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3/27【スターダム】AZMが高速丸め込み合戦制してハイスピードV1 次期挑戦者に駿河指名

『LECクリンぱっ! presents STARDOM WORLD CLIMAX 2022 in 両国国技館〜Day2〜』東京・両国国技館(2022年3月27日)
ハイスピード選手権試合3WAYバトル ○AZMvsコグマvsなつぽい×

 AZMが高速丸め込み合戦を制して、ハイスピード王座V1。次期挑戦者に駿河メイを指名し、両者の対戦が決定的となった。

 AZMは2・23長岡大会で5度の防衛を誇ったスターライト・キッドを下し、約1年ぶりにハイスピード王座に返り咲いた。初防衛戦の相手は元王者のなつぽい、コグマとの3WAY戦に。なつぽいには昨年3月にハイスピード王座を奪われた因縁があるだけに、AZMは1年越しの雪辱を狙っていた。

 ハイスピードの名前の通り、試合は高速で攻守が次々と入れ替わる混戦に。先読みや切り返し、共闘や裏切りが連鎖。コグマがコーナーからプランチャを繰り出すと、試合はさらに熱を帯びていく。コーナーでの攻防では状況が二転三転。雪崩式ダブルブレーンバスターを狙ったなつぽいとコグマを逆さ吊りにしたAZMは、そこにダイビングフットスタンプを投下すると、なつぽいには正調式も投下して、試合を優勢に進めた。

 しかし、コグマが割って入ると、再びリング上は大混戦に。高速の丸め込み合戦で火花。3人がもつれて、何度も体勢が入れ替わる。AZMが関節技を狙っても、それをまとめて丸め込むなど、複雑な攻防が続き、スリリングな展開に場内は何度も沸いた。

 なつぽいはAZMのドロップキックを回避してコグマへのクリーンヒットを誘う。コグマが戦線離脱となったところで、なつぽいは連続式ラ・マヒストラルで3カウントを迫った。AZMも譲らず、激しい丸め込み合戦がなおも続いたものの、最後は一瞬のスキを突いたAZMがあずみ寿司でクルリ。技ありの3カウントを奪った。

 高速丸め込み合戦を制してAZMがハイスピード王座V1。1年越しでなつぽいに雪辱を果たした。試合後、マイクを持ったAZMは次期挑戦者として意中の相手がいると告白。すると、第2試合のランブル戦を制した我闘雲舞の駿河が「こんにちは!」と絶叫してからリングに飛び込み、AZMのタイトル防衛を祝福した。そして、「そんなAZMさんのもとにシンデレラランブルで優勝した駿河メイが来ちゃいました! そのハイスピードのベルト、挑戦表明します」とぶち上げる。

 AZMも「メイちゃん、シンデレラ・ランブル、おめでとうございます! そうそうそうそう、私が逆指名したかったのは、駿河マイちゃんなんだよね。もちろんこのハイスピードのベルトを懸けて、ぜひやりましょう」と即同意。握手を交わし、2人のタイトル戦が決定的となった。

【AZMの話】「なんと私、ハイスピード初防衛いたしました。2度目の戴冠なので、当たり前っちゃあ当たり前ですけども、元ハイスピードチャンピオンのなつぽいとコグマだったから、ハイスピードだったね。疲れた。まあ、防衛したということで、私がずっと逆指名したかったメイちゃん! 私は逆指名したかった。ハイスピードは結構固定メンバーにされているので、私は所属メンバーにこだわらず、他団体にもどんどん逆指名していきたいと思います。楽しみにしていてください」

【駿河の話】「AZMさん! いや、駿河メイが来ることをもしかしたら楽しみにしてくださっていたんじゃないかなと思って、相思相愛の駿河メイが来ちゃいました! ハイスピードのベルト、とてもとても楽しみにしてます。みんなもそうですよね? ハイスピードを獲るぞ! AZMさん、AZMさん!」

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