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5/15【全日本】宮原がCC覇者・青柳との激闘制して三冠V3 5・29後楽園へT-Hawkを指名

『2022 SUPER POWER SERIES〜50th Anniversary Tour 札幌2DAYS〜』北海道・ホテルエミシア札幌(新札幌)(2022年5月15日)
三冠ヘビー級選手権試合 ○宮原健斗vs青柳優馬×

 宮原が激闘となったCC覇者・青柳との頂上対決を制し、三冠王座3度目の防衛に成功。5・29後楽園大会でのV4戦へ向けて次期挑戦者にT-Hawkを指名した。

 チャンピオン・カーニバル史上最年少優勝を果たした青柳が三冠ベルト最年少戴冠記録更新を宣言。この日、王者vs覇者の頂上対決が実現することになった。

 試合は30分を超える激闘となった。一進一退の展開が続いた中、青柳がエプロン上でのパイルドライバーを敢行すれば、宮原は倒れ込み式パワーボムで応戦。エルボー合戦、ジャーマン合戦で互いに譲らず。宮原がブラックアウトを連射すれば、青柳もスピンキックをさく裂させた。

 先に流れをつかんだのは青柳。エルボースマッシュ乱打、お株を奪う頭突き連打で宮原をねじ伏せると、馬乗りになってエルボーを乱れ打ち。宮原の頭突きをアゴに食らってしばし倒れ込んだが、これは青柳得意の死んだふり。フロントネックロックからのエンドゲームで絞め上げて高笑いを上げた。その後も青柳は丸め込みを連発し、スタッフロールでニアフォールに追い込んだ。

 その後も青柳がロコモーション式ジャーマン、スピンキック連打、ロックスターバスターでたたみかけたが、3カウントは奪えない。THE FOOLを食い止めた宮原が起死回生の二段式ジャーマンを敢行。もう一発ジャーマンを挟むと、満を持してのシャットダウンスープレックスを爆発させて激闘に終止符を打った。

 宮原がCC覇者・青柳を激闘の末に下し、三冠王座V3を果たした。「サバイバル時代突入」の第一歩と定めた頂上対決に勝利し、頂点の座を守り抜いた最高男は青柳の眼前でベルトを掲げて仁王立ち。「青柳優馬。時代は変わらなかったな。まだ長々とこの全日本プロレス、俺の時代が続くぞ」と宣言し、「青柳優馬、これから先、俺とあんたが組むのか、組まないのか。それをどうするかお前次第だ」と投げかけると、「今まで通りとはいかんだろうな。その景色も、ファンのみんなは待ってんじゃないのか? 楽しみにしとくよ」と青柳との決別をにおわせる言葉を口にした。

 そして宮原は早くも次の相手を定めていた。すでに5・29後楽園大会での三冠戦開催が決定済み。そこで最高男は「ちょっと俺の中で気になっているヤツがいるんだよ。次の防衛戦の相手、サバイバルを体現している、そして同世代。俺がここで発言することによって、決めるのはお前次第だ。T-Hawk!」と指名した。実現すればシングル初対決。刺激的な三冠戦が浮上した。宮原はバックステージでも「T-Hawk! 5月29日、早く返答をよこしてほしいな。俺はせっかちだからな、T-Hawk。サバイバルしようじゃねぇか」とラブコール。すでに三冠ベルトに興味を示していたT-Hawkの返答が待たれるところとなった。

【宮原の話】「よっしゃ、V3達成だ。そんな数を気にしないぐらい、この当日までに俺は凄く凄く責任を感じていた。青柳優馬と宮原健斗の物語が確実に一つは終わるからね。うれしいような不思議な感覚だよ。ただ、サバイバル時代だ。そんな余韻に浸ってるほど今の全日本プロレスは甘くないよ。もう俺の目は次に向かってるからな。青柳優馬、お前がこれから組むのか組まないのかは、すべてはてめぇ次第だ。これから動くのか動かないのかもてめぇ次第だ。俺はこのベルトを持ってどっしりと全日本プロレスの真ん中を突き進む。T-Hawk! 5月29日、早く返答をよこしてほしいな。俺はせっかちだからな、T-Hawk。サバイバルしようじゃねぇかT-Hawk」

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