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4/15【後楽園還暦祭】ベストフレンズが思い出の後楽園で貫禄勝ち 岡&宝山奮闘も

『後楽園ホール60周年 還暦祭 女子プロレス ドリームフェスティバル』東京・後楽園ホール(2022年4月15日)
○藤本つかさ&中島安里紗vs岡優里佳&宝山愛×

 藤本&中島が思い出の後楽園ホールで貫禄勝ち。奮闘を見せた岡&宝山に快勝を遂げた。

 “ベストフレンズ"藤本(アイスリボン)&中島(SEAdLINNNG)が第6試合に登場した。2014年12月に両者は昼夜興行で互いにベルトを懸けてのシングル2連戦で火花を散らし、翌年6月にタッグチームを始動させるなど、後楽園ホールは思い出の詰まった会場。中島はデビューの地でもある。そんな聖地の記念興行で、ベストフレンズは岡(センダイガールズ)&宝山(Marvelous)を迎え撃った。

 若い岡と宝山は積極果敢に奇襲を仕掛けると、その後も中島に集中砲火。宝山はガムシャラに胸板へ頭突きを乱射すると、サンドイッチドロップキックも火を吹いた。岡はこれでもかとドロップキックを乱れ打つ。

 しかし、中島は強烈なエルボーで岡に倍返し。カウンターのブロックバスターで反攻する。代わった藤本が卍固めに捕らえると、中島もコブラツイストで宝山を捕らえて援護射撃した。

 防戦一方の岡だったが必死の抵抗。藤本をフィッシャーマンバスターでぶん投げると、宝山も必死のドロップキック連打でたたみかける。さらに、なりふり構わずつま先を踏みつけた。岡の援護を受けた宝山はデッドリードライブ、ミサイルキックから、女子プロレス伝統の連続押さえ込みで3カウントを迫る。藤本がしのいでも、岡とともにファンタスティックフリップまで投下した。

 中島がカットに飛び込むと、ベストフレンズが反撃へ。藤本のランニングローキックから、中島、藤本の順でミサイルキックをぶち込み、串刺しダブルドロップキックも叩き込む。中島がジャーマンで岡を黙らせると、藤本はジャパニーズオーシャンサイクロンスープレックスホールドで宝山を沈めた。

 若い2人が奮闘を見せたものの、正面から受け止めたベストフレンズが一気に勝負を決めて貫禄勝ち。思い出の後楽園でチーム力の差を見せつけた。試合後は岡&宝山と握手を交わして健闘を称え合う。藤本はアイスリボン5・4横浜大会を最後に無期限休養することが決定しているだけに、ベストフレンズの思い出の1ページに再び聖地での試合が刻まれた。

プロ格 情報局