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4/20【新日本】「福岡ドーム、カード変更だ!」 YOH気迫の雪辱星でヒロムに一騎打ち要求

『ゴールデン・ファイト・シリーズ』東京・後楽園ホール(2022年4月20日)
○YOH&オカダ・カズチカvs内藤哲也&高橋ヒロム×

 YOHが気迫の雪辱星。予告通りにヒロムから直接ピンフォールを奪うと、「スーパー・ジュニアまで待てないんですよ。単刀直入に対戦カード変更を要求します。俺と福岡でシングルで勝負だ!」と5・1福岡ドーム大会での一騎打ちを要求した。

 来月開幕する『BEST OF THE SUPER Jr.29』への気運が高まりつつあるジュニア戦線。特に昨年の決勝で対戦したヒロムとYOHの気持ちは早くも爆発寸前になっている。4・18名古屋大会では連覇を見据えるヒロムがYOHから直接ピンフォールを奪い、「去年の決勝戦で戦ったお前とはまるで別人」「もうお前には何にも言わねえ」と痛烈批判。しかし、前夜の後楽園大会ではYOHがヒロムの盟友・BUSHIを撃破し、「明日、ヒロムさん。必ずあなたを倒します」とリベンジを予告していた。

 5・1福岡ドーム大会でIWGP世界ヘビー級戦を控える王者・オカダ、挑戦者・内藤とそれぞれ組んで激突。先発したYOHは「高橋ヒロム出てこい!」と絶叫し、2人の顔合わせで試合はスタートする。のっけからYOHが気迫全開で前に出ると、ヒロムも「打っていよ」と呼応し、エルボーと逆水平が激しく交錯。感情むき出しのYOHは馬乗りになってエルボーを振り下ろした。

 負けじとヒロムも「勢いは消えたか!」「オカダに助けてもらうか?」などと罵声を浴びせながら、場外では鉄柵に連続して投げつけると、こん身の逆水平を連発して、YOHの胸板を真っ赤に腫れさせる。内藤も続き、一方的な時間が続いたものの、耐え抜いたYOHがオカダのゲキを受けた直後にドロップキックをヒロムに放ってピンチを脱した。

 ジュニアに負けじとオカダと内藤も気持ちをぶつけ合うと、再びヒロムとYOHは向かい合う。先に動いたヒロムはリング内外でショットガウンドロップキックを発射すると、コーナーめがけてのデスバレーボムで追撃。しかし、気持ちで引かないYOHは内藤の介入を自力で防ぐと、決死の反撃へ。不意を突く逆回転ドラゴンスクリューでヒロムの右ヒザを捻り上げると、スターゲイザーに捕獲。一転してヒロムの悲鳴が場内に響いた。内藤が急行するも、オカダがドロップキックで黙らせると、「YOH! 決めろ!」と何度も猛ゲキを飛ばす。

 それにYOHが応えた。ファイブスタークラッチは不発に終わり、ヒロムの投げ捨てジャーマンやトラースキックを食らってしまうが、カウンターのトラースキックで逆襲。牛殺し式ファルコンアローを見舞うと絶叫し、最後は必殺のDIRECT DRIVEでヒロムから完璧な3カウントを奪った。

 YOHが予告通りにヒロムからピンフォール勝ち。開幕戦で敗れた雪辱に成功した。感情むき出しで「ヨッシャー!!!」と勝利の雄叫びを上げたYOHは、「勝ったぞ。高橋ヒロム。俺さ、スーパー・ジュニアまで待てないんですよ。単刀直入に対戦カード変更を要求します。俺と福岡でシングルで勝負だ!!」と5・1福岡ドーム大会での一騎打ちを要求した。倒れた状態でマイクを向けられたヒロムが「もちろんテメェの望む通りにやってやるよ」と受諾すると、YOHが「決定だ!」と叫んで大会は終了となった。


 YOHとヒロムの一騎打ち実現が決定的に。5・1福岡ドーム大会ではIWGPジュニア戦、IWGPジュニアタッグ戦も組まれており、結果のみならず、内容面でも比べられることは確実。スーパー・ジュニア開幕を前に、ジュニア戦士たちの激情が激しく燃え上がる興行となりそうだ。

プロ格 情報局