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4/19【新日本】鷹木“ダチョウ倶楽部失敗"で悲哀…タイチ要求でKOPWルールプレゼンへ

『ゴールデン・ファイト・シリーズ』東京・後楽園ホール(2022年4月19日)
○高橋ヒロム&鷹木信悟vsタイチ&TAKAみちのく×

 KOPW争奪戦へ向けてタイチからルール説明を迫られた鷹木がヒロムに任せようと“ダチョウ倶楽部"作戦に出たものの失敗に終わり、悲哀を漂わせた。バックステージで鷹木と口論を展開したタイチは「ルールプレゼン」を要求し、4・20後楽園大会の試合前に行われることが決定的となった。

 保持者・タイチの鷹木指名によって決まった4・25広島大会での「KOPW 2022」争奪戦。さっそく鷹木が前夜の名古屋大会で「ファン投票とか、もういいだろ。投票とかいらねぇよ。俺が提案するルールで決定しろ」と前置きし、「第0試合でいいよ。ノーロープ、ノーレフェリー、ノーDQマッチ。時間無制限もオマケにつけとこうか」と提案していた。

 この日はそれぞれTAKA、ヒロムと組んでの前哨戦で激突した。両者が先発で登場。タイチが「何でやるんだ? 決めたのか? 言ってみろ!」と迫ると、鷹木は「うるせぇ、関係ねぇだろ」としながらも「ノーレフェリーだ」と返答。ヒロムに耳打ちすると、「よし、相撲やるぞ」と宣言した。が、タイチがノド輪でコーナーに押し込んで制し、「てめぇ、相撲ナメんな!」と吐き捨てた。

 その後、ヒロムの劣勢が続いたが、ドラゴンスクリューでタイチに反撃して打開。鷹木はタイチとTAKAをなで斬りにし、タイチをブレーンバスターで叩きつけて攻勢に出た。パンピングボンバー、アックスボンバーがいずれも不発に終わると、タイチが上手投げで転がして雄たけび。アックスボンバーを叩き込んだ。鷹木も右ストレート、パンピングボンバーで一矢報いて譲らなかった。

 最後はヒロムが丸め込みでTAKAを料理。試合後、タイチはエプロンに立つと鷹木に向かって「何でやるんだ? ハッキリ言ってやれ!」とルール説明を迫った。すると鷹木はヒロムに説明を求めようと手を挙げた。ダチョウ倶楽部状態でヒロムも手を挙げてくれることを期待したはずだったが、「そんなのいらないから!」と拒まれてしまう。まさかの“裏切り"にタイチも思わず苦笑。「スベってんじゃねぇか!」とあきれて去っていった。一方、鷹木も苦笑いでごまかすしかなく悲哀を漂わせた。

 バックステージで両者はかつての長州力と橋本真也(故人)のように“コラコラ問答"を展開。「今のプロレス界、実力だけじゃ生き残れねぇんだよ。こっち(しゃべり)も達者じゃないとな、てめえら生き残れねぇんだよ」と主張したタイチは、「これ(KOPW)のルール、いいじゃないか。実力だけじゃないぞ。お前のこっち(しゃべり)も見してみろよ」と挑発。「明日、後楽園ホール、試合前だ。客全員の前、カメラの前でルールのプレゼンテーションしてみろ」と要求した。

 これを受けて鷹木も「おう、いいぜ。試合前にやろう」と呼応。タイチは「じゃあ客に響くルール、提案してみろ。オイ、メインイベントだってこと忘れるな」と釘を刺した。ファン投票でルールを決めるのが通例のKOPWだが、今回はメインとあって、プレゼンを挟むことに。明日4・20後楽園大会の試合前に行われることが決定的となった。

