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4/20【新日本】KOPWへタイチは「トータル30カウントマッチ」提案 早速鷹木眼前でBUSHIから10カウント奪取

『ゴールデン・ファイト・シリーズ』東京・後楽園ホール(2022年4月20日)
○タイチ&エル・デスペラードvs鷹木信悟&BUSHI×

 タイチがKOPW戦に向けて「トータル30カウントマッチ」を提案。さっそく予行演習とばかりに、鷹木の眼前でBUSHIから10カウントを奪取してみせた。

 4・25広島大会でKOPW争奪戦を控える保持者・タイチと挑戦者・鷹木。今大会の試合前には観客の前でルールプレゼンテーションが行われた。鷹木は2本先取で終わらず、1本目は1カウントルール、2本目は2カウントルール、3本目は通常の3カウントルールとなる「鷹木式時間無制限3本勝負」を提案。一方、「そんなわかりづれぇルールはいらねえ。ルールっていうのはシンプルでいいんだよ」と斬り捨てたタイチは、トータルで30カウントを奪ったほうが勝利となる「トータル30カウントルール」を提案し、さっそく今夜からSNSでファン投票が行われることになった。

 舌戦だけでなく、タイチがデスペラードと、鷹木がBUSHIとそれぞれ組んで前哨戦でも火花。のっけから2人は先発すると、この試合で「30カウントルール」と「鷹木式時間無制限3本勝負」で試そうと互いに要求し合う。タイチはいきなり奇襲すると、予行演習とばかりに何度も丸め込んでカウントを連続奪取。タイチがタイチ式外道クラッチを決めれば、負けじと鷹木も“鷹木式"外道クラッチでやり返し、慌ててデスペラードやBUSHIがカットに飛び込んだ。試合権がない状態でも2人は場外乱闘を繰り広げる。

 再びリング上で対峙すると、2人の戦いはヒートアップ。タイチはローキック、鷹木はエルボーで激しい打撃戦を展開する。タイチはスピンキックで首を刈るが、鷹木はカウント1でキックアウト。鷹木がDDTからフォールすると、タイチもカウント1でキックアウトする。その後もシングルマッチさながらの攻防を繰り広げたが、鷹木がデスバレーボムで競り勝った。

 しかし、勝負を決めたのはタイチだった。BUSHIの猛攻を浴びながらも、鷹木が掟破りのアックスボンバーを見せると、タイチも意地になってアックスボンバーでL・I・Jをナデ斬りに。トリッキーな動きを見せるBUSHIを天翔十字鳳で蹴り倒すと、あえてみ自らフォールを解き、「30カウント取るぞ」と横クスすると、ブラックメフィストでダメ押しし、3カウントを奪った。

 タイチはルール決定前ながらここでも「30カウントマッチ」の予行演習とばかりに佐藤レフェリーにカウント継続を命令し、そのまま10カウントまで数え上げさせるも、怒った鷹木が横やりを入れてここでストップに。両者は視殺戦を展開。タイチは「今日、このあと、22時からだぞ」と改めて自身のYouTube配信をアピールすると、鷹木は「お前をYouTubeに専念させてやるよ」と言い返す。バックステージではどちらもファンに投票を呼びかけていた。

【試合後のタイチ&デスペラード】
▼デスペラード「あーいってぇ〜! あいかわらず、あいつのトペは怖ろしいのう、ホントに。まぁ、いま俺は石森相手に毎日楽しくやってっから、BUSHIのことは見てねぇんだけど、アイツは『BEST OF THE SUPER Jr.』に向けて、ちゃーんと整えてるみたいじゃない」

