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5/5【大日本】アストロノーツがBJWタッグ3度目の戴冠 「最高の試合」で大神撃破

『BIG JAPAN WELCOME BACK』神奈川・横浜武道館(2022年5月5日)
BJW認定タッグ選手権試合 ○阿部史典&野村卓矢vs神谷英慶&橋本大地×

 アストロノーツが大神との「最高の試合」を制し、9ヵ月ぶり3度目のBJWタッグ王座戴冠を果たした。

 3・6後楽園大会で関本&岡林を破って3度目のタッグ王座戴冠を果たした大神はこれまで宮本&イサミ、宮本&菊田を退け、2度の防衛を重ねてきた。大日本初進出の横浜武道館で王者に挑んだのは2度の戴冠歴を持つ野村&阿部のアストロノーツ。大神を相手に熱戦を繰り広げた。

 大神は阿部に集中砲火を浴びせて主導権を握った。神谷がショルダータックルで吹き飛ばし、大地はエルボー連打で圧倒。阿部がドロップキックで突破口を開くと、野村が大地相手にエルボー合戦、ミドルキック合戦で渡り合う。張り手を何発も打ち込むと、大地も譲らずニールキックを放った。

 神谷も野村相手にショルダータックルを連発したが、阿部の低空ドロップキックで援護射撃を受けた野村が腕ひしぎ逆十字で捕らえた。神谷がパワーボムで脱出すると、阿部が飛び込んで伊良部パンチをぶち込んだが、大地が裏投げで蹴散らす。野村がジャーマンで大地を撃退すると、神谷がラリアットでなだれ込んで4人が倒れ込んだ。

 そして大地と野村、神谷と阿部が同時にエルボー合戦を展開。大地がソバット、神谷がラリアットで競り勝つと、ロックボトム、ノーモーション頭突きで攻め込んだが、野村もラリアットを振り抜いて譲らない。大地と阿部はエルボーと張り手のラリーで火花。阿部がドラゴンスクリュー、多回転式ソバットで攻勢に出れば、大地はミドルキック、串刺しシャイニングウィザードで応戦。引かない阿部は回転浄土宗、伊良部パンチで徹底抗戦すると、お卍固めで捕らえた。

 これをしのいだ大神は怒とうの連続攻撃で阿部を鎮圧。大地のサッカーボールキックと神谷のトラースキックを同時にさく裂させた。野村が飛び込んでも神谷のラリアットと大地の水面蹴りを同時に決めて返り討ち。阿部にも同じ合体技を決めると、大地がシャイニングウィザードを前後から連射して勝負に出た。が、ライジングDDTを不発に終わらせた阿部が電光石火の怨霊クラッチでガッチリ。大地は返せず熱戦に終止符を打つ3カウントが入った。

 大神が陥落。アストロノーツが3度目のBJWタッグ戴冠を果たした。試合後、大地と神谷は自ら野村と阿部にベルトを渡し、新王者を称えた。強い大神を破っての返り咲きに野村は声を枯らしながらも「最高の試合ができたんじゃないかな」と充実感をむき出し。「今度はもっともっと防衛して、もっともっといろんな相手とやって、もっともっとこのベルトの価値を上げましょう」と誓った。

 「ホントによく小さい体でここまで耐えてくれた」と相棒から称えられた阿部は「それは大神とか関本さんとか岡林さんとか、ずっと4、5年間ぐらい我々を叩き潰してきてくれたおかげ」と高い壁となってきたストロングBJ勢に感謝。「これがゴールじゃなくて、3回目ですけど、誰も追いつけないような、ホントにどの団体よりも熱いタッグのチームとタッグの王者とストロングを野村と作っていきたい」と誓っていた。

【試合後の野村&阿部】
▼野村「何とか…声ガラガラで…」

▼阿部「野村さん、やっぱり大神は勝ち負け以上に我々をいつも強くしてくれるね」

▼野村「最高の試合ができたんじゃないかな」

※野村がせき込むと

▼阿部「お前、誰なんだ? その声、誰なんだよ?」

▼野村「(苦笑) やっぱ2回目のタッグのベルト巻けたんで、またあの時の続きじゃないけど、今度はもっともっと防衛して、もっともっといろんな相手とやって、もっともっとこのベルトの価値を上げましょう」

▼阿部「上げよう。プロレス界にナメるなよと」

▼野村「ナメるなよと」

▼阿部「もう一回ナメるなよと」

――勝因は?

▼野村「やっぱ阿部さんの気持ちの部分が凄く出たと思います。その中でホントによく小さい体でここまで耐えてくれたなって感じですかね」

▼阿部「何とか耐えられました。それは大神とか関本さんとか岡林さんとか、ずっと4、5年間ぐらい我々を叩き潰してきてくれたおかげなので。これがゴールじゃなくて、3回目ですけど、誰も追いつけないような…」

▼野村「3回目だ」

▼阿部「ホントにどの団体よりも熱いタッグのチームとタッグの王者とストロングを野村と作っていきたいと思います」

▼野村「まだまだ成長していきましょう」

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