【タイチの話】「スゲーな、あいつスゲーな(笑)リング上でもよ、あんなことやらせたらおまえ、本物の高木ブーと一緒だよ。高木ブー並に滑ってるよあいつ。どん滑りだよ。あそこに椅子があったらよ、あいつ“ガタッ"って落ちてるよ。あいつ、最後ひとり残されてよ。どん滑りだな、オイ。どうやらおまえには大喜利は向いてないようだな。大喜利チャンピオンになったかなんか知らねーけど。缶蹴りだ、大喜利だ何だかんだ言ってっけどよ、いい加減、こんな考え(KOPWのルール)まとめたらどうなんだよ。メインイベントなんだよ、オイ。なめんなよ。これかけたイベント、怖えーか? おまえらトップどころ。実力さえあればトップだと思ってんなよ、このヤロー。こういう変則なものにも打ち勝ってこそだろ。IWGP世界ヘビーだけじゃねえんだよ。こういうもので、最高の試合、見せない技量、見せてみろ、鷹木! さあ、考え聞かせてもらおうか、鷹木。待ってるぞ。言わねーんだったらオレからいくぞ、このヤロー!」

【試合後の鷹木、タイチ】
▼鷹木「オイオイオイオイ、チキショウ。のらりくらりやりやがって。ほんと調子狂うわ。最後ヒロムのせいでオレがすべったみたいになってるしよ。KOPW、ルール言わねーんだったらオレがTwitterで言った通り、なあ。ノーロープ、ノーレフェリー、ノーDQ、おまけにノーピープル、ノーTVマッチ。なあ? 逆に、しんどい試合になるぞー、オイ。タイチ、それでいいだろ、オイ? 決定だなもうなんも言ってこねーから」

