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4/20【新日本】ヤングライオン藤田が新日本でもシングル初勝利 中島撃破も「何ひとつ満足してない」

『ゴールデン・ファイト・シリーズ』東京・後楽園ホール(2022年4月20日)
○藤田晃生vs中島佑斗×

 藤田が中島を強烈な逆エビ固めで葬り、新日本マットでシングル初勝利。それでも「何一つ満足していない」と視線を前に向けた。

 中島、藤田、大岩のヤングライオン3人による戦いは連日引き分け続きだったが、ここに来て大きな動きがあった。4・16後楽園還暦祭において、藤田が全日本の井上凌を下し、シングル初勝利を達成。そして、4・18名古屋大会ではその藤田を大岩が破り、こちらもシングル初勝利を手にし、中島だけがシングル未勝利の状況だった。

 そんな状況で藤田と中島が第1試合で一騎打ち。ヤングライオンらしいグラウンド戦からスタートすると、藤田がサポーターの巻かれた中島の左腕を攻めて先手を取る。しかし、中島はライバに突き放されてなるものかと意地のエルボーで逆転。しつこくスリーパーに固めて主導権を奪った。ロープエスケープを許しても、肩固めに絡め取って、攻撃の手を緩めない。

 それでも藤田はカウンターのドロップキックで一矢報いると、泥臭くエルボーを連発していく。中島が丸め込みを連発してもこん身のエルボーでねじ伏せると、ボディスラムから逆エビ固めに捕らえた。リング中央に引きずり込んで絞めに絞めると、中島が根負けしてギブアップ。藤田が勝利した。

 シングル初勝利を狙う中島を返り討ちにして、藤田がホームの新日本でもシングル初勝利を獲得。ヤングライオンの出世争いで一歩差をつけた。

 「今日は勝ちました。でも、何一つ満足してないっす」と藤田はさらに先を見据えている。「全日本プロレスの井上選手(との対戦)の時も言いましたが、自分たちヤングライオンが一番だと思ってやってます。でも、3人いて、その中でも、自分が、自分が一番になって、ヤングライオンの頭になれるように、もっともっと、野毛道場で努力して強くなります」と出世争いの先頭も譲る気はない様子だった。

【藤田の話】「(※首筋を押さえながら)今日は、今日は勝ちました。でも、何ひとつ満足してないっす。全日本プロレスの井上(凌)選手(との対戦)の時も言いましたが、自分たちヤングライオンが1番だと思ってやってます。でも、3人いて、その中でも、自分が、自分が1番になって、ヤングライオンの頭になれるように、もっともっと、野毛道場で努力して強くなります。ありがとうございました!」

【中島の話】「(※腰を押さえながら現れ、インタビュースペースに着くとヒザをついて)何なんだよ、チクショー! 俺だけか、チクショー、(シングルマッチで)勝ってないのは。完全に、結果として、俺が完全にケツ持ちだな、オイ。でもよぉ、ふざけんじゃねぇって気持ちがよぉ、反骨心がよぉ、沸いてくるんだ。ケツ持ちだけどよぉ、1番下から、全部まくってやるよ。明後日は大岩。俺がトップに行ってやるよ、この野郎!」

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