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4/3【NOAH】小峠&YO-HEYがJrタッグ熱闘V2 小川&リッジウェイ組が挑戦へ

『REAL OVERTURE 2022』Gメッセ群馬(2022年4月3日)
GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合 ○YO-HEY&小峠篤司vs大原はじめ&タダスケ×

 小峠&YO-HEY組が、タダスケ&大原組の挑戦を退けてGHCジュニアタッグ王座2度目の防衛に成功。4・29両国大会での小川良成&クリス・リッジウェイ組の挑戦が決定的となった。

 “ジュニアの両国"を控えて意気上がるノアジュニア正規軍の面々を「両国ボケ」と切り捨てたタダスケが大原とともに挑戦表明。高崎セミファイナルでの王座戦が実現した。

 手の内を知り尽くした両軍だけに序盤からハイレベルなシーソーゲームとなったものの、中盤以降はYO-HEYの劣勢が目立つ展開に。終盤にもタダスケがYO-HEYの顔面Gをキャッチするや、大原がバッククラッカーで援護射撃するあうんの呼吸をみせた金剛ジュニアが、タダスケの地団駄ラリアットで悲願のタイトル奪取を手繰り寄せかけた。

 だが、小峠のカットが間一髪で間に合う。報いたいYO-HEYも得意のドロップキックで大原を場外へと追いやると、小峠が捨て身のノータッチトペで泥臭く足止め。さらにYO-HEYが低空顔面G、カウンター式の顔面Gとタダスケを押しまくると、最後は“必殺技"の域まで高めつつある正面跳びドロップキックを顔面にクリーンヒットさせて、完璧な3カウントが数えられた。

 小峠とYO-HEYのノアジュニア正規軍コンビが、金剛ジュニア悲願のタイトル戴冠を阻んで2度目の防衛に成功。余韻に浸る間もなく、次の挑戦者候補が現れた。

 小川だった。一人で現れた小川はマイクを握ると「YO-HEY、次は俺だよ。俺のベルト、返してもらおう」と今年1月、新型コロナ感染ではく奪されたベルトの“奪還"に本腰。YO-HEYも「小川さんよ、挑戦するって一人でやるんか? 誰かつれてくるんか?」と突っ込みつつ、「誰を連れてこようが、どんな対戦相手がこようが、俺と小峠さんと応援してくれるファンのみんなと一緒に、このベルトを防衛していくだけや、今日もありがとう!」と誓ってみせた。

 小川のパートナーはバックステージで明かされた。「俺とクリスで挑戦します」。4・29両国大会で約2年ぶりのノア参戦が決まっていたクリス・リッジウェイだった。

 小川にとっては、異国の“STINGERの同志"が戻ってくる形。「久しぶりとか関係なく組んだら昔と同じような動きができるし、そういう関係。HAYATAには申し訳ないけど、タッグだとやっぱりクリスのほうが攻め方とか考え方とかが似てるんで。HAYATAよりは可能性がある」と説明した小川は、「チャンピオンチームも良くなってきてるとは思うけど、どうなんだろう。女の子の人気だけじゃベルトはそんな防衛できない」とさらりと言ってのけた。

 王者もリッジウェイ迎撃に意欲満々。「クリス・リッジウェイと小川良成が次の対戦相手か。いいね。最高にこのベルトを輝かせるチャンスが来ましたよ」とYO-HEY。ともあれ、かくして“ジュニアの両国"での両軍のタイトルマッチが決定的となった。

【試合後の小峠&YO-HEY】
▼YO-HEY「よっしゃあ」

▼小峠「やってくれました!」

▼YO-HEY「ありがとうございます! いっつもホンマに感謝です」

▼小峠「今日もホントにお前に助けられたよ。ありがとう」

▼YO-HEY「いやいや、いっつもいっつも小峠さんの助けがあったからこそ、この勝利やし。最後、防衛したら来ましたね。小川良成選手が。あの人が言っとったな。小川さんがこのベルト、俺のベルトを返してもらうって言っとったけどな、今みてみい。今はこのベルトは俺たちのもんや。俺たちのちゃんとしたベルトや。いいよ、誰の挑戦でも。小川さんが一人で来るんか? 誰か連れてくるんか? わからんけど、どんな相手だろうが、誰が相手だろうが、俺と小峠さんでしっかりと防衛して、これを本物のアクセサリーに変えてやるから。どんどん突っ走っていくよ、俺たちは。どんどんいきましょう。カッコいい、カッコいい、重みあるアクセサリーに俺たちが変えていきましょう」

▼小峠「変えよう。心強いよ(笑) 熱くなるといっぱいしゃべってくれるから。気持ち入ってるし」

――小川選手がクリス・リッジウェイをパートナーにすると言っていたが?

▼小峠「おい、なに?」

▼YO-HEY「クリス・リッジウェイ? いいね。クリス・リッジウェイ、いいよ、いいよ。もう何年も前かわからんけど、しっかり昨日おとといのように覚えとるよ、クリス・リッジウェイお前のことは。打撃、投げ技、関節、すべて凄いバロメーターの持ち主や。いいね。クリス・リッジウェイと小川良成が次の対戦相手か。いいね。最高にこのベルトを輝かせるチャンスが来ましたよ」

▼小峠「そうやな。リッジウェイの強さとかは嫌というほど知ってるし、俺も横で痛い目したから。ホンマに強い相手よ。でも今、俺たちめちゃめちゃノってるから、このベルトもっともっと輝くさかいにね。必ずいっぱい防衛続けていこうな」

▼YO-HEY「いきましょう。カッコよくベルトを防衛していくから」


【試合後のタダスケ&大原】
▼タダスケ「クソー…クソー。ベルト巻いて両国行こう思っとったのに。こうなったらな、あいつ呼ぶぞ! あいつや。おい、わかってるやろ? あいつや」

▼大原「あいつだな」

▼タダスケ「あいつ呼んで、イチから出直しや。あいつやぞ、あいつ。クソー!」


【小川の話】
▼小川「パートナーはクリスです。俺とクリスで挑戦します」

――現在の王者のイメージは?

▼小川「そんな聞く? なんだろう。チャンピオンはどうでも。たぶんHAYATAよりもクリスのほうが俺的にはタッグチームとしては上かなと。久しぶりとか関係なく組んだら昔と同じような動きができるし、そういう関係。HAYATAには申し訳ないけど、タッグだとやっぱりクリスのほうが攻め方とか考え方とかが似てるんで。HAYATAよりは可能性があるなと。チャンピオンチームも良くなってきてるとは思うけど、どうなんだろう。女の子の人気だけじゃベルトはそんな防衛できない。そんなところです」

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