※タイチがバックステージにやってくる

▼タイチ「何がやりてーんだコラ、おまえ! 何がやりたいんだはっきり言え、コラ! いい加減に」

▼鷹木「調子のるな、コラ! 」

▼タイチ「何がやりたいんだ」

▼鷹木「コラコラうるさいんだ、コラ! 」

▼タイチ「言ってみろ」

▼鷹木「ああん? どーすんだよ」

▼タイチ「おめーが挑戦者だろ、決めたのか? 」

▼鷹木「オレはもう決まってるよ」

▼タイチ「言えよ」

▼鷹木「おまえが言えよここで」

▼タイチ「なんでだよ」

▼鷹木「考えがあるんだったらココで言えよ。今日オレら勝ってんだし。昨日もオレら勝ったし。言ってくれよ。どうぞ」

▼タイチ「オレが言ったら言うのかおまえ」

▼鷹木「あたりまえだよ」

▼タイチ「おお、いいよ」

▼鷹木「決まってる」

▼タイチ「じゃあ、言ってやろうか? 」

▼鷹木「おう」

▼タイチ「いや、こんな、こんなよ……」

▼鷹木「いやいやいやいや」

▼タイチ「オッサンしかいないとこでよ、言えねーよおまえ」

▼鷹木「オッサン、(※周りを見渡し)オッサンしかいねーけどよ、せっかく映像回ってるんだからよ」

▼タイチ「どん滑りだよおまえみてえによ、ここで言ったってよ」

▼鷹木「いや、まてまて。オレが滑ったのはおまえのせいでもあんだよ」

▼タイチ「高木ブーと一緒だな、おまえ。椅子あったらおまえ転げ落ちてるぞおまえ」

▼鷹木「言うか言わねーかはっきりしろって! ウケてんじゃねーかおまえ、スタッフ笑ってっぞ」

▼タイチ「おまえウケてんじゃないよ」

▼鷹木「オイ」

▼タイチ「ウケてるよかったな」

▼鷹木「オイ」

▼タイチ「こんなとこでよ、言ってもしょうがねーんだ」

▼鷹木「オウ」

▼タイチ「(KOPWのトロフィーを指し)これ賭けんだよオレは。おまえ、世界ヘビー巻いて。だけどな! 今のプロレス界、実力だけじゃ生き残れねーんだよ」

▼鷹木「オウ、わかるか? オウ」

▼タイチ「こっち(しゃべり)も達者じゃないとな、てめえら生き残れねーんだよ」

▼鷹木「あたりめーだ、わかってるよ」

▼タイチ「オレを見習え」

▼鷹木「ええ? 」

▼タイチ「YouTubeを引っ張ってるオレの滑舌を見習え」

▼鷹木「知らねーよ、見たことねーよ、おめーのYouTubeなんか」

▼タイチ「いい、今日見ろ。この後、配信してやるからな」

▼鷹木「ほう」

▼タイチ「これ(KOPW)のルール、いいじゃないか。実力だけじゃないぞ。おまえのこっち(しゃべり)も見してみろよ」

▼鷹木「オウ、いいよ」

▼タイチ「明日、試合前。後楽園ホール、試合前だ。客全員の前、カメラの前で、ルールのプレゼーテン……。プレゼンテーションしてみろ」

▼鷹木「オイオイ、噛んでるじゃねーか、コノヤロー」▼タイチ「そりゃ噛むだろ」

▼鷹木「おおい(笑)」

▼タイチ「プレゼン……プレゼンしてみろおまえ」

▼鷹木「プレゼンでもプレゼントでも何でもしてやるよ」

▼タイチ「おお、いいねえ。プレゼンしてみようじゃあ、客の前で、明日。テメーのルールを」

▼鷹木「そんなことよりプレゼントに対してもっと突っ込めよ、おまえ……」

※少し静寂が支配した後

▼鷹木「また変な空気になったじゃないか、オイ」

▼タイチ「滑って、漫才やってんじゃねーんだぞ(苦笑)、なあ。漫才選手権じゃねーんだぞ」

▼鷹木「お互いルールを提案して、投票でいいんだな」

▼タイチ「明日、リング上で、発表だ。プレゼンだプレゼン。何でも持ってこい、ホワイトボードでもなんでも持ってこいよ」

▼鷹木「おう、いいぜ。試合前にやろう」

▼タイチ「試合前だ。しゃべれるんだな、おまえ」

▼鷹木「あたりめーだよ」

▼タイチ「じゃあ、客に響くルール、提案してみろ。オイ、メインイベントだってこと忘れるな」

▼鷹木「オウ、いいぜ」

▼タイチ「わかったな」

▼鷹木「オシッ」

▼タイチ「一生懸命何回も何回も原稿読んで、練習して来い。オレはこの後、またYouTube配信するからな。見ろよ。おまえも見ろよ、登録しろ」

▼鷹木「おまえはYouTubeにな、集中しろ、バカヤロー! 」

▼タイチ「その通りだ、バカヤロー。じゃあな! (と言ってバックステージを去る)」

▼鷹木「はあーーー。ほんと調子狂うなー、アイツ相手にすると。いいよ。でもお互い条件出して、あとはファン投票だ! オレの方向性、いや方向性じゃねー。オレのルールは決まってんだ。明日! 楽しみにしとけよ」

【ヒロムの話】「YOH、もうおまえに対しては何も言わないつもりだった。何も言わないって言った。でもさ、昨日のおまえのコメント、珍しくさ、コメントだしたから、見たのさ、読んだのさ。映像見たらさ、何だよその表情のないコメント。何も感じ取れねーよ。次の表情なし男の挑戦者はYOHに決定かな? そしたらオレ、簡単に負けちゃうかもしれないなあ。それぐらい、何の表情もなければ何も伝わらなかった。でも、あれがきっかけでおまえに少しでも火がついたのであれば、明日の後楽園ホール、少しは楽しめそうだな。楽しみにしてるよ。オレはさ、その先に待ち構えてる5・1PayPayドーム、新日本プロレス、ジュニアヘビー級の第一人者である藤波辰爾さんと組むんだ。オレはそれがワクワクしてるんだよ! あの人の、あの人のインパクトをオレは超えたいからさ、あの人から吸収できるもの、全て吸収した上で、『BEST OF THE SUPER Jr.』に臨みたいんだ。ああ、それから! 『KOPW』、盛り上がってるね。いや、一緒に組んで楽しかったよ。いつでも、高橋ヒロミちゃんとは連絡がとれるから、いつでも言ってよ。スケジュール空けとくって。必要なら、言って。オレが連絡するから。じゃーね」

【TAKAの話】「目が、目がみえねーよ。目がみえねーよ! 反則だろアレは! クソー! 痛てーな」

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