※後からKOPW王座のトロフィーを持ったタイチがやってくる

▼タイチ「(※カメラマンに)最初で最後の俺らの晴れ姿、撮っとけ」

▼デスペラード「何でそう…毎回毎回、簡単に(負け)フラグ立てんなよ! 最初で最後なの!?」

▼タイチ「俺さぁ、次防衛したらさぁ、やりたいことがあるんだ。プロポーズしたい相手がいるんだ。だからさ、絶対勝たなきゃいけないんだ」

▼デスペラード「俺も実は言ってなかったけど、次防衛したら、ちゃんと思いを伝えたい人がいるんだ」

▼タイチ「だからさぁ、ここは俺にかまわず、先に行け。俺は大丈夫だ。先に行け。ここは俺が食い止める」

▼デスペラード「わかった。ちゃんと、任せたぜ」

▼タイチ「(※噴き出して)俺らもスベってるぞ、お前。人のこと言えないよ、鷹木のこと。鷹木ブーきめやがって。ちゃっかり、意地張って(カウント)ワンとか、まだルール(投票)始まってねぇけど、体が勝手に動いちまった」

▼デスペラード「アレはしんどそうだなぁ〜」

▼タイチ「ま、大丈夫だ、これで」

▼デスペラード「最初にアレだね、ルール提示されて、付き合っちゃうね。体が反応したんだもんね」

▼タイチ「どっちのルールになってもいいように、体が勝手に動くわ。カウントを入れさせちゃいけない。両方そうだろう、ルール的に。…もつかな!?」

▼デスペラード「ハハハハ! どっちのルールがしんどいかって、いまやってみて何となくわかった!? どっちがイヤ!? 俺はどっちもイヤだけどな」

▼タイチ「俺もイヤだね。できれば返上したい」

▼デスペラード「ハハハ! 防衛戦、防衛戦! 返上したいとか言わないの!」

▼タイチ「世界ヘビーのベルトもこの中に吸収して、鷹木も言ってたろ。こんな熱い試合したあとに、こんなチャッチいトロフィーじゃダメだろ。少しぐらい豪華にしてくれよ。トロフィーのままでも何でもいいよ。俺ら、KOPWを盛り上げてるんで、会社も汲んでくれよ。まぁそれだけ盛り上げてやるよ、俺らが。お前らトップどころにできない闘い、見せてやるよ。お前ら、実力だけじゃねぇんだよ。こういうちょっとした番外戦もできなきゃ、今のプロレス界、生き残れねぇぞ。実力と、こっち(しゃべり)、発信力」

▼デスペラード「闘えりゃいいと思ってんじゃねぇぞ!? 己の発信力で、その最たるものがコレだよ」

▼タイチ「最たるものだよ。強けりゃいいってもんじゃねぇぞ、プロレスは」

▼デスペラード「ホントだぞ。頭の使いどころだよ」

▼タイチ「投票はこのあと10時(から)。信じてるぞ、お前ら。俺に入れろ。そして鷹木! お前にはな、IWGP世界ヘビーにはない闘い、IWGP世界ヘビーより、もっとしんどい思いさせてやるぞ、コノヤロー! お前にはしんどい思いさせてやるよ、コラ! わかったか、コラ! (※大声で)しんどい思いさせてやろうか、コラ! (※帰り道にいたカメラマンに蹴りかかり)お前も一緒だ、コラ!」

【鷹木の話】「あの野郎、配信だのYouTubeだの言ってっけどよぉ、ちゃんと、オイ、試合にも集中してるじゃねぇか。さすがだよ、タイチ! さすがだよ。なぁ。実力者だったことは、俺は最初からわかってんだよ。何だあの最後のスーパーキックは。あんなの食らったらハンパねぇじゃねぇか。だが! KOPW。俺も新参者かもしれんけどなぁ、KOPWをフル活用できるのは、タイチじゃねぇ。俺だと思ってる。俺もKOPWに、本気だからな。KOPWをきっかけに、再び、テッペンに向かって昇っていく。そのためにも! 25日の広島、負けられねぇな。だがよぉ、あえてもう1度言っとくけど、提案したルール、どう考えても、鷹木式のほうが面白いと思うぜ。しんどいかもしれねぇが、鷹木式のほうが、間違いなく、面白いぜ」

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