思いますよ」

▼大西「すみません。失礼いたしました」

▼内藤「よろしくお願いします」

▼大西「ありがとうございます」

▼内藤「じゃ、また明日も、ここ大阪城ホールでお会いしましょう。アスタ・マニャーナ、アディオス......。大西アナ、アディオス」

▼大西「アディオス」

▼内藤「アディオス......」


【オカダの話】「(※片ヒザを着いて)はぁ、クッソッー。まぁ、メチャメチャ悔しいけども、負けは負けなんでね。ま、ベルトが懸かってはいないとはいえね、負けられない闘いで、負けてしまいました。ただね、完敗じゃないと思う。負けたけども、“完"がつくぐらい、もうどうしようもないなっていうところではないと思うし。いやぁ悔しいな。久しぶりに負けましたよ。悔しい......。まぁでも、こんだけの選手が参加して、ベスト4まで、満足はしてないですけど、ベスト4までくることができたんでね、そこはしっかりと胸を張って、『NEW JAPAN CUP 2022』のベスト4だと、そこは胸を張って帰れたらと思います。とにかく悔しい、クソーッ......。丸め込みもあるよね。なんか、自分もやるし、なんか、プロレスって面白いですよね。まぁ、(※立ち上がりながら)俺を倒したんでね。まぁ1勝1敗だし、優勝してきたら、また面白いものが見られるんじゃない?でもね、俺はもう、今年、鷹木さんも倒したし、内藤さんも倒したし、ザックが来てくれたらうれしいですね。(※控室へ向かいながら)クソッ......あぁクソッ......」

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