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4/15【後楽園還暦祭】“チーム200キロ"が聖地で躍動 橋本が尾崎をジャーマン葬、朱里と視殺戦

『後楽園ホール60周年 還暦祭 女子プロレス ドリームフェスティバル』東京・後楽園ホール(2022年4月15日)
○橋本千紘&優宇vsMIRAI&尾崎妹加×

 規格外の“チーム200"が聖地で躍動。橋本が尾崎を豪快なオブライト(ジャーマン)で葬ると、試合後にはスターダムのワールド王者・朱里と視殺戦を繰り広げた。

 圧倒的な体躯を誇る橋本(センダイガールズ)&優宇(EVE)の“チーム200キロ"が『後楽園ホール60周年 還暦祭』のセミファイナルに登場。MIRAI(スターダム)&尾崎(フリー)と対戦した。優宇とMIRAIは後楽園デビュー。4人の戦いは聖地を揺るがすド迫力の肉弾戦となった。

 MIRAIも尾崎もパワーファイターだが、橋本と優宇は規格外。圧倒的な体格差を活かして主導権を握る。MIRAIと尾崎はチーム200キロを正面衝突させたものの、橋本と優宇は逆に気迫をみなぎらせて、同時に逆片エビ固めに捕獲。絞めながら互いの手を引いて気合いを発散した。

 それでもMIRAIと尾崎は必死に反撃を仕掛ける。尾崎が優宇のセントーンを自爆させてようやく流れを変えると、MIRAIも奮戦。「負けてたまるか」と必死食らいつく。優宇のフライングボディアタックで押し潰されながらも、起死回生の飛びつき腕十字固め、そして三角絞め、羽根折り固めで絞めに絞める。後楽園を大きくどよめかせた優宇のキャノンボールに被弾すると劣勢を強いられたものの、橋本を飛びつき式変型卍固めやゆりかもめで苦しめた。

 動じないチーム200キロは優宇のバックエルボー、橋本のスピアー、優宇のセントーン、橋本のサマーソルトドロップが立て続けに尾崎に見舞って押し返すが、コーナーからのダイブは連続デッドリードライブで切り返されて失敗に。ここがチャンスと、MIRAIのダイビングギロチン、尾崎のダイビングセントーン、スパインボムが連続して火を吹いた。尾崎はラリアット合戦から橋本をアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げて気迫を見せる。

 しかし、優宇が介入。2人をフライングボディアタックで黙らせると、橋本もまとめてボディプレスで押し潰す。チーム200キロは尾崎に対してサンドイッチボディアタック、「いただきます!」からのダブルチョークスラムと合体技を連発。MIRAIが急行したものの、橋本はオブライトで戦線離脱に追い込むと、抵抗する尾崎をラリアットで鎮圧。チーム200キロは圧巻の合体ダイビングボディプレスで尾崎を押し潰すと、橋本がオブライトでダメ押しし、3カウントを奪った。

 チーム200キロが圧巻の勝利。勝利を手にした直後に、早くもおにぎりを頬張って満足げな表情を浮かべる。スターダムマットではMIRAIらと新ユニット・God's Eyeを結成したばかりのワールド・オブ・スターダム王者の朱里がそんな橋本の前に立ち塞がり、両者は視殺戦を展開。抗争ぼっ発を予感させた。

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