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5/1【DDT】MAOが接戦制してユニバーサルV2 「3分70秒」予告不発も朱崇花撃破

『MEGA MAX BUMP 2022 in YOKOHAMA』神奈川・横浜武道館(2022年5月1日)
 MAOが接戦を制してユニバーサル王座V2。「3分70秒」での勝利予告は不発だったものの、キャノンボール450°で朱崇花を撃破した。

 前哨戦となった4・1横浜大会では自身の得意技であるみちのくドライバーIIで朱崇花に敗れ、調印式では急所蹴りを食らったあげく、ピンヒールで顔を踏みつけられる屈辱を味わった王者・MAO。それでも最終前哨戦となった4・22新宿大会では朱崇花から直接勝利を上げると、所属するThe 37KAMIINAにあやかり、「3分70秒」での勝利を予告していた。

 スピーディな先読み合戦で幕開け。続いて互いにクリーンファイトをアピールしての化かし合いに突入するも、MAOがナックルパンチで制する。「3分70秒」はあっと言う間に超えてしまうが、気にせず朱崇花をあざ笑うかのようにヘアホイップを決めると、調印式のお返しとばかりにしつこく踏みつけた。

 劣勢が続いた朱崇花だったが、コーナーからのケブラーダで形勢打開。ミサイルキックを2連発で浴びせた。朱崇花のビンタが木曽レフェリーに誤爆し、無法地帯になると、MAOが暴走。「ハードコアはやらない」と言っていたが前言撤回し、プラケースをリングに投入した。互いにプラケースを使った攻撃を切り返し合って、攻守が二転三転。競り勝った朱崇花がチョークスラムでプラケースに叩きつけて大ダメージを与える。

 「こんなもん使うんじゃねえ」と自分勝手に怒りをぶつけたMAOは喧嘩腰に顔面へストンピングを連発。朱崇花もブチ切れて、こん身のビンタを連打する。ニールキックもクリーンヒットすると、急角度のジャーマンも決まった。しかし、ムーンサルトプレスはMAOがヒザを立て撃墜する。

 死力を振り絞って両者は同時に立ち上がるが、ビンタやトラースキックは相打ちに。ロープを使った攻防でも互いに裏を読み合う。朱崇花は腕を引き込んでの丸め込みであわやの場面を生み出すが、MAOは続くトラースキックやスピンキックを連続して回避し、旋風脚をズバリ。ランニング掌底、みちのくドライバーIIとたたみかけると、最後はキャノンボール450°で3カウントをもぎ取った。

 先の読み合い、裏のかき合いが続く接戦を制して、MAOがユニバーサル王座V2。試合後には朱崇花と握手を交わすと、互いに健闘を称え合った。この一戦で絆が生まれたのか、2人はセミファイナルの試合後にリングに上がり、KO-Dタッグ王者のクリス・ブルックス&高梨将弘に挑戦表明した